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August 30, 2008

JUNO/ジュノ

 夏前に見ておきながら書き漏らしている作品が続いています。

 今年のアカデミー賞で脚本賞を受賞して話題になった作品です。
こんな話昔からあるよねと見る前は思っていたのですがところがとんでもなく
今風だったので少々驚いてしまいました。
古くは「金八」最近では「十五歳の母」、映画「フレンズ」とかで10代の
妊娠で悩む若者とその家族の作品は多く、その時代背景があっても
子どもを生みどう育てるかがテーマでした。まあ生む生まないの悩みがあって
たどり着くのですが。

しかし「JUNO」では妊娠、出産を経験して子どもは里子へ出し彼氏と結ばれる
というなんとも新しい生き方を見せてくれます。
納得いかないなと思う私の頭は固い、古いのかも知れませんが、それを家族や
周りの人々が認め、受け入れてしまう。アメリカ社会の怖さ、「血」「血縁」への
こだわりのないこの考え方、どうですか?

自分の子ども、または自分の孫が他人の子どもとして育てられるってそんなの
受け入れられないよ。

苦しんでも親となった自分の責任において子どもを育てるべきだ。

お話としては面白いと思うが、こんな社会になっていくことが恐ろしい。
自分の血を分けた身内になんの関心もないのかと思ってしまう。

「血」はおといて家族を構成することにはこだわるのようだ。
それは「ハプニング」や「ミスト」でも描かれその構成要因としての人、
つまり母親、父親、子ども役が揃えばOKというその考え方が見える。

状況により構成された「家族」は擬似とは思うのだが、そのことほうが
大切なようで「血」のつながりは2の次のよう、本来は「血」のつながりの方を
大切にすべきではないかと思うのだが。

父親が病院で娘に「今度は自分の子どものためにここに来なさい」と
赤ちゃんが生まれてから言うのだが、こんな台詞認めたくない。
娘がいやなら私なら自分が引き取って育てるよ。赤の他人に渡すなんて
考えられない。

誤解のないように言っておくが悪い映画ではない。
賛同は出来ないが嫌いな映画ではない。
むしろ好きだ。
なぜなら素直に今の若者を描き、今の家族、社会を描いていると感じられ
その素直さ、そして決して彼女が痛みを感じていないわけではないラスト、
彼氏とのデュエットが素敵に思えたからだ。


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