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June 12, 2008

シューテム・アップ


 うわさには聞いていましたが本当にチョーお馬鹿な映画でした。
中身は無いけどコレは傑作で、香港ノワールに心酔した身としては
とてつもなく感動の嵐が私の心の中でいつまでも吹くのでした。

 なんのこっちゃわからんというひともいるでしょうから説明しますが
86分ドンパチの鉄砲の打ち合いだけで終わっちゃうB級(チョイC級)の
映画なのです。

 始まりが凄い。男の顔面、その前を女が横切る。妊婦である。
車が追ってくる。車から男が降りてきて女を追う。手には銃。
顔面アップの男は正義感からこの二人の後を追う。にんじんを生で食べる
男だ。

 後はひたすらドンパチ。撃ちあいが続くがジョン・ウーの冴えていたときに
輪をかけたような素晴らしいアクションの連続。そんなアホなのガンファイト。
どんどん湧いて出る悪党たち。でもこの正義の男(ミスター・スミスと呼ばれている)
は死なない。ガンファイト中、敵をバンバン撃ち殺しながら、臨月だった彼女は出産。
赤ん坊を取り上げる。死と誕生が同時に描かれる素晴らしいシーンになるようで
ならないところがいい。へその緒を銃で撃ち切るなんて最高だ!
(ひどいシーンだって思う人はこの手の映画は見ないほうがいい。そういう
ありえないことを絵にして楽しむ種類の映画なのだ。)

 とまあこんな風なことが延々と続く。普通なら絵作りが単調になり
失速するのだが、この監督のアイディアは泉のごとく湧き出て(というかパクッて)
見せてくれるからいい。緊張と緩和のバランスがいいから笑えるのだ。

(でも最近の銃は水に落ちたぐらいでは撃てなくなることはないそうで、
緊張感があふれるシーンではあるがそんなおとぼけもある)

話は最初から破綻してとってつけたようなもの。銃規制の問題やヒミツの組織が
出てきたりするが一本映画にするためのストーリーでしかなくあくまで
おもろい絵を見せる、見世物に終始している。

エッチ、つまり合体しながらバンバン人を殺すなんて・・・・・どちらの玉も撃ちきって
ました。 スカイアクション、カーアクションなんてほんと凄いよ。
(CGはあると思うが低予算のため少なく、また生身のアクションにこだわり、
スローモーションがほとんどないことも撮影・編集がうまい!)

最後は家族再生までたどり着くのは「フェイス/オフ」を思い出してしまいました。
このときのガンアクションも傑作なんですけど。

 公開規模が小さくビデオやDVDでしか見られない人多いと思いますが
こんなお馬鹿なアクション映画に飢えている人にはオススメです。

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Comments

→コメントありがとうございます。
109シネマズ箕面です。
千里中央からバスで10分ととっても便利なシネコンです!
時々ココでしか見れない映画もあるのでチェックしてね。

Posted by: 映画雑談家 | June 26, 2008 at 12:29 AM

面白そう!というか、私も好きそうな映画なので、見に行こうかなと思ってたんですが、大阪市内では上映してないのね…泣。
どこでご覧になったのですか?

Posted by: ROM | June 25, 2008 at 03:59 PM

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