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March 03, 2008

君のためなら千回でも

この映画アメリカ資本なんですよね。
ドリームワークスが制作しています。
どうもそれが鼻につく。

 1970年代のアフガニスタン。少年ふたりのお話で、
裕福な家の子アミール、その召使の子ハッサンの友情の物語。

と書けばソ連のアフガン侵攻がからんで面白くなりそうな気が
するのだが、裕福なアミールは父親とアメリカに逃げてしまい
そこで小説家になることを目指すのだが、このアメリカに逃げてきた
ところからどうもよろしくない。

あたかもアメリカで生活することが幸せかのように描かれている。

アフガニスタンに戻ることになり、ハッサンの息子を救い出す
ことになるのも、他の子どもたちはどうでもいいのかよ、
って突っ込みたくなる。

原題の「カイトランナー」は凧追いのこと。
アフガニスタンでは凧揚げで戦う遊びがるそうで
その糸の切れた凧を追いかけて捕まえる子どものことを言う。

 ハッサンが凧追いでそのときに「君のためなら千回でもおうよ」と
言う台詞から邦題はついている。
アメリカにハッサンの子を連れてきて凧揚げをするときに
アミールはハッサンの子に同じ台詞をはくのだが、
コレが感動にならない。

なぜなら、ハッサンが凧を追っていった先でいじめっ子に捕まり
性的な暴力を受ける。それをアミールは助けなかった。
その償いが出来ていない。彼の息子を引き取ることが償いか?

凧の戦うシーンはCGが多様されている。
撮影したのは中国。
なんかアフガニスタンから遠く離れたところでいかにも感動もの
映画を作ったとしか見えない映画だ。

「その名にちなんで」と同様にアメリカ資本がアジアのマーケットを見込んで
制作した映画。
かなり絶賛されているのだが、私の心には響いてくるものはなかった。

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