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February 06, 2008

ヒッチャー

 私はこの映画、オリジナル版が大好きで生涯のベスト10に入るほど
大好きな映画なんですが、コレを無謀にもリメイクしたのがマイケル・ベイ。
何をするんじゃ全く。と思いながらも彼も好きでそれがまたリメイクすることに
よりファンの心をくすぐる傑作に生まれ変わっているのではとちょっと期待
下のですが、うわさ通りダメでした。 なーんもわかっとらん。こんな適当な
クズ作品にしやがって。オリジナル作品はやっぱり名作だとあらためて確認した
だけでした。

 アルバイトで車の運ぶ青年ジム、ニューヨークから西海岸へ。この設定が
バカンスへ向かうカップルに変更されている。これがストーリーに変化をも
たらせればいいと思ったが後のストーリー、エピソードは全く同じでカップルが
パートで分け合っているだけで何の変化も面白みもなかった。
ポテトフライにゆびが混じってるシーンやジョン・ライダーのとカフェで
向かい合っての対決シーン、もなかった。
このような静の恐怖が抜かれているのはこの映画の本質を見抜いていない
証拠だ。オリジナル版のガソリンスタンドの爆破も派手なシーンではあったが
ライターの落ちる瞬間の間の持たせ方素晴らしい。

この緊張と緩和の連続の中で殺人鬼ジョン・ライダーの目的の不明確さが
不気味な恐怖となるはずなのだが、名前の名乗るシーンはあっさりしているし
「俺をとめてくれ」という言葉になんの重みも含みも感じられない。

律儀に家族惨殺シーン、警察署皆殺し、ヘリ撃墜、そしてトラックでの
胴体切断と再現しているがシナリオ通りの再現であり少々のひねりはあっても
面白くないわな。

 最後の対決シーンは生き残った彼女がジョンを仕留めるがこれもまったく
面白みがなく幕を閉じる。作る意味ないじゃんまったく。

 オリジナル版は、はっきりいってジョン・ライダーはジムのことが好き
だった。だからジムに止めて欲しかった。
そういう愛の物語なのだ。だからどこまでもジムを追い続け最後はジムもまた
ジョンの愛に応えるべく引金を引き彼の望みどおり止めたのだ。
これはそういう愛の物語だったのだ。

 ルトガー・ハウワーは「ブレード・ランナー」で語られることが多いが
私にとっては「ヒッチャー」のほうが何倍もすばらしい。
 久しぶりに見たくなったのだが、我がにはLDしかなくデッキが壊れて
見れないのだ。とっても残念。
(ちなにに、ルトちゃんでお気に入りの「ブラインド・フューリー」もLDで
みれない)


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