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November 12, 2006

怪獣使いの遺産 ウルトラマンメビウス

本日放送のメビウス「怪獣使いの遺産」は
帰ってきたウルトラマンの第33話「怪獣使いと少年」の
回答編というべき作品でした。

「怪獣使いと少年」を事前に見直したのですが、
なんともやりきれない話で、当時の暗さを思い出しました。
いわゆる孤児の少年を地球の気象観測にやってきたメイツ星人が
育てることになるのですが、メイツ星人=宇宙人=悪い奴という
図式で心無い地球人はメイツ星人を殺してしまいます。

メイツ星人が封印していた怪獣ムルチが暴れだし、
逃げ惑う人々はウルトラマンに助けを求めます。
郷は自分たちが怪獣を呼び込んだのだろ!と
人々をなじるのですが、困っている人がいるのも事実であり
ウルトラマンとなってムルチを退治します。

少年はメイツ星人が隠した円盤を探し続けます。

とココまでが「怪獣使いと少年」のお話でなんともややりきれない
切ないお話となっています。
少年をいじめるシーンなどは今では放送できないひどいシーン
なのですが、コレが子ども番組でゴールデンタイムに流れていた
とは・・・・。

さて、その後少年は穴を掘り続けていたようです。
ひとりの少女が少年と出会い、少年とメイツ星人との
話を聞きます。友好的な宇宙人もいる。勇気をもっておたがいを
知ることが大切であることを感じ取るのです。

メイツ星人が再びやってきて、賠償を求めます。
それほど彼らは地球人を恨んでおり、ゾアムルチを武器として
つれてきます。お互いが疑心暗鬼になっている不幸な関係が
またしても悲しい事件を引き起こすのですが、
以前地球人に殺されたメイツ星人の残した遺産が
ここで芽を見せ始めます。
傷ついたメイツ星人にハンカチを差し出す保育園児、
ひとりではなく次々にかけよる園児たち。
「宇宙人だって怪我をすれば痛いでしょ」
なんと素直で素敵な言葉だ。率直で素晴らしい。
世界中のだれもが判っているはずのことである。
涙が出た。

この「怪獣使いと少年」の回答としての「怪獣使いの遺産」。
約30年を経て返される回答。
人間のおろかさは変わっていないかもしれないが、
このような回答をだしたスタッフもまた、遺産なのである。
永遠に引き継がれてほしいと切に願う。

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