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January 23, 2008

ペルセポリス

こういう映画に出会うと生きていてよかったと思う。
ちょっと考えさせられる映画だけどアニメの広がりを感じる出来てうれしくなった。

フランス語のアニメ映画だけどイランの少女マルジのお話。
ちょうど僕らの世代と同じ女の子が主人公だ。

子どものころはブルース・リーに熱中し、アバやビージーズの音楽を聴き
マイケル・ジャクソンまで生活に入ってきていた。成長期には
「アイ・オブ・ザ・タイガー」にあわせるという世代だ。
だけど戦争が始まって国外へ。あのイラン・イラク戦争のときに彼女は
あの中で生きていたのかと思うと本当に自分は幸せな生活をしていたのだと思う。

女性が髪を隠すようになったのもこの映画でみるとつい最近のようだ。
もっと古くからの宗教的な習慣かと思っていたのだが。

ゴジラが登場するのはびっくり。イランでもゴジラが上映されていたのだ。
おばあちゃんに言わせると、「日本人は腹を切ったり怪獣に踏み潰されたり、
変な映画ばかり作るね」とのこと。

ヨーロッパへ逃げた少女マルジは一旦イランへ帰ってくるが、再びフランスへ。
青春のいろんな経験を背負ってフランスへ旅立った彼女の顔には暗い影が
残っている。

こんな終わり方でいいのかと思うが、この作品の原作がでて初めて彼女は
成功する。全てが夢いっぱいで旅立ったのではないから仕方がない。
日本やハリウッドのノー天気さとは違うのだ。

さて映画を見ている間ずっと気になっていたのがキャラデザイン。
大きくなったマルジの顔。ほくろの位置に顔の輪郭、鼻の形、目だけは違うのだが
4コママンガ「自虐の詩」の幸江にそっくりなのだ。
不幸な境遇は似ているので顔が似たのだろうか?
多分偶然とは思うが妙な一致がとても面白く感じた。

これなら「自虐の詩」のアニメ化もアリかも。

20080112_401593

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