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October 29, 2007

永遠の魂

韓国映画には飽きて見なくなっていましたが、東京国際映画祭のアジアの風部門
で上映された「永遠の魂」はちょっと良かった。時間があうのがコレしかなかった
ということもあったが、そういうときにいい映画に出会えるもの映画祭へ行く楽しみ
のひとつである。

 70年代の韓国、ドイツ文学を専攻する大学生がある少女に出会う。学生運動中に
自殺した彼女は幽霊?となって彼をある少女の家庭教師に導く。そこでの不思議な
体験を大学教授となった彼が語るというお話。

 なんかホラーのような紹介をされていたが、コレはファンタジー。しかも少々手が
こんでいて楽しめる。
 70年代当時の韓国がどのようなくにだったか知らないと少々戸惑うところもあるが
全体の雰囲気は鈴木清順の「ツィゴイネルワイゼン」を大林宣彦が撮ったらこうなる
といったような映画だった。

興味深いのは国旗を降ろすシーンと対空砲火のシーン。どちらもこの国が軍事政権下に
あり戦争中(休戦?)といえるシーン。夜の街に敵機侵入、サーチライトが夜空を照らし
侵入機を打ち落とそうとする。下には民間人が生活しているのに・・・・。これが
ストーリーとしても重要なポイントになるのだが。

 ティーチインでは監督のファン・ギュドク、主演のチョン・ギョンホが来ていた。
チョンは「ごめんね、愛してる」というテレビドラマにでていたそうでそれなりに
人気があるらしい。映画の雰囲気である幻想的な、夢うつつな気持ちで撮影をしていた
とのこと。
 また監督からは映画の中に出てくるキウィは70年代には韓国にはなかったのを
わざと入れたとのこと。韓国の人へサプライズ的な遊び心のようなものらしい。

韓国の原題は「星明りの中で」という。いい拾いものをしたという映画だった。


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