第80回アカデミー賞速報
今年は記念すべき80回目というのにかなり地味な作品ばかりが
ノミネートされていて、日本での公開がまだという作品が多く
ちょっと盛り上がりに欠けました。
作品賞、監督賞、脚色賞 が 「ノーカントリー」とコーエン兄弟の
作品が受賞してアメリカ映画としての面子を保ったというところでしょうか。
興味深かったのが「ジュノ」の脚本賞。元ストリッパーという経歴の
女性脚本家でブログがきっかけだったというからこれもいまどきの
アメリカンドリームといえるかもしれません。
長編アニメーションはブラッド・バードの「レミーのおいしいレストラン」で
私は個人的には「ペルセポリス」を押していました。日本とアメリカのアニメ
だけではないところを見せて欲しかったのですがまだまだ壁は厚いようです。
歌曲賞の「ONCE・ダブリンの街角で」の女性歌手が男性がスピーチして
出来なかったのだが、CMのあと再び登場してスピーチをしたのは
サプライズでした。いつもは時間が押しているのでこんなこと許されない
はずだが、時間があったから? それとも80回記念だから?
80回記念としてのイベント、パフォーマンスが実はあまり感じられなかった。
いつもの時間とおり終わっていたのでスケジュールは変わっていないと
思うが多分準備が行き届かなかったのではないか。
直前まで脚本家組合のストライキの影響で開催が危ぶまれていたから
準備が間に合わないところがあったように思う。
あと司会のパフォーマンスがコメディアンとしてのしゃべりはあるもの
いまひとつぱっとしなかった。
アメリカ映画のヒット作が何らかの形でノミネートされ、そこに花があったが
ココまで地味なってしまうと・・・・・。
作品はみなシネコンにはかからないような作品ばかり。
アート系の映画館に流れるような作品ばかりでその質に問題を感じる。
また最近の傾向であったアジアの作品もなくなってしまっていた。
戦争物がいろんなところでノミネートされていたのも暗く地味になった理由。
世界全体の暗さを象徴しているかのよう。
明るく楽しい、そしていい映画としてのハリウッド映画が再びノミネートされる
ことを望みます。
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