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August 16, 2008

100万円と苦虫女

 これって、蒼井優版寅さんだよね。

やくざなアネキが家を飛び出して各地を旅して、弟に手紙を書いて無事を
知らせる。

行った先々で起きる事件がまた彼女らしい。

海の家でカキ氷つくりをほめられて、ナンパされそうになって飛び出す。

モモ作り農家でバイトしたらモモ娘に抜擢。笹野高志が出てくるあたりは
まるで松竹映画。
私は前科ものですと又そこを飛び出してしまう。
このエピソード「週刊真木よう子」の1エピソード「蝶のままで」とそっくり。
コレは監督タナダユキと同じため。キャベツ農家とモモ農家を入れ替えて
農村で起こりそうなエピソードで展開させた。

さて、ホームセンターで彼氏が出来て同棲。
いい感じになってきたのにちょっとしたすれ違いが別れとなる。
この理由が・・・・。コレは秘密にしておきます。見るときのお楽しみということで。

このラストがいい。追ってきた彼氏。彼女はもしかしてと振り返るが
視線が合っているように見せかけて実は合っていない。

「そんなわけないか」という一言が寅さんぽくていい。

飄々と生きている彼女のキャラを生かした演出であり、100%今の蒼井優の映画に
なっている。

私が特に気にっているシーンはいじめられた弟と夕暮れの帰宅途中のシーン。
周りを気にして弟がお姉ちゃんの袖を持つ。甘えたな小学生だ。
いじめシーンが何回か登場するがそれが解決されたかどうかわからないが、
お姉ちゃん子の弟なのだ。メールの時代にわざわざ手紙でやりとりするふたり。

文字を書くということに温かみを感じる。

この後あと彼女がどうなるのか? 是非とも見たい。
30代、40代となってもどんな生き方をしているのかづっと追っかけてみたいと
思わせる映画だ。是非とも50年ぐらい続くシリーズにして本当に女寅さんとなり
寅さんの後をついで欲しい。


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