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August 02, 2006

時をかける少女

 最初は見る気なかったのだけれど、いい評価も聞こえてきてやっぱり
見てみようと出かけたが・・・・・・。

 本当に‘時を駆けて’いた。そう全力疾走していたのだ。今回のヒロインは。
それによりタイムリープを行うのだ。
 原作の骨組みはほぼそのままに主人公をかえて、原作の和子はおば様の設定。
かなり明るく元気な女の子になっていた。放課後の実験室はそのままで、あとの
事件などは完全に変えられ、明るい元気な女の子に合わせた設定とその友人関係に
なっている。その姿はきっと今の高校生たちに近いものがあったりするのだろうが
切ない恋物語を語られても、こちらとしては気持ちが入っていかない。
年をくっているハンディはあるが、それだけではない。男二人と女ひとりの
関係は微妙で、いつ崩れるかわからない。そのあたりがもう少し丁寧に描かれて
いたらと思った。
 告白されることから逃げる主人公マコトをかわいらしく思う瞬間はあっても、
そこから彼女は女になっていかない。どうもこいつには生理が無いのじゃないか
とまで思ってしまった。
 SFでなくなってしまっているもの痛い。 実験室に彼が来た理由もわからない。
そういった中でなんとか前向きに生きるラブストーリーとして完結するが
未来で出会うことを約束しても・・・・大林版のラストには勝てない。

 ここで「時をかける少女」について。
 NHK少年ドラマシリーズの「時をかける少女」は「タイムトラベラー」と
して放映。放送当時は見たと思うが記憶が曖昧。しかし「続タイムトラベラー」は
はっきり覚えており、なかでも老人がタイムマシンで子どもへ、胎児へ戻ってしまう
話は非常に恐ろしかったのを覚えている。
 大林監督作品「時をかける少女」は原田知世の主演作で何度見たことか。
当時高校生の私としては、試写と劇場で数回見た。よかった、面白かった。
後に尾道、竹島のロケ地まで行きました。
 決して結ばれること無い恋、記憶を消されても無意識に彼を求め、待ち続け、
ラストの再会のなんとも悲しいこと。
 あの数年後の主人公の姿は当時の私にとってもかなり未来だったのだが、
今じゃそれをかなり越えてしまっているな。

 角川春樹監督作品「時をかける少女」は監督出所後に撮った作品。上映する
小屋が無い状態だったのを覚えています。内容は退屈。過去の栄光にしがみ
ついているようにしか見えない。無理に伸ばしたストーリーは見てられへん
かったという記憶しかありません。
 他にTVドラマで南野陽子、内田由紀版があるが、多分見ているがあまり
記憶に無い。芳山和子というキャラクターのイメージが原田知世で固まって
しまったのが原因か。だから今後も何度か映像化されるだろうが、
きっと知世ちゃんを越える「時かけ」は私にとっては存在しないだろうな。


原田知世/時をかける少女
原田知世/時をかける少女

時をかける少女
時をかける少女

少年ドラマ・アンソロジー <NHK少年ドラマシリーズ> (1)【ASBY-1867】=>15%OFF!少年ドラマ...
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