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April 05, 2006

ドラえもんのび太の恐竜2006

前作の「~のび太の恐竜」(‘80)もリアルタイムで見にいった。
当時はゴジラが永い眠りについており、リバイバルの「モスラ対ゴジラ」が
併映となっていた。ドラえもんのテレビシリーズはかなり長く放送されていた様に
記憶しているが、映画になったのはこれがはじめてで、折からのアニメブームに
乗っかった様な感じだった。
当時私は高校受験を終えた中学3年、受験後の当日午後から劇場で「地獄の黙示録」を
見に行った記憶があるそういう時代だった。ドラえもんは小学生の弟と見に行った、
映画が始まると「ドラえもん」の歌の大合唱が始まり何とも恥ずかしいが、
けれどもほほえましい姿が見ることが出来たのを覚えている。

さて新作は前作とお話は殆ど変わりない。ひねりも少なく冒険談として上手くまとめ
最後に見せるのび太達の顔の素晴らしいこと。渾身の一作である事はものすごくよく
伝わってくる。

今回は自分の息子と一緒に見に行ったが、彼もいろんな恐竜が見ることが出来て
満足した様子だった。子どもが満足しているのだからそれで良いのだが、やはり気に
なる点はある。

声優の違和感が無くなっていたのは1年もたってこなれたからだと思うが
(実は声優変更の第1話はダメだった、あれは私の知っているドラえもんではない
と思った)、
絵がかなりシーンによって違う。アニメの表現としての線の強調などはわかるが
雑にしか見えないシーンもあった。CGの効果的な多様は許すが、オープニングの
CGは無くなり、クレヨンしんちゃんのオープニングのようなほのぼの感がいいのか
悪いのか。
「ジュラシックパーク」の影響で皆あのタイプの恐竜に書き換えられており、何だかなあ。
ティラノサウルス登場シーンもパクってな。
フタバススキリュウのピー助はかなり可愛らしく描かれており、擬人化されていた。
声優さんは「ピー」だけで感情表現しなくてはならないのが大変だったのでは。
ホロ君(神木隆之介)がばったね。  

原作ののび太の恐竜を読みたくなって本屋へ出かけた。展開は同じだが恐竜を白亜紀に
帰すところで終わっている。映画であれば起承転結の「起」の部分だけ。
後は「サウンド・オブ・サンダー」のような恐竜ハンターが出てきたり、タイム
パトロールを出したりと「子鹿物語」や「E.T.」のお話になるようにどんどん付け足した
ようだ。藤子・F・不二雄の他の作品からもかなりのSFファンらしいから、結構
ブラッド・ベリの作品からぱくったのかも。しかし、「サウンド・オブ・サンダー」の
状況を見るとドラえもんたちが白亜紀でやったことはかなり未来に悪影響をあたえる
と思うのだが・・・・。

のび太の設定は昭和39年8月7日生まれと私と1ヵ月程の年齢差、つまり同い年で
今年42歳。本当に育ってきた年代が一致するのだが、いつの間にか彼を置いてきぼりに
して自分はココまで年を取ってしまった。
42歳の彼を創造することは出来ないが、ウチの息子もまた彼を追い抜く時が来る
かと思うと感慨深いものがある。のび太はそういう永遠の少年の夢を託せる対象だ。

ドラえもん映画は余り積極的に見に行かなかったが、ある日「ペンタの空」と2本立てで
「ドラビアンナイト」を見たときにそのSF的設定に心引かれ、感心した。
そして「のび太と雲の王国」で抑止力としての兵器をポケットから出し、
悪者とより強力な兵器の出し合いをするようになるドラえもんの姿がスクリーンに
映し出され最後はその力で身を滅ぼすことになることを訴え、ドラえもんは自分の
身を投げ出して戦いをとめるというストーリーに腰を抜かす程驚いた。
そのストーリーのレベルの高さが素晴らしかった。
しかし、これは子ども達に受けたとは言えずその後ドル箱とは言われながら低迷する。
そしてリニューアルに至った。1年休んで出した答えが「のび太の恐竜」とは
最初は少々情けない気はしたが、完成した作品を見て納得した。しかし今後は
安易なリメイクは避けてほしいと思う。

「おとなのための真夜中のドラえもんまつり」(確かこんなタイトル、正確ではない)
と題したオールナイト上映も催された。
大人が夜中にドラえもん映画をまとめ見るという妙な企画。声優さん達が舞台挨拶に
来られたが、参加した本人がいうのも何だが、ちょっと異様な雰囲気だった。

そんな楽しい思い出が多いドラえもん作品、これからも永遠に続くのだろうな。

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