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September 02, 2006

王と鳥

夏休みにはほんとガキんちょ映画が横行して、ロングに占領されるから
なかなか一般映画が見れない状況が続きます。
 まあ個人的にガキんちょ映画嫌いではないのですがちょっと飽きてきました。
 でもいましか見れないと時間を作って見に行ったのがポール・グリモー監督の
「王と鳥」。宮崎・高畑の原点で、何度か機会を逃していたので今回はうれしかった。
で、傑作ですね。
何度か手を入れられ手いるから少々ストーリに変更があったと思うところも
あるのですが、全体としてほんとうによく出来ているアニメです。「ゲド戦記」なんか
上映中止してこちらに差し替えるほうがよほど子どもが喜ぶのではないかと思った。
なんとも不幸なことに劇場も限られ、公開期間、上映回数も少ない。まあ日本語版も
ないので仕方がないか。
 かなり以前に16ミリの上映会で「やぶにらみの暴君」(王様と鳥)のタイトルで上映、
そのお手伝いをしたことがある。このときは正直見てなかった。それはそれで
残念なことをしたと後悔している(大阪の府立文化情報センターで)。

 暴君、わがままな王様が自分の自画像に殺され、とって変わった絵の王様が
美しい羊飼いの娘を追うお話。
 このお城の設定デザインが素敵だ。超高層ビルがまだ少なかったであろう時代に
それを模したデザイン。コレは「カリオストロの城」へきつがれ、羊飼いと煙突
掃除人がお城の屋根を逃げる様もろルパンそのものだ。
 「未来少年コナン」のフライングマシンのようなエレベーター。
 地下都市の設定もどうもここから来ているのではないか。
 巨大ロボットは「ナウシカ」の巨神兵に似ているが、動きは「コナン」の
ロボノイドに。ロボノイドの操縦は単純で結構繊細な動きをする。コレが原点か。
「カリオストロの城」のクライマックスの結婚式のシーン、レポーターが中継している
シーンまでそっくりこの映画からいただいているとは恐れ入った。
 機械、歯車の動きの細かい動きも出てきて、内部の動きを見せることによる
リアリティも出している。
 「カリオストロ」に出てくる秘密警察、執事、なども原点はここで、王様の
秘密警察が結構活躍する。そしてこの王様は「コナン」のレプカや「カリオストロ」の
カリオストロ伯爵のモデルとなっている。
 王様がいたるところに落とし穴を作って落とすシーンも、宮崎アニメではよく見られる
おなじみのシーン。

 とまあこういう目でしか見ることが出来なかったのだが、そういう楽しみかたが
出来た映画でした。
 是非とも日本語版を作って(フランス語版も悪くは無いが)子どもたちの反応を
見てみたいものだ。
 でも今の子どもたちの見ているアニメに比べるとスピードが少々ゆるくて
テンポ合わないかな・・・・・・。でもコレぐらいでいいと思うのですが。

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