毒婦マチルダ
松梨監督ゴメンナサイ。あなたのファンでありながら最近は作品を見ていません
でした。許してください。
大阪ではなかなか見ることが出来ないのですが、ツタヤのネットレンタルでDVDは
すぐに借りることが出来ました。
バカ映画の傑作といえる「毒婦マチルダ」はこんなお話です。
嵐の夜に生まれた赤ん坊は女の子だったが厳しい父親に男として育てられる。
名前はオスカル!しかし北朝鮮のスパイだった母親が殺され、運よく外出していた
オスカルは隣の部屋の殺し屋レオンに育てられることになる。名前もマチルダと
改名して殺し屋として育てられるが北朝鮮に拉致されてしまう。
北朝鮮から日本に逃げかえったマチルダは今度は「ブリキの太鼓」の
オスカルとともに見せ物小屋に出演するがやがて世界征服に立ち上がる。
細かいエピソードは省きましたがなかなか楽しめるお話でしょ。
「ベルサイユのバラ」「レオン」「ブリキの太鼓」などを混ぜて映画にするなんて
なんと楽しいことか。「毒婦マチルダ」のマチルダってなんのことかと思えば。
今の映画が面白くないと思っている方にはこんな映画を見ることをオススメします。
つまりは作家の個性が出ている映画はほんと面白い。何かとタイアップしていて
委員会方式でお金がそれなりに回収できるようにコンテンツとして仕組まれている
映画はそこまでの出来に成り下がっている。松梨監督の映画はその対極にある映画
だと思います。
といいながらも松梨監督もいよいよ本格メジャーデビューとなるようです。
「HAPPY ダーツ」という作品を撮影中とか。2008年秋に公開予定。
あのゲームのダーツのお話みたいです。主人公の派遣社員に辺見えみりということ
だからそれなりの規模で公開されると思われます。本格メジャーであってもあの
パワフルな面白い個性的な映画になって公開されるよう期待しています。
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