« January 2007 | Main | March 2007 »

February 2007

February 28, 2007

第79回アカデミー賞

あらためて今年のアカデミー賞についてついての雑談です。

今年の隠れたテーマ?トレンドはアメリカにとっての環境問題と外国語映画でした。

 まずは環境問題。というか地球温暖化阻止に向けてのアカデミーとしても
取り組みを指示しますという姿勢を明確に出していました。
 ディカプリオとゴア元副大統領の二人で訴える時間を設けているのはその象徴。
 ディカプリオが以前から環境問題に取り組んでいることは知られているし、
「不都合な真実」が話題になっているゴア元副大統領と並べるのはいかにもと
いった演出で、出馬を示唆するシーンもあって面白かった。
「不都合な真実」の長編ドキュメンタリー賞受賞は当然だが、まさか
「ドリームガールズ」を押さえて歌曲賞までとるとは思わなかった。
この曲が披露される後ろのスクリーンには映画の最後に流れる我々に出来る
環境問題への取り組みのメッセージが流れていた。テレビで充分に見れなかったのが
残念。コレによりこの映画のロングランは決定でしょうね。
 アメリカ人もまたハリケーン被害などで今のこの地球に起こっていることへの
身にしみて感じているということか。京都議定書受け入れ、実行してほしいものです。

 今年が外国語映画賞の部門が出来て50年になる記念の年になるとか。その記念すべき
イベントフィルム紹介に渡辺謙とカトリーヌ・ドヌーブが出てきた。
 どの賞もみても今年は国際色が豊かなノミネートになり、そして受賞もまた
国際色が豊かな結果となった。
 助演女優賞の菊池凛子、メイクアップ賞の辻一弘は受賞しなかったが、その他の
受賞はアメリカから見た外国にもっていかれたという感じがする。

 「パンズラビリンス」はメキシコ資本の映画でスペイン語? かな
メイクアップ賞、美術賞、撮影賞を受賞している。グロテスクなファンタジーで
不思議の国のアリスのようなお話?とか。ゆうばり映画祭があれば上映されていた
かもしれない作品です。

「硫黄島からの手紙」は音響編集賞のみと寂しい受賞。でもこれ99%日本語映画
だからこれもまたハリウッドからみた外国語映画。

肝心の外国語映画賞は「善き人のためのソナタ」。ただいま絶賛上映中です。

そのほか、中国語の短編映画の受賞で中国語でのスピーチがあった。

名誉賞のエンリオ・モリコーネはイタリア語でスピーチ。イーストウッドが
プレゼンターで横にいたがあわてて英語に訳す一幕もあった。
そういえば黒澤明も日本語で「まだ映画が判らない」といってましたね。
(1990年の特別賞受賞、あの時は通訳がいたと思いますが)

「ディパーデッド」も監督賞、脚色賞、編集賞そして作品賞を受賞していますが、
元はといえば香港映画「無間道」のリメイク。つまり外国語の映画。

広くノミネートまで見ていくと外国勢、またはインディーズ(独立プロ)が多いのは
ハリウッドに本当に企画力がなくなっているということをあらわしているといえるのでは
ないか。

マーティン・スコセッシ監督も監督賞は本当は「ディパーデッド」で
受賞したくはなかったのではないか?
でもプレゼンターがコッポラ、ルーカス、スピルバーグと同世代で60年代後半、
70年代から監督を始めたいわば同期の監督3人に迎えられてアカデミー初受賞は
悪い気分ではないはず。
だからかなり興奮したスピーチで舞い上がっている?取り乱しているって感じ
だったのが印象的でした。(つづく)


★アカデミー賞関連の情報はこちら★

Academy_350x100



★アカデミー賞関連の情報はこちら★

その他注目すべき点を少し。きっと新聞雑誌では書かないことを。

長編アニメーション賞は「ハッピーフィート」。
うーんもう動物CGアニメはうんざりと思っていますがそんなにいいのか?
授賞式にはノミネートの「カーズ」「モンスターハウス」の3人もCG出演
してました。ペンギンは壇上には上がりませんでしたね。

「リトルミスサンシャイン」のアラン・アーキンの助演男優賞、脚本賞の受賞は
独立系の映画の快挙とまでは行ってませんが、見たくなりました。
一部の映画館では継続して上映中で出来ればみたい作品です。

 助演男優賞ノミネートのジャッキー・R・ヘイリーまだ役者やってたんですね。
「がんばれベアーズ」がなつかしい。「世界が燃えつきる日」や「ヤングゼネレーション」
にも出ていましたね。

 司会は女性でエレン・デジュネレス。この人知らなかったのですが
「ファインディングニモ」のドリーの声を担当した人とか。かなり明るく楽しい
雰囲気は出していましたが、少々話しが長かったかな?最近は早めに終わっていたが
少々延長していましたね。冒頭に子どものころからアカデミー賞の司会者になるのが
夢だったと語っていました。

 オープニングのお楽しみ映像はものすごくシンプルなものでした。
ノミネートされた人たちが白バックのスクリーンの前に立って一言だけ語る
というもので、受賞者だけに与えられるスピーチを受賞しなかった人にも
与えたという感じ。でも身近すぎて・・・。ピーター・オトゥールは受賞のがして
ここでは何回も出てきました。

 最後にパフォーマンスの紹介。
CMに入る前に今回の余興としてパフォーマンスが組み込まれていた。
コレが良くできていて、スクリーンの後ろで人が組み合わさってひとつの
影絵を作るというもの。ピロバランスと呼ばれるパフォーマンスで映画作品を
あらわす影絵を披露してくれた。
最初はオスカー象。一瞬で出来るこの影絵が素晴らしい。
ペンギンが並んだ「ハッピーフィート」。
ヒールの影絵で「プラダを着た悪魔」。
蛇が飛行機に巻き付いている「スネークフライト」。
バスと走る人の「リトルミスサンシャイン」。

見てみないと判らないと思いますがこれはユニークで楽しませてもらいました。


| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 26, 2007

速報アカデミー賞授賞式

作品賞は 「ディパーデッド」 に決定!

うーん納得いかん。

監督賞は マーチン・スコセッシ に決定

コレは仕方ないか。 プレゼンターが凄い!ルーカス、コッポラ、スピルバーグと

同じころに出発した彼らがスコセッシを向かえいれたかんじが良かった。

ある意味予想されていたキャスティングか。

菊池凛子は受賞ならず! 残念ですがまあ仕方ありません。

「不都合な真実」が歌曲賞と長編ドキュメンタリー賞を受賞したのは

この時代、今のアメリカの姿勢を一番良くあらわしているといえるかも

しれない。

メキシコからエントリーの「パンズラビリンス」が3部門受賞

映画秘宝で取り上げられていた作品でグロテスクなファンタジー映画。

アメリカ以外の国の作品が注目された年でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ラジー賞発表

第27回ゴールデン・ラズベリー賞(2006年)

最低作品賞
*『氷の微笑2』
最低主演女優賞
*シャロン・ストーン
最低主演男優賞
*マーロン・ウェイアンズ&ショーン・ウェイアンズ:『Little Man』
最低助演男優賞
*M・ナイト・シャマラン:『レディ・イン・ザ・ウォーター』
最低助演女優賞
*カーメン・エレクトラ:『Date Movie』『Scary Movie 4』
最低監督賞
*M・ナイト・シャマラン:『レディ・イン・ザ・ウォーター』

まあこんなもんでしょう。 といっても『Little Man』って映画は
知りませんが・・・・。
シャロン・ストーンは仕方ないでしょうね。
M・N・シャマランは好きではありませんが、ちょっとかわいそう。
まあ代わり映えしないこけおどしばかりで芸が無いもんね。

来年は「ロッキーファイナル」か「ダイハード4.0」どっちでしょうか?

さていよいよ明日はアカデミー賞本番です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 24, 2007

どろろ

予想通りの失敗作です。
予感はあったのですが、当たりました。
持論ですが、手塚原作映画に名作無しです。

なぜか?

あの世界はマンガの世界であり、作品は多くとも駄作、投げ出した作品も多く
イメージとしてマンガのキャラが印象付けられ、そこから逃れられない、

といったところでしょうか。

今回の「どろろ」もあの世界観から抜けるために工夫と努力が見られますが
完全に失敗しています。

 原作は日本の室町時代?ごろとしているのにそれを拒否。なのに出てくる映像は
日本ポイものが多い。しかしいきなりラメのブラジャーにダンスとはなんじゃ?
スター・ウォーズの酒場のようなシーンで立ち回りがあるが、基本ヘタ!アクションが
なっとらん。

冒頭のこのシーンでもうダメでした。

多くの妖怪が出てきて百鬼丸を苦しめ、一匹倒すごとに体の一部が戻る設定は
面白い、それが日本の室町時代だから面白いのに・・・・室町時代のサイボーグ。
原作はその最初の設定がいいが途中で破綻、ラストは父母を許し去っていく。
無理に終わった感じがする。

そこを映画では無理に映画らしく決着をつけた感じ、でもね・・・・。
どうでもいいや。

原作を壊して名作になるものもあるから、今後手塚原作で名作は出てくるかも
知れないが・・・・多分無理。

「瞳の中の訪問者」「火の鳥(市川版)」「火の鳥2772愛のコスモゾーン」
「ガラスの脳」「ジャングル大帝」「ブラックジャック(いろんなバージョン)」
「メトロポリス」などなど

なんかいいのあったけ?

いま1本思い出しました。「ユニコ」はよかった。これは少々手塚テイストが薄いが
名作です。子どもと一緒に見ることをオススメします。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 23, 2007

アカデミー賞


今年も生放送を見る予定。
速報はこちらのページでもお伝えします。
ご期待ください!


★アカデミー賞特集はこちらをクリック!★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 22, 2007

大前春子です・・・・・・でません!・ハケンの品格

この留守電メッセーセージはよかった。

甘いよね小泉君。

派遣がしたことはいいことも含めて自分の手柄
責任をもって実行すること。
たかが名前にこだわってどうするの。

だから企画「ハケン弁当」のもってかれちゃうのよ。

今日のストーリー展開は納得いかんというか
見ていてはらだたしい。

ここの派遣はいったいどんな仕事をしてるんだ
まったく。

春子さんもしゃべりすぎ、でしゃばりすぎでした。

でもいよいよラストに向けて加速し始めたのかな。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

February 20, 2007

不都合な真実

今年の冬は暑い。 あったかいが正確な表現かも知れないが、時に厚着をしていると
暑いと感じませんか。
 そんな今日この頃にこの映画を見るとぞっとします。 本当です。

 人の体温は36度。それが1度上がれば微熱でかなりつらくなってきますね。
今地球はその状態にあるということを証明していきます。

 この映画ドキュメンタリーに分類されると思うが、各地でのゴア元副大統領候補の
公演シーンをつないでいるだけの約90分の映画。
 見るにはつらいかなと思ったが、そんなことはない。非常に判りやすく、
興味が持てる内容で、面白い。そして怖い。

 珍しく文部科学省特選になっている。普通は推薦が多いのだけれど。

 子どものころを思い起こせば、冬はかなり寒い思いをした。
 布団から抜け出せない、寝るときには必ず湯たんぽがいったものだ。
 コタツは常時あったし、学校へ行くときには手はかじかんだ。
 ストーブから離れられないし、家族が揃えば必ずあったまる鍋をしたものだ。
 それが最近の冬にはない。
 そういえば20年まえ新幹線って冬にはよく雪で遅れましたよね。
 新幹線の性能が上がったから遅れなくなったと思っていたが、
 実は雪が少なかったんだと最近気が付いた。

 夏の熱帯性の気候には驚かされる。セアカゴケグモが発見されたときには
すでに始まっていた。

 熱帯性の病気が日本に上陸するといわれている。蚊が媒介するらしい。
 気温が高くなると上陸するらしい。

 ウイルスの変化にも影響があるらしい。鳥インフルエンザはその影響といわれている。

 映画のラストには今から出来ることが字幕で語られる。
 どれかひとつでもやることが大切。遠い先の話でなく、自分たちの近い将来、
 少なくとも子どもたちが大人になるころにはえらい変化が起きている。
 自分の30年を振り返ってそうなのだから・・・。

しかし、いまさら文明は捨てることは出来ない。これが一番の問題だ。 
下記サイトは見る価値アリ。
 http://www.futsugou.jp/


ところで、どうして日本語版を作らなかったのか?
子どもたちも見せたいしもっと判りやすくなったとおもうよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ハケンの品格

「ハケンの品格」が面白い! 
 ネタ元、というかベースとなっているのはズバリ「木枯らし紋次郎」。
 木枯らし紋次郎の
「天涯孤独な紋次郎が何故無宿渡世の世界に入ったかは、さだかでない」
と同様の
「~派遣の道を選んだかは定かではない」と田口トモロさんのナレーションで
始まり、主人公大前春子が合羽スタイルのコートを着て「係わり合いのないことです」と
いうのはそのまんま。ちなみにトモロさんがナレーションを担当するのは「プロジェクトX」の
パロディとみた。日本の経済を支えてきた人々を紹介した声で、今の日本の経済を支えている
派遣を紹介しているという粋な演出。 

春子さんが今後どんな職種の業を見せてくれるか!毎回楽しみです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 14, 2007

今週妻が浮気します。

結構衝撃的なタイトルでネットで話題になっていたときに
ちょっと読んだことはあったのですが
ドラマになるとは・・・・・。

結構面白いです。

修羅場の連続でもコメディの要素を入れて重苦しく
ならないように配慮していて、
それでいて次の展開が読めない。

「電車男」「鬼嫁日誌」に続いてネットが生んだ
ドラマとしてどこまで話題になるのでしょうか?

視聴率はいまいちみたいですが
私は結構好きで楽しみにしています。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 12, 2007

モンスター・ハウス

前回のCGアニメつながりでもう1本紹介するのが「モンスター・ハウス」。
この映画、公開されているの気づいている人いましたか?
なんでこの次期にCGアニメを公開するんだよ。誰に見せたいの?
普通なら春休みに子ども向けでしょ。多分、枠取れなかった無かったんだと思う。

 映画はアメリカ、ハロウィンの時期にローティーン向けに作られ公開されたみたい。
 そうハロウィン映画というジャンルが存在するんです。ホラー系の映画で
クリスマスまでの期間に公開されるのです。

 見るからに怪しい家がどうも子どもたちのおもちゃを食べているらしい。その
証拠をつかむためお向かいに住む少年が友達と調査を進め、やがてその正体をつかむ。
最後は本当に怪物と化した家と戦うことに・・・・・。

 最後は怪獣映画でした。 CGアニメよりは実写でやってほしかったな。まあレベルは
子どもじゃなくて一般にまで引き上げて。

 アメリカじゃハロウィンというお祭りは昔からあるみたいだけど日本ではなかなか
定着しない。昔「ボーイズ・ボーイズ」という映画あった。この中で主人公が
ハロウィンを楽しみにしており、はじめてそういうお祭りの存在を知った。
このときも怪しい家が出てきてそれをいじめっ子撃退のわなに使うシーンがありました。

 ハロウィンといえばジョン・カーペンターの「ハロウィン」が一番有名。
ハロウィンの夜にベビーシッターとう設定は「モンスター・ハウス」でも取り入れ
られています。

 ネタをばらしますが、実はこのモンスターの正体はこの家に住む奥さん。
不慮の事故で死んだのが家にのりうつり、ご主人が大惨事にならないように
奥さんの面倒を見ていた。だからラストの「彼女はいいhousewifeでした」
という台詞は笑わせてくれるが、日本ではちょっと・・・・・日本語版では
どう訳していたのかな?

 CGアニメの使いかたが、実写にあわせて絵を作ったような動きで、
アニメにする必要あるのか? といった雰囲気で、このあたりはある種CGならでは
の効果を出したかったのだろうが、成功しているとは思えないできでした。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 10, 2007

オープンシーズン

 見る気は無かったのですが、東京で時間があって、アイマックスシアターで3D
上映だったので見ました。
 コレ結構面白かったです。

 かなりふわふわ感の出ている熊の毛並みがまず感じ取れるところで驚く。
 CGの冷たさが全くといっていいほど無し。そして各パート、シーンで3D用の
映像が用意されている。通常は背景が邪魔して画面から飛び出す感じが出ないが、
画面から物が飛び出してくる映像は、かなりの迫力アリ。通常公開版と少し違う
編集をしているのかな? とにかくビーバーのダムの洪水は楽しめました。

 正月映画で動物アニメ映画が3本公開されました。「どうぶつの森」がゲームソフト
と連動して一番ヒットしたみたいですが、「ライアンを探せ」は早々に退場していました
から良くなかったのでしょう。
 まあ多過ぎるんですよね、動物CG映画が。もう数え切れません、タイトルも言えない
ぐらいたくさんありすぎで似たり寄ったりなっています。

 「マダガスカル」「ハッピーフィート」「森のリトルギャング」「シャークテイル」
「アイスエイジ」「チキンリトル」他にもアリの映画もあったし・・・・・区別がつかん。

 日本じゃキャラが浸透しないとヒットには結びつかない。
 昔はディズニーですらバター臭い感じがヒットしないように思われていた。
 今はかなり日本人にも受け入れやすいキャラクターデザインになっている。
 しかし浸透するには時間がかかり、かつ、このように競合が多い中では浸透する前に
 自滅してしまうという状況ではないか。

それでも続々登場するのは何故? 人間使うよりコストパフォーマンスがいいからかな?

| | Comments (0) | TrackBack (3)

February 04, 2007

僕の彼女はサイボーグ

綾瀬はるか主演映画「僕の彼女はサイボーグ」にてエキストラを募集しております!
との情報あり。高槻市内の駅で2月15.16日。近所ですが仕事でいけません残念。
http://www.osaka.cci.or.jp/osaka-fc/extra/index.php?act=dtl&id=72ところでこの映画猟奇的な彼女」の最終章で韓国映画らしいけど日本映画。
小出恵介が相手役。未来からやってきた彼女がサイボーグとか・・・ドラえもんか
ターミネーターみたいな話?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

デパーティッド

というわけで前回からのノワール関連で「デパーティッド」です。
「インファナル・アフェア」というよりは「無間道」といったほうが判りやすく
しっくりくるのですが、のハリウッドリメイク版です。

 香港ノワールの傑作をハリウッドでリメイク。リメイク権はブラッド・ピットが
得たのですが、自分は製作だけで登場せず、マーティン・スコセッシ監督が
ハリウッド流に再構成しました。

 結果は・・・・・・だめです。いや、もともとわかっていましたが、精神的に
この作品をハリウッドでは出来ません。 何故って宗教が違うからです。

 「無間道」は無間地獄のこと。キリスト教で地獄って概念がどんなものか
判りませんが、彼らが落ちた境遇が生きるも死ぬも地獄である、その考え、教えが
理解できないと思うのです。それを取り除いてストーリーの面白さを中心に再構成
してもだめでしょう。心の底からもがき苦しむようなあの感覚は描けないし
作れないと思います。

 まあ、同じものを作れっていってもそれは無理で、だからアレンジによって
ハリウッド流のもっと違った形で展開できるのではとの期待があったのですが。

 ところで、リメイクにあたってスタッフは原作の無間地獄の意味を理解して
製作に挑んだのでしょうか? 気になるところです。

 もうひとつ残念なのはやはり、マット・デイモンのコリンが本当にマフィアの
手先だけだったのか、警察として正義を行使したかったのかその揺れる心を
ちゃんと描いてほしかった。原作ではコレが本当に地獄のような苦しみになって
いくのをアンディ・ラウ演じていてこれがこの映画のいいとこなんだけど。

 まあ、結果オリジナルの良さを再確認させる結果になったが、でもオリジナルを
知らない人にとっては大いに楽しめる映画ではある。バイオレンス度もサスペンス度
も高いエンタテイメントとしては良くできている。ラストのひねりも誰もが
納得のいくオチだろう。 

 でももしオリジナルを見ていない人がいたら見てください。
 「インファナル・アフェア 3部作」1と2は特に素晴らしく3は蛇足ながらも
 憎めない、なので3部作として是非見てください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 03, 2007

祝 時効警察 が帰ってきます

あの時効警察が帰ってきます!

4月からの金曜ナイトドラマです。

エキストラ募集中とか!

http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/


めっちゃ楽しみです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 02, 2007

あるいは裏切りという名の犬

 今年は猪年なのに前回から「犬」つながりです。

 フランスの警察を舞台にした男と男の戦いを描いた映画で、女の出る幕はない、
といった感じで展開する。
 かつてはひとりの女性を奪い合った男たちが、地位を獲得するために争い始める。

 フイルム・ノワールの1作品といえそうな内容にものすごくわくわくするのだが
私は今いち乗れなかった。確かにいい内容だ。ストーリー展開もいい。しかし何か
足りない。

 見終わって最初に感じたのが香港だったらもっと泣ける映画になったはず、という
こと。そうこの手の十八番は香港と相場は決まっているのだ。

 元はフィルム・ノワールを香港映画に取り入れたのが大ヒットとなったのだが、
私の中では香港ノワールは他に負けない心の底からグッとくるものをもって制作
され、それが大好きなのだ。「男たちの挽歌」「インファナル・アフェア」などコレを
越える映画はそうない。フイルム・ノワールが進化した形がコレなのだ。

だからいまさらフランスで作られてもコレを越えるものは無理でしょう。

「あるいは裏切りという名の犬」はハリウッドリメイクが決まっているようだが、
あまり期待はしない。むしろ版権無視でも香港で作られるほうがきっと男泣きが
出来る作品になるだろう。

誰か作ってくれないかな・・・・・・・・もしかしたらもうあるかも知れないけど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2007 | Main | March 2007 »