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October 2007

October 31, 2007

ファラフェル

東京国際映画祭ではアジアの風部門で3本見ました。
 コレが最後に見た作品でレバノンの映画です。

 タイトルの「ファラフェル」はコロッケのこと。中東の豆のコロッケで
劇中の出てくるのを見ると一度は口にしたくなる。

 或る青年の青春の一コマで日常に潜んでいる暴力、危険というのもが描かれている。
中東戦争は終わり一見幸せそうに見える生活のなかに暴力が潜んでいることを描いて
いる。

 ティーチインでは監督のミシェル・カンムーンが登場、自分の映画はアートであり
メッセージは含まれていないと語っていたが充分にメッセージを含んでいると
感じた。平和な生活の中に潜む暴力、その暴力の連鎖は日常にあるものが
その連鎖を断ち切ることがあるその象徴として「ファラフェル」があると語っており
劇中ではファラフェルが空から降ってきて青年が復讐をしようとするのをとめる
のである。宇宙空間にも巨大なファラフェルが・・・・・・。

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October 30, 2007

帰郷

 こちらも東京国際映画祭アジアの風部門で上映された中国映画。
 
 出稼ぎ労働者の二人男。ひとりが酒を飲んでいるときに急死し、男は約束通りに
彼をつれて彼の故郷に帰ろうとするロードムービー。普通なら死体を焼いて遺灰を
もって行くところだが、死体をそのままつれて帰ろうと寝ていることにしてバスで
帰ろうとする。途中強盗にあい死体であることがばれてバスを下ろされ、ヒッチハイク
と徒歩で彼の故郷を目指すのだが・・・・。

 本当にあったお話というから驚かされるが、まあ中国ならまだあるかな。
確かキョンシーは故郷に連れて行かないと安らかな眠りにつけないからといって
つれてかえるというのがベースになっていたので、まあそんな風習がどこか
残っているのかも知れない。

 アジアの映画を見ていると日本人に似た人が多い。今回の主人公もフランキー堺に
似ていたし、お話の雰囲気はどこか寅さんを思い起こさせる。
寅さんが親友のポンシュウの死体を背負って日本を縦断するような感じだ。

 映画の中でもうひとりの死体役でウー・マが出ていた。非常に懐かしい。香港映画では
とぼけた脇役が多く、よく目にしていた。最近の香港映画をあまり見ていないせいか
久しぶりにみて懐かしかった。死体のはずが実は生きているおじいさんの役でなかなか
味わいのある老人を好演していた。

 ティーチインで監督のチャン・ヤンが質問に答えていたが、死体役の俳優は
実はロケ地への運転手でロケハンのときに見つけたとのこと。体重が軽くて
イメージ通りだったとか。撮影が終わると運転手にもどり自分たちをつれて帰って
くれていたとか。

 「スパイシー・ラブスープ」「胡同のひまわり」とチャン・ヤン監督の過去の
作品だが未見で機会があれば見てみたい。


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October 29, 2007

永遠の魂

韓国映画には飽きて見なくなっていましたが、東京国際映画祭のアジアの風部門
で上映された「永遠の魂」はちょっと良かった。時間があうのがコレしかなかった
ということもあったが、そういうときにいい映画に出会えるもの映画祭へ行く楽しみ
のひとつである。

 70年代の韓国、ドイツ文学を専攻する大学生がある少女に出会う。学生運動中に
自殺した彼女は幽霊?となって彼をある少女の家庭教師に導く。そこでの不思議な
体験を大学教授となった彼が語るというお話。

 なんかホラーのような紹介をされていたが、コレはファンタジー。しかも少々手が
こんでいて楽しめる。
 70年代当時の韓国がどのようなくにだったか知らないと少々戸惑うところもあるが
全体の雰囲気は鈴木清順の「ツィゴイネルワイゼン」を大林宣彦が撮ったらこうなる
といったような映画だった。

興味深いのは国旗を降ろすシーンと対空砲火のシーン。どちらもこの国が軍事政権下に
あり戦争中(休戦?)といえるシーン。夜の街に敵機侵入、サーチライトが夜空を照らし
侵入機を打ち落とそうとする。下には民間人が生活しているのに・・・・。これが
ストーリーとしても重要なポイントになるのだが。

 ティーチインでは監督のファン・ギュドク、主演のチョン・ギョンホが来ていた。
チョンは「ごめんね、愛してる」というテレビドラマにでていたそうでそれなりに
人気があるらしい。映画の雰囲気である幻想的な、夢うつつな気持ちで撮影をしていた
とのこと。
 また監督からは映画の中に出てくるキウィは70年代には韓国にはなかったのを
わざと入れたとのこと。韓国の人へサプライズ的な遊び心のようなものらしい。

韓国の原題は「星明りの中で」という。いい拾いものをしたという映画だった。


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大統領暗殺

フェイクドキュメンタリーというジャンルが映画の中にある。
よく出てくるのが「食人族」で、まあ偽ものドキュメント。テレビのスペシャル番組
で昔よくやっていたのもを映画に置き換えてパワーアップしたものと思って
それほど見ていないが、中にはよく出来たものもある。
 「ブレアウィッチ・プロジェクト」なんてのも一世風靡したが、出来が悪い。
「カメレオンマン」や「フォレストガンプ」も広い意味ではフェイクドキュメンタリー
といえるのかな。こちらはちゃんとドラマがあって面白く見れる。

 さて「大統領暗殺」はもともと邦題を「ブッシュ暗殺」として映倫からクレームが
ついてタイトルを変更させられた。 あまりに内容がリアルで冗談ではすまないからだ。
内容と表現のリアルさは作り手が面白がっているからできるのではなく、
ちゃんと問題意識があり、それに基づいているからだ。実は自分の知識が追いついて
いないので非常に歯がゆいが、アメリカの中にある9.11以後のテロリストへの不安、
他民族国家の隣人への不振、国内の法律についてのなし崩し的な法案成立などが
この事件を期に噴出する(することを予想している)。
なんとも暗い気持ちになる映画だ。
ケネディ暗殺を思い起こさせるような展開、真犯人は他にいたとするTV?の取材など
全編証言と再現映像?でつづられるのは見事。

ハリウッドのお気楽大作、問題意識が感じられない作品もアメリカ映画だがその対極に
こんな映画が作られるアメリカという国はやはり凄い。

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October 28, 2007

インベーション

「恐怖の街」監督ドン・シーゲル
「SFボディスナッチャー」監督フィリップ・カウフマン
「ボディ・スナッチャーズ」監督アベル・フェラーラ

に続いて4度目の映画化となるのが「インベーション」監督オリバー・ヒルシュビーゲル

この作品監督に名前を見ているとなかなか凄い監督が担当していることがわかる。
見た目は同じでどこが違うのかわからないがとにかく違うのだということを
恐怖として感じるこの作品にはそれなりの手腕が必要ということか。

私は「SF~」アベル・フェラーラ版をみていて、アベル・フェラーラ版が大好き。

ゆうばりファンタでビデオ上映されてその後評価が高まって、ビデオが発売される
前に渋谷パンテオンで1回だけの上映があり駆けつけた。それほど入れ込んでいた
作品。思春期の少女の心の不安とエイリアンに侵略され、体がのっとられていること
の曖昧な感覚、人に信じてもらえない、誰を信じていいかわからないその恐怖といった
ものがものすごく感じられた傑作だった。

新作「インベーション」も基本設定は同じだが規模はかなり大きく地球全体の問題として
発展していくが或る街でのクローズアップとの関係がとてもよく出来ている。

スペースシャトルの墜落時に付着していたウイルスが人間の体内入り込み、侵略を
開始する。しかし見た目はいつもと変わらぬ、どちらかといえば今までよりいい人
になったりしている。しかし本人ではない。この侵略に感づいた人びとの恐怖の
体験が始まる。

通常主人公を追えばその周りだけが危険なような気がして、世界レベルでの問題と
して捕らえにくいのだが、こまめに挿入されるニュースなどを通じて
侵略が進んでいることが恐怖となって伝わってくる。

身体をのっとるにはその体が寝ていないだめ。だから必死に人々は寝ない努力を
するのだが、居眠りばかりしている筆者にとって眠るなといのは酷で、
この映画の世界なら簡単にのっとられていただろう。24時間起きているのも無理です。


 ここからネタバレです。


 ラスト決着がついてしまうのには驚いた。
 今までのラストは忍び寄る恐怖から逃げ出し、その不安が残ったままになっている
余韻が残って終わっていた。

 それが決着がつき、皆もとに戻るのだ。
 しかしそれは本当によかったのか? 人間に戻ってすぐに争いごとが再び起る。
 人類は本当に人類を捨てなくて良かったのか・・・・?
 
 その問いかけこそこの映画の本当の恐怖なのだ。

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October 27, 2007

ロケットマン


久しぶりに見るタイ映画です。こういう映画は東京ファンタでパンテオンで上映されて
みんなで見てわいわいと騒ぎたいものです。

1910年のタイで農作業が牛からトラクターに変わるころのお話。
ロケット花火を操る正義の味方が牛泥棒をやっつける。そして魔術師同士の対決に
巻き込まれていくというお話で「キック一発、弾丸100発」というコピーのとおり
派手なアクションで終始作品。アクションはかなりもので見ていて爽快感があるが
結構込み入った話になっているところが傷。なので途中寝てしまいそうになるが、
それでも話しはわかるので問題ない。こんな痛快アクション作品なくなってしまい
ましたね。
「ローグ・アサシン」なんか面白いとは思うけど痛快さからはかなりかけ離れているもの。
「ドッグ・バイト・ドッグ」もものすごい映画で別の意味で傑作だけど痛快さはない。
映画は娯楽である以上「ロケットマン」や「七人のマッハ」のようであってほしい。

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October 26, 2007

ジャッジ~島の裁判官 奮闘記~

NHKの土曜ドラマ「ジャッジ~島の裁判官 奮闘記~ 」が面白い。

Dr.コトーの裁判官版みたいなお話でパクリに近いものがあるが
それでも職業が根本的に違うのでドラマ違ってくる。

裁判官のお仕事大変さがとてもよく判るが
これでは体が持たないのではないかと思う。

家族も大変で影響がでてきてしまう。
狭い社会でいろいろ見えてくるドラマが面白く
なんでもないことが事件になっていくさまがよくわかる。

裁判制度へ関心を高めることが目的? とも思えるが
我々がしならないことが多いのだ。

そのためにだけでもこのドラマを見る価値はあると思う。

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October 25, 2007

ガリレオ

月9とうことで全く期待していなかったのが
なんと大当たり!

コレは現代版「怪奇大作戦」!

リメイク版はどうもある一定の枠から出ることが出来ない
もどかしさを感じていたのですが
それを「ガリレオ」はやすやすと越えてしまった。

それをやったのが月9というのが驚き。

変に恋愛沙汰を入れずに変な大学教授が
犯罪の謎を科学で解き明かすという路線を
きわめてほしい。

希望を言えばもう少しダークな部分がほしい。

でもそれは映画版までお預けということで
期待しています。

12月まで楽しませていただきます。



探偵ガリレオ

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October 15, 2007

機動戦士ガンダム00


シードは途中でリタイアしましたがこれはどうでしょうか?
はっきり行って美形キャラとガンプラ売るためだけの作品にしか見えなかった
シードはついていけなかった。

「00」も初回は結構スリムなデザインのガンダムのお披露目編ということで
登場人物紹介と背景の説明で終わっていました。
正義とはいえないテロリスト?集団の兵器
として出てくるガンダムが今後どのような展開になるのか?
 まあどこまで付き合えるか?

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October 14, 2007

ULTRASEVEN X

近未来都市?にエイリアンが侵入している。
そして或る組織がそれに対抗している。
そのひとりがULTRASEVEN に変身する。
結構目つきが悪いウルトラマンで肩もいかつい。
暗いし深夜の放送で子ども完全無視で製作されている。
どこまで期待していいのか判りません。

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October 13, 2007

キューティハニー


実写で登場。結構お色けがあって深夜の番組らしくていい。
僕らのハニーが帰ってきたって感じです。
アクションシーンがもっと決まっていればいいのですが、
コメディーっぽいのがなんだかなっていう感じなのですが
映画の庵野版とは違った楽しみあるようです。

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October 12, 2007

ザ.・ホスピタル


台湾のドラマ。医者もので外れなしとなるでしょうか。
派閥争いに巻き込まれる若き外科医というのは
よくある話しで台湾が舞台とうのがどこまで楽しませくれるでしょうか。

因みに韓国では「白い巨塔」が
ドラマ化されたそうで、いづれそちらも見たい。

「チャングム」以来アジアの連ドラは見てませんでした。
期待通り楽しませてるのか・・・・・・?

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October 11, 2007

24 シーズン5


前作で死んで生き返り放浪の旅に出たジャック・バウワーが簡単に前線に復帰する。
パーマー元大統領が暗殺されたからだ。今まで育てたキャラをこんなに簡単に捨てるなんて。
暗殺から1時間も経っていないのにニュース放送が始まるなんて、時間経過無視のノンストップ
ストーリーが始まった。この作品の偉いのは時間を戻せない、回想シーンがない、という制約を
守っていること。前にしか進めない展開を24回続けるのは大変だと思う。そこへマンネリ打破の
新キャラが続々登場で期待してます。

ところで毎日深夜に2~3話を連続放送するのはやめてほしい。
ここ数年関西テレビでは秋になったら「24」に追いかけられるという
季節になりました。

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October 10, 2007

アグリーベティ

アメリカのテレビドラマでコロンビアのテレビドラマ「ベティ 愛と裏切りの秘書室」のリメイク作品。
どうしてもアメリカ人が演技しないといけないみたい。ブス顔の雑誌編集の秘書が活躍するお話しが
どこまで壮快感をもって見れるか?しばらくは付き合ってみよう。

と第一話をみて思っていたのですが・・・・くじけそうです。
この手の作品は身体に合わない。
「アリー・マイラブ」「ビバヒル」「ドーソン~」と全くダメでしたから。

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October 03, 2007

HEROES/ヒーローズ

「HEROES/ヒーローズ」見ました。
キムタクのテレビドラマ、映画じゃないよ。
昨年のアメリカで放映が始まったドラマでハードなSFもの。
この第一シーズンの1話と2話の先行放送がスーパードラマTVで
29日ありました。  うーんまた長い付き合いになりそうです。

世界各地で特殊な能力をもった人々が現れる。
それぞれに自分の能力についてどうしてそのような能力が備わったのか、
一見自分は他の人と変わりないのに・・・・。それぞれにその能力について
苦悩する。そしてそれを狙う組織があって・・・・。
なぜかニューヨークで大事件が・・・・未来に起きる!?

こんなネタふりいっぱいの2時間でした。
本放送は10月16日からで、初日は3話一気に放送するそうです。

さて話題になっているのが、ヒーローズのひとりの日本人のヒロ。
こいつの「やったー」が流行語になっているとか。
時間移動と空間移動が出来るいわゆる「時をかけるオタク」なのだ。
しきりにスタトレの話が出てくるあたりはアメリカの視聴者向けだが
今後に結構ウエイトが高くなりそうな予感。
だってエミー賞にノミネートされたのですから。

日本の描写はまあしかたがないというお粗末なもので
どうみても東京に見えない。 時計の文字盤が漢数字ってそんな時計
あるかないな。日本でもアラビア数字が基本だよまったく。
地下鉄の雰囲気も悪くはないが日本らしくない空気が見える。
それでもなんか憎めないのはオタクサラリーマンが本当にいる気が
してしまうからだ。

そのほかの超能力は空中飛行、予知夢、自己再生能力、などいろいろ。

特殊能力が備わった人々が集まって・・・・・って話は実はそう珍しくない。
「白雪姫」「七人の侍」「里見八犬伝」などが思い出されるが、
アメリカでは「ミュータントX」「Xマン」などがすでに同様の話で存在する。
それでも一味もふた味も変えて作ろうとするのはアメリカという国が
そういった他民族国家だからか?

友人が言っていたが、最近おハリウッド映画が面白くないのは
皆ドラマに才能が行ったからではないかと。
確かに海外ドラマと呼ばれるなかでアメリカのドラマは面白いものが
増えている。実際にハリウッド映画よりドラマの方が儲かっているそうだ。
海外市場をにらんでつくり世界各国で売れれば儲かるという仕組みで
各国のツボをうまく押さえたつくりにして今後も作られるのではないだろうか。

まあこれでまた長いお付き合いの海外テレビドラマがまた増えてしまった。

ちなみに現在お付き合い中のドラマは
「ER」12年
「24」4年
「FBI失踪者を追え」3年
「デスパレートな妻たち」3年
「LOST」3年
「ヤングスーパーマン」3年
終了したもので
「スタートレック ボイジャー」7年
「スタートレック ディープスペースナイン」7年
「スタートレック エンタープライズ」4年
「Xファイル」9年

ホント長いお付き合いです。

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October 02, 2007

三番街シネマ1,2,3

■三番街シネマ1,2,3

 大ショックだったのが三番街シネマが閉館すること。
しかも「ラッシュアワー3」を見に行った9月頭には案内が出ていなかった
と思うのだが見落としたのか?
 今年は「ザ・シューター極大射程」もココで見た。

シネマ1、2、3、とあって1がメイン大きく洋画の専門館だった。
北野劇場と並んで大作を上映する映画館として私の記憶に刻まれているが、
途中東宝邦画の専門館となった時期もあった。ナビオの梅田劇場が出来る前の
話だ。

●シネマ1
 私にとって映画を見始めたころ、ファミリー映画ばかりを見ていて
ココへ初めてきたのは「虹をわたる風船」だった。難病ものの映画で詳細は
忘れたが予告で上映された「グレートハンティング」がとても怖かったのを
覚えているという変な思い出がある。

 「ベンジー」を家族で見に行ったときもかなりの混雑でバラバラに座って
犬の走り回る映画をみた。

●シネマ2
シネマ2の最初の記憶は「ふたりのイーダ」を見た。
松谷みよこ原作で広島の原爆の話で、イスがその持ち主の女の子が帰ってくるのを
待ち続けているという戦争ファンタジー。女の子は原爆で死んで帰ってこないが
ある日似た女の子がやってきて・・・・というお話に妙に熱中したのを覚えている。
「夕凪の街 桜の国」よりも印象深い。
邦画も見なくてはいけないと感じ始めたときに「ヒポクラテスたち」を見たのが
ココだった。「海潮音」や「お葬式」もココで見た。「ツィゴイネルワイゼン」
「陽炎座」も東京は特設ドームで上映したが、大阪はココだった。
(「陽炎座」は南港でドーム上映後にここにかかった)
ここは当時ATG映画の上映館だった。良質の邦画を不定期で上映していた。

●シネマ3
さてシネマ3はあまり好きな映画館ではなかった。
 スクリーンが小さく後ろへ座るとテレビ並みの画面にしか感じられない映画館で
初めて見たのが「007私を愛したスパイ」だった。
たしかボーリング場を改装して映画館にしたと聞いたことがある。
「ピンクパンサー4」「プレデター2」なんかを見た。

●ファンクラブ
三番街シネマにはファンクラブあってよく利用していた。
かなり長い間会員番号0148番を保持していた。当日1200円ではんこがたまると
招待券がもらえた。会報の投稿もよくしていて掲載されたこともあったので想いで深い。
ATGもファンクラブがあってこのシネマ2を事務所にしていた。
ファンクラブには時々お邪魔したり、お茶会に参加もした。

●イベントの思い出
東宝東和のイベントをシネマ1でやるときにお手伝いもした。
学生モニターをやっているときだった。
そのとき、映写室に入らせてもらった。巨大なリールがあり映画を1本につないで上映
していた。そのイベントはチャップリンの映画の再映で、チャップリンの「サーカス」を
弁士つきで上映するというものだった。

●アート系映画館のはしり
この映画館はATGと同様にフランス映画社のBOWシリーズもよく上映された。
新旧の名作が上映されることが多く、ビデオの無い時代にはよく通ったものだった。

最初の「ルードウィヒ神々の黄昏」はここで上映され東京に遅れること約半年、
シネマ1でみた。シネマ3の予定だったが、入りがいいので劇場が変わったのだ。
スクリーンの大きさが違いラッキーだった。
ビスコンティでは他に「若者のすべて 完全版」はシネマ2で、
ゴダールの「気狂いピエロ」「勝手にしやがれ」、トリュフォーの「あこがれ」も
ココシネマ2で見た。

●そのほか思い出すこと
最近は映画「名探偵コナン」の1作目が大ヒットしているのをここのシネマ2で知って
コナンを見るようになりました。

そういえば「病院狂時代」もなぜかここで大ヒットしていました。

「七人の侍」を上映することになったとき、大々的なリバイバル公開だったので
てっきり一番大きいシネマ1で上映すると思ったのですが、なんとシネマ3での
上映。がっかりして劇場に文句をいったことがありました。

 場内禁煙ランプが明るすぎるとかエレベータ内の案内表示がわかりにくいなど
の文句も言って何らかの回答をもらったことがありました。

 ゴジラが長い沈黙を保っていたとき、映画「ドラえもんのび太の恐竜」と
「モスラ対ゴジラ」の2本立てを上映したのがシネマ3でした。
その前の年にはシネマ2でゴジラ誕生25周年ゴジラ映画大全集として
「ゴジラ対キングコング」「ゴジラ対メカゴジラ」「怪獣大戦争」の3本立てを
やっていたのを見に行きました。


本当にいろんな思い出があってきりがない。

そして非常に残念で仕方がない。

2007(平成19)年9月24日閉館。

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October 01, 2007

OS劇場、OS名画座

大阪のキタの映画館がまた消えました。
 今度はちょっとショックです。
 それも続けて。
 それも全く知らなかった。
 直前まで本当に知らなかった。

■OS劇場、OS名画座
この2館はもともと1館の「ニューOS劇場」という映画館で私が4歳のときに
ディズニーの「101匹わんちゃん大行進」を見たのがこのここだった。
「ふしぎの国のアリス」「ダンボ」もここでみた。幼少期のゴジラと共にディズニー
の記憶を刻んだのがこの映画館だった。
 「ファンタジア」の再映もココで見た。
 「第三の男」をこのスクリーンで見れたのはうれしかった。
 「キタキツネ物語」をここで見たとき初めて映画館で眠気を覚えた。

 OS劇場は少し離れたところにあり、そこが閉館したときにニューOS劇場は
OS劇場の名前を襲名したがあまりに格が違いすぎて、私にとってはこの劇場は
いつまでもニューOS劇場だった。だってあの迫力或るシネラマのOSの名前を継ぐ
にはあまりにも品粗だと思っていた。

 いま思い出すと結構ココではアニメをみた記憶が多い。「オネアミスの翼 王立宇宙軍」
「ブラックジャック 二人の黒い医者」「火の鳥2772愛のコスモゾーン」などが
思い出される。

 最後に見たのは昨年の「ユナイテッド93」かな。
 名画座で「Gガール破壊的な彼女」を見たのが本当の最後。

この名画座はもともとは指定席だったスペースを区切ってひとつの映画館にしたもので
かなり狭いスペースだったがナビオよりは観やすい映画館で、2館で作品を入れ替えて
効率よく上映をしていた。邦画の名作「なごり雪」を見たのがここ。モーニングショー
だけで時間を作るのが大変だった。

TOHOシネマズとして吸収されるそうで映画館としては残るが、あのOS劇場の名前
は本当に消えてしまうことになった。
2007年(平成19年)9月21日閉館。

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