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April 30, 2006

クラッシュ

アカデミー賞を獲る前に見ていました。たまたま時間が会ってみた映画だった
のですが、非常に得した気分で映画館を出ることが出来ました。

 すごく素敵な映画です。しかしすごく悲しい映画でもあり、これがアメリカの
現実なんだと感じました。

 かなり多くの人種が一緒に暮らして言葉が通じない場合もあり、小さなすれ違い
が差別を生んでいる。差別するつもりがなくても肌の色が違っているだけで
偏見をもってしまって、誰もを疑いながら毎日暮らしている。そんななかで
些細な事件が積み重なっていくお話をかなり緻密に丁寧に作られている。

 こういった群像劇って誰が誰か見落とすとついていけなくなってしまう
ことがあるのだが、多種の人種が出てきて、かなりわかりやすいつくりに
なっている。

 監督・脚本のポール・ハギスはテレビの人で私のお気に入りのテレビドラマ
「騎馬警官」をやっていた。だから各エピソードがテレビの短編を組み合わせた
「ER」のような現像劇テレビドラマをギュっと圧縮したような味わいを感じた
のも無理は無いのだ。

 よく9.11以降のアメリカの姿が描かれているというようなことを聞く。
この作品のように隣人が信用できないような社会、それはいまアメリカだけの
話ではない。この日本もどこかそういった風な社会になってきていように
感じた。

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