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October 28, 2007

インベーション

「恐怖の街」監督ドン・シーゲル
「SFボディスナッチャー」監督フィリップ・カウフマン
「ボディ・スナッチャーズ」監督アベル・フェラーラ

に続いて4度目の映画化となるのが「インベーション」監督オリバー・ヒルシュビーゲル

この作品監督に名前を見ているとなかなか凄い監督が担当していることがわかる。
見た目は同じでどこが違うのかわからないがとにかく違うのだということを
恐怖として感じるこの作品にはそれなりの手腕が必要ということか。

私は「SF~」アベル・フェラーラ版をみていて、アベル・フェラーラ版が大好き。

ゆうばりファンタでビデオ上映されてその後評価が高まって、ビデオが発売される
前に渋谷パンテオンで1回だけの上映があり駆けつけた。それほど入れ込んでいた
作品。思春期の少女の心の不安とエイリアンに侵略され、体がのっとられていること
の曖昧な感覚、人に信じてもらえない、誰を信じていいかわからないその恐怖といった
ものがものすごく感じられた傑作だった。

新作「インベーション」も基本設定は同じだが規模はかなり大きく地球全体の問題として
発展していくが或る街でのクローズアップとの関係がとてもよく出来ている。

スペースシャトルの墜落時に付着していたウイルスが人間の体内入り込み、侵略を
開始する。しかし見た目はいつもと変わらぬ、どちらかといえば今までよりいい人
になったりしている。しかし本人ではない。この侵略に感づいた人びとの恐怖の
体験が始まる。

通常主人公を追えばその周りだけが危険なような気がして、世界レベルでの問題と
して捕らえにくいのだが、こまめに挿入されるニュースなどを通じて
侵略が進んでいることが恐怖となって伝わってくる。

身体をのっとるにはその体が寝ていないだめ。だから必死に人々は寝ない努力を
するのだが、居眠りばかりしている筆者にとって眠るなといのは酷で、
この映画の世界なら簡単にのっとられていただろう。24時間起きているのも無理です。


 ここからネタバレです。


 ラスト決着がついてしまうのには驚いた。
 今までのラストは忍び寄る恐怖から逃げ出し、その不安が残ったままになっている
余韻が残って終わっていた。

 それが決着がつき、皆もとに戻るのだ。
 しかしそれは本当によかったのか? 人間に戻ってすぐに争いごとが再び起る。
 人類は本当に人類を捨てなくて良かったのか・・・・?
 
 その問いかけこそこの映画の本当の恐怖なのだ。

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