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February 04, 2008

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

今回のティム・バートンの新作は悪趣味が前面に押し出され、
きっとこの作品はコレでOKの世界があるのだろうが、笑えなかったので
私にとっては×の作品となった。

 とにかく血のりが多い。
 子どもが絡んでくるシーンに死体損壊、脳みそドバーと
 本当にホラー映画そのままのシーンが続く。
 コレがミュージカルなのだからわけ判らん。
 ミュージカルシーンで笑えたらいいのに笑えないからとってもいやな
雰囲気がづっと続くのだ。

 ジョニー・デップ様を見に来たご婦人にはちょっとかわいそう。
途中退場している人もいたな。
 昔、奥田瑛二が「海と毒薬」に出ていてちょうど彼が大人気で
みなが見に来たが解剖シーンで耐え切れず出て行った人が多かったのを
思い出した。

 人肉饅頭ならぬ人肉パイとはこれもまた悪趣味で・・・・・・

 ティム・バートンの映画の面白いところはその多彩なセンスが
すべて極めていると感じ、それが極められるほどどこか笑いに繋がっている
ところだ。前作の「チャーリーとチョコレート工場」なんかは
本当にこのパターンがうまくいった。
「マーズ・アタック」なんかもトレーディングカードの趣味をきわめている
彼の感覚が前面に押し出されそれが面白かった。
「エド・ウッド」もそう。あんな三流監督のことだれが知っている?でも
彼はエド・ウッドのことを極めていたのだ。

 今回もそういう点では極めているのだろう。グラン・ギニョールとよばれる
残酷演劇、見世物小屋のを極めているといえるのだろうが、笑えないことが
私には受け入れがたかった。

 せめて最後に助かった若者2人の新たなる旅立ち、船出を希望に満ちた
シーンとして、一服の清涼剤、後味をよくするように入れなかったのか。
まあ極めれば極めるほど入れないのが正解か。

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