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November 30, 2007

ボーン・アルテイメイタム

面白かった。素直にそう思った。
前作のロシア、モスクワのシーンから始まりかなりテンションの高いスタートとなる。
そして空白の穴埋めをするかのように話しが進み始める。
最初の見せ場はロンドンのウォータールーステイション。
情報をもっている記者と落ち合うのだが、CIAが追ってきてそこから
逃げるシーン、手に汗握ってしまいます。

 かなり長いシーンを手持ちのカメラで撮影、ステディカムを使用しないので
ドキュメンタリータッチの絵の連続、カットが続く。この緊迫感は凄い。
コレを続けて落ち着いた絵につなぎ緊張と緩和のリズムがある程度感じられるのが
いい感じだ。

新しい情報をつかんでモロッコへ。
ここでも街中の大追跡が始まる。今回のボーンは攻めだから逃げるだけではない
ところがまたいい。細かい演出も面白く、洗濯物を奪って手に巻いてガラスの壁をを
越えるあたりの演出はいいです。説明的なカットは少ないから少々戸惑うことも
あるがよく見ていればわかるといった例だ。

そしてニューヨークへ来るボーン。実はコレが前作のラストなのだ。ココが微妙に重なる。
全く同じ台詞で、前作のボーンの姿をみて彼の行くべき方向を
気になったのが「つづく」だと思っていたが、
コレだけの長いのりしろになっているとは思わなかった。

彼の行き先は記憶を失うきっかけとなった研究所だ。
そうあの前作の顔の意味は今まさにかれは過去を取り戻そうとしている
そこへ向かっている顔だったのだ。

最後は海へ戻るが、つまり1作目の最初に戻る、イメージするカットで終わって
いるのが意味深。

さて後2作契約したとされるボーンシリーズ。ここで終わらしておくべきだと思うが。

 このシリーズ、ヨーロッパの風景の中で撮影されるのがいいのだが、
ココから生まれてくる雰囲気を言葉で表せないなと思っていたら、2作目のメイキングで
監督がヨーロッパにいるアメリが人というのが孤独感を生み出しているとのことで、
なるほどそうだったのかとすっきりした。
とくに名所めぐり的なロケではなく、片田舎などを狙っているのがいい感じです。

今回のつくりは2作目と3作目を大きく重ねて、いわば2.5作目的な作りなっているので
これから見る人は是非2作目を見た後ですぐに3作目を見ることをオススメする。

出来ればこの2作品をあわせて3時間程度に編集しても面白いかも。

2作目の最後のシーンが、3作目で意味が変わってくる演出は映画ならではの
モンタージュ効果というのがよくでている。
ある宿命を背負った一人の人間の逃亡と思わせるシーンが
3作目では同じシーンでも対決に向かうひとりの人間のシーンに変わっているのだ。

ハリウッドのうんざりするような大作とは一線を引いた演出がこの映画にはある。

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