ケータイ捜査官7 第18話
怪談話。
こういったシリーズ物は季節のネタを
入れていたのが常だったのが最近は
季節無視のドラマがおおくて困ってしまう。
8月といえば戦争と怪談と相場が決まっている。
鶴田法男監督の本領発揮と期待したのですが
19時台の子ども番組ではコレが限界か。
でもよくやったと思います。
だってうちの子あたま30秒、中越典子の顔を見て怖いから見ない!
といったもの。雰囲気出てましたよね。
「捜さないで」というスパムメールが届いた人が行方不明になっている
捜査を始めるケイタたち。ケイタの携帯つまりセブンにもこのスパムメールは
届き、ケイタを悪夢に誘う。
この幽霊話、怪談話、決着がつかない。
そこがなんともすっきりしないのだが、どうやら行方不明になった人たちは
自分たちの意思で或る世界へ行ってしまったようだ。
ある大学教授が書いた本がきっかけとなっており、
賛同するグループが発端となっている。
とこの話、元ネタはウルトラQ「あけてくれ」だと思う。
あのお話はラストはユートピアが描かれていたがそれが本当に
幸せか?と疑問を投げていていた。当時は理解されないとして
再放送で初めて放送されたいわくつきの作品。
今回はあっちの世界へ行ったというのがどうも死後の世界ようで
その表現は暗く、救いが無い。台詞としては打ち消す言葉が出てくるが
コレが今の世の中、ネットで繋がっている社会の「あけてくれ」だ。
「あけてくれ」=「捜さないで」なのだ。
30分(実質20分程度)で怪談話をうまく見せたとは思ったが
子ども番組なんだからストレートな怪談話の方がよかったのでは?
まあこれもこの番組の自由度を広げるということでよしとしましょう。
さていよいよ押井守監督作品が次回登場。
「圏外の女」全2話
番外編的なお話になるようだけど期待して待ちましょう。
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