« August 2008 | Main | October 2008 »

September 2008

September 29, 2008

ケータイ捜査官7 第23話

「ケータイ死す」監督三池崇史。

第1話以来の三池監督作品となります。
この放送の前に1話を見直しましたが
本当に凄い作品です。

さての熱気が再び!と期待したのですが
まあこんなもんでしょ。

中盤の転換期の押さえというところを
きっちり押さえてさすがです。

誘拐されたシーンは描かれずに
ケイタを試す間明とゼロワン。

容赦ない必死のケイタの姿を追うカメラは素晴らしい。

映画でもテレビでもひたすら走るシーンを追うと
それだけで面白くなるのだ。

そしてセブンへの拷問もまた容赦なし。

機械なので少々ことをやっても残酷に見えないので
結構やってましたね。

ラストは心変わりしたゼロワンにかわいいところが見えたりして
いい展開です。
よくあることではありますが、それでいいと思います。

悪もんが中盤でいいもんになって、ラストは本当の悪と
一緒に戦い命を落とす! これぞヒーロー物の王道!

という展開に期待しながら来年春を楽しみに待ちましょう!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 25, 2008

ダークナイト

ヒーロー物が続きます。
上映時間が長いのでパスしていたのですが、日に日に評価が上がって
成績はそれほどよくないのですがコレは見なければと思い行って来ました。

もしかするとこれは歴史的な傑作なのではないでしょうか。

そんな感じがしました。
古くからコミック原作の映画化作品は多く、それらヒーローが活躍する
シーンを実写でどうなっているのか期待するというのが基本でした。

しかし、キャラグッズ販売するようなものから遠くはなれ、スタイリッシュな
犯罪映画を完成させました。そこに流れるどす黒い血は真っ赤な血と対象の
位置にあり、光と闇の世界として描かれていきます。

バットマンそのものが本当に正義といえるのか、悪の存在理由は? 
非常に重苦しいと思わせるテーマが流れ、テロにおびえる人々を描いていきます。

これを今のアメリカの姿という人がいますが、この「闇」=「病み」は決して
他人事ではないように思えます。

わけのわからん犯罪が増えている日本、刃物を振り回し、無差別に人を傷つけ
死に追いやる。食の安全を脅かすような行為も同様に人の心に暗い影を
落としている。

その象徴としてジョーカーが存在し、決してスーパーパワーを持っているわけ
では無いがバットマンと対立していくのだ。彼はどこか必要な悪のように見える。

あのどこかに行ってしまったような演技(尋常じゃないという意味ね)、
看護婦姿などはその極みでホント、取り付かれているなと思った。
ラストの宙ぶらりんの姿が劇中最後となるが、それはそのままのような気がする。
役者の死があそこでジョーカーを永遠にとどめてしまっているのだ。

ではあの世界はどうなっていくのか?

ジョーカーの罠で2隻フェリーに仕掛けられた爆弾の起爆装置をお互いに
押さなかったことに象徴されるように
人間は捨てたノモのではない。そこに光を見ることが出来た。

だから今はダークナイト(闇の騎士)として彼は闇の中へ飛び出していけたのだと思う。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 21, 2008

ハンコック <ネタバレあり>

 ネタバレありで行きますのでコレからご覧になる方は読まないほうが
いいです。絶対に。
見てから、読んでくださいね。


基本はヒーローもので、それでいてそのヒーローの行為って迷惑だよなって
冷静に見ると感じることがある。それをねたにしている。
ウルトラマンで怪獣が暴れて建物を破壊するのは仕方がないが、
正義の名のもとに怪獣をやっつけるために建物が破壊される行為は
許されるのか? 実は「ウルトラマンメビウス」の1話目でこのテーマが
取り上げられている。

 さてこの点を強調した映画「ハンコック」もどこかで見たことがある
ようなヒーロー行為が裏目にでて、本人も開き直って悪ぶるので
始末が悪い。コレが映画の前半の話でコレだけで映画は終わらないだろう
と思っていたらヒーロー物の王道をいく展開、そう中盤から敵対する者が
現れたのだ。

ココから映画は次の段階に入る。

ハンコックと同じ能力を持つ女性、実は元妻で、現在はハンコックのエージェントを
しようとしている男の妻なのだ。こいつとの戦い、つまりは夫婦喧嘩なのだ。

出生の秘密とスーパーパワーの秘密と三角関係が妙におかしく切ないラストへと
導いてくれるのだ。

非常にがちゃがちゃした絵作りには閉口してしまうこともあるが
スーパーパワー対決と彼女への愛などを見せ付けられるとちょっと・・・・・・。

お笑いだけを目指していた「Gガール破壊的な彼女」よりもこちらの方が面白かったな。

批評家受けは悪いけど見れば結構楽しめる1編です

今回は誕生編としてあと「冒険編」「完結編」を作ってもらえないでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 20, 2008

ケータイ捜査官7 これからの予定


9月24日「ケータイ死す」 1時間スペシャル 監督三池崇史

10月1日「ケータイ語る」スペシャルエピソード

10月15日「網島家最大の危機」 監督金子修介

10月22日「天使のふる遊園地」 監督:小中和哉

10月29日「ニャンたる忍者!」監督:金子修介

とのこと。

金子さん登場! 女の子映画になっていますように。

お楽しみに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ケータイ捜査官7 第22話

今回は激しいバトルシーンから始まったかと思えば
ゼロワンが主役の1話でした。

人が人を赦す。

そのことを学び、復讐ではない何かを
感じ取っていくのでした。

前回ゼロワンは人に裏切られ続けたこのより
心に疵を受けたことがわかったのですが、
今回のエピソードでなにかが変わるようです。

ひとりの盲目の少女との出会い。
彼女の盲目となった原因は交通事故にあった。
その加害者は今も苦しみ続け
謝罪を続けていた。
その彼を彼女は赦すのだった。


大きな転換期にやってきたようです。

そして次回は監督三池崇史の1時間バージョン。
激しい展開が予想されます。

お見逃し無く!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 14, 2008

パコと魔法の絵本


実はパスしようと思っていたのですが、
まぐまぐのメルマガ「大阪の中心で【うだうだと】愛を叫ぶ!」で紹介されていたのを
読んでやっぱり見ようと出かけました。
(このメルマガ大阪のおばちゃんさんの鋭い視点が面白い。また映画の見ているジャンルの広いこと!
そしてそのユニークな感想が参考になります)
http://www.mag2.com/m/0000172005.html

素晴らしい。映画を見ている間ハンカチを手放せなかった。
とっても泣けます。とっても笑えます。この映画というよりこの映像表現は
どうしたら出来るのか? 全く新しい感覚の映画となっています。

とある病院、変な患者ばかりが集まって先生もちょっとユニーク。
そこで1日しか記憶を持たない少女パコと頑固な爺さんが出会います。
頑固な爺さんはこの少女に出会い心に何か変化をもたらされます。
少女のために彼女の毎日読んでいる絵本のお芝居をしようとします。

絵本の内容と頑固じいさんの心の変化が平行して描かれますが
同時に脇のキャラの描きこみも丁寧で物語の到達点へいたる複線の
張り方もうまい。

とこう書けばまともなまともすぎて面白くないのですが、
出演者全員のコスプレとオーバーでやりたい放題の演技合戦、或る意味崩壊している
かのような演出。カメラ目線を追う役者、それってテレビじゃんといえるような編集。
けばけばしい色。3DCGの多様。この編集は雑っぽく見えるかも知れないが
それぞれのキャラクターの別の姿、心の中の本来の姿と思えば楽しくなってくる。

そうこの映画は映画に身をゆだねて、映画の世界に浸ってみる映画だ。

パコ以外の患者たちは、頑固爺さんは心臓が悪い会社社長、
おかま、怪我をした消防士、やくざ(何故撃たれたか?それは秘密)、子役から脱せ無ない
俳優、ピンポンボタンを作っている男(謎です?)、看護師もおかしいし、先生も変。
ココまで変だとそれが重荷になって最初はいいがストーリーが進まなくなることが
あるのだが、適度に緊張と緩和があり、テンポがよく、またキャラの描きこみが
深いから苦になることはない。

しかしこのコスプレ大会は見事だ。私は妻夫木君が最後までわからなかった。
國村隼さんってあんなかっこをしていると浅丘ルリ子みたいって思いませんでしたか?
貫地谷しほりはどこに出ていましたか?(女子社員役とか?)
いい意味で阿部サダヲはアクセントになっていたし、語り部になってストーリを
引っ張っており「舞妓Haaaan!」よりよかった。
そう、上川隆也もあんな演技できるんだ、このひとこそ壊れたんじゃないのと
思ってしまった。

そしてパコ。彼女がなんと言ってもかわいい。アヤカ・ウイルソン。
多分彼女にとって今が一番かわいく、輝いているときで、そこでこのパコの役が
やってきたことは彼女にとって、そして映画にとってかなり幸運だったといえるの
ではないでしょうか。

映画館は親子で見に来て大いに泣いている人が多かった。
思い切り泣けば涙は止まるとこの映画では伝えています。
その通りかなりのひとたちが思いっきり泣いていたのではないでしょうか。

大ヒットをお祈りいたします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 12, 2008

海外ドラマ検定







こんなん作ってみました。挑戦してみてください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

20世紀少年

私と同世代、いや少し上、(5つほどと思われる)のお話なのですが、
全くノスタルジー、懐かしさを感じるところが無い。コレがこの映画の致命的な
欠陥。話は面白いから見いってしまうが感動に至らないのはそこだ。
「モーレツ大人帝国逆襲」のようなノシタルジーを感じれる演出がなく単に
大きく広げた話をどうまとめていくかに力を注いでいるように思える。
20世紀に生きた人間としての反省みたいなものがテーマになっていると聞いたが
それは後に続く2作を見ないと判らないということか。

版権の関係かも知れないが、キャラクターの名前が全く出てこない。
ウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラ、そのほか必須アイテムやキャラは
たくさん存在したが出せないらしく匂わせているだけ。ハットリくんのお面も
ぎりぎり許せる範囲なのか。しかし・・・・このあたりが押さえられないと
このお話は面白くないと思うのだが。

あとバカみたいなシーンが多い。これもこの映画の疵。

コンビが燃やされるシーン、あの暴徒たちは一体何?警察は?近所の連中は
何をしていたのか?

「よげんの書」の国会議事堂爆破の絵、あれはなんかのギャグ? 
どう見たって国会議事堂の絵なのに思い出せないなんて・・・・バカかあいつは?
というかその絵を見ている連中皆。
まあキングコングですら壊すことが出来なかった議事堂を破壊したのは天晴れ!

東宝怪獣映画特撮にオマージュがささげられていたかどうかわからないが
ラストのロボットバトルはそれなりに楽しめるが、最後に出てきたもう一体の
ロボット、もっとよく見せて欲しかったな。

ラストの展開が急に加速して状況がつかめない。時間がなくなりましたので
あせりましたといわんばかりの編集のような気がしたが、
続く2作で詳細が明かになることを期待したい。

ところで、意外なことに気がついた。この話、海外テレビドラマ「ヒーローズ」に
そっくり!
最後の東京爆破はニューヨークの爆発。それを阻止するために選ばれた者たちが
集まってくるところ。そして「よげんの書」は「ヒーローズ」では予知された絵画。
そっくりなところが多い。 八犬伝物語まで行かなくてもココまで似ていると
ちょっと疑いたくなるがどっちが真似した? 

まあ私の妄想でしょうが。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

September 11, 2008

ケータイ捜査官7 第21話

初めて過去が語られた今回、
第1話の後にコレを見ただけで
この世界、このお話についていけるように
なっています。

ゼロワンとセブン、サード以外の
ケータイたちについての黒い過去が
語られるのです。

時にセカンドが女性の声でゼロワンとは兄妹、
そのゼロワンに殺された(破壊された)とは・・・・。

ゼロワンのバディは3人とも死んでおり
そのことが人間不信となったとなっています。

そして答えを求める旅をしているとのこと。

その答えはもちろんセブンとケイタが示すものとなる
のでしょうがそこへたどりつくのはまだ先。

今回はとっても濃い30分でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 10, 2008

ケータイ捜査官7 検定作って見ました







| | Comments (0) | TrackBack (0)

ポニョ検定作ってみました。







| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 09, 2008

ケータイ捜査官7 第20話

「圏外の女」後編です。

押井節炸裂といっていいかどうか判りませんが
通常のシリーズとは関係なくことがすすみ
本当に番外編となってしまいました。

前編のラストにセブンが出てきたから
後編はからんでくるのかと思ったのですが
そうではなくケイタのひと夏の思い出と
なったのです。

さよならだけが人生ということを学んだ
高校生ケイタの夏は終わりました。


うーんこれも受け入れないといけないんだろうな。

押井守監督はベネチア国際映画祭で
ポニョのことを「ジジィの妄想」とのたまわっていたが
今回のエピソードをみると
「おっさんの妄想」ということでええ勝負じゃん、
ということで引き分けでしょう。

来週からは本筋に戻るということで
夏休み特集、特番?の4本はこれにて終了。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

クローン・ウォーズ

 「クローン・ウォーズ」は「クローン・ウォーズ」であって「スター・ウォーズ」
ではない。
コレで納得した。

 ひどいよ!オープニング。
いつもの「A Long Time Ago ~」から始まるくせに
版権がワーナーに移ってるのでFOXファンファーレ無し。
長い長い解説の文字も流れない。すべてナレーションで説明されるのだ。
そしてスターウォーズのテーマが流れないのだ。
あの音楽だけ、あのジョン・ウイリアムスの名曲だけ流しておけば
どんなに駄作でも名作になるのに。

こんなの「スター・ウォーズ」じゃない!

そういえば「エンドア」とか「イウォーク・アドベンチャー」のような作品が
過去にはあったから、そののりなんだと諦めるしかない。

でもな、キャラの絵は好きじゃないが、声はほぼそのままのようだし、
ストーリーとしても映画で描かれなかったクローン大戦の話には違いないからな。

テーマ曲はなぜかタートウィンでアナキンのテーマは出てきて
ここでこの曲使うなら最初から他の曲も使えよ!って思ったのだが。

まあどうやらクローン大戦というのはひとつの大きな戦争には違いないが
細かいエピソードの積み重ねになるみたいですね。

先に放送された5分アニメの集合体の「クローン大戦」と今回の「クローン・ウォーズ」
の時間的な関係でいくと「クローン大戦」が映画にエピソード3に直結している
から「クローン・ウォーズ」その前になりこれからグリーバス将軍なんかが
出てくることになるのか。

でも今回の話からジャバ・ザ・ハットっていいもんになったような気がするが、
うらぎるのかな?


どうやらこれはテレビシリーズの第1話的な作品らしく秋にはアメリカで
放送が始まるらしい。

まあ、この手の絵でこの演出で100話あるらしいが付き合えるだろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 05, 2008

崖の上のポニョ

 初日に見ておきながら感想がまとまらずに1ヶ月が過ぎてしまいました。
見終わったときの印象は 

もう戻れないんだ、やっぱり、

というものでした。私としては宮崎駿の原点へ帰る作品を期待したのですが
そういう作品にはなっていませんでした。

原点へ帰るとは「となりのトトロ」を指すのですがもう無理があるようです。
明らかに「ハウル」の悪影響が出ているし、がんばりすぎている。5歳の子どもへの
映画にはなっているが、しかしである。

ただ、誤解のないように言っておくが作品が嫌いとか駄目とか言うのではない。
宮崎駿監督の作品は全て好きで、惚れている身としては駄目なところが見えても
全てを受け入れてしまい愛してしまうのでコレでいいのです。
いい作品です、好きです。これはこれで。

 初日、子どもがどうしても行きたがらないので、仕方なく子どもが起きている
間は相手をしないといけないので、寝るのを待って出かけた。21時には就寝で
妻に許可をもらって外出、レイトショーにポニョを見に行った。ええオッサンが
レイトショーでポニョを見るなんて。普通は恥かしいし、おかしいと思うわな。
でもなんか時代が変わったというか、こっちも年季の入ったというか、こういうことが
普通になってしまったなと感じた。そういう時代を我々がアニメブームから
作ってきたんだ。ガンダム、ヤマトを早朝から見るのが当たり前でその後かなりの
マンガ映画がアニメとして認められ、市民権を得てこうして普通にオッサンが
夜中に恥ずかしがらずにアニメ映画を見ることが出来る時代が来たのだ。
だから劇場はいい大人でいっぱいでした。子どもはこの時間これないからね。

 ストーリーをいちいち追っては書かないが、今までの宮崎作品の好きなところ
彼が子どもに向けて描き、語り続けてきたところがたくさんあって素敵だった。
ポニョははっきり言って今までのキャラのいいとこどりではないか。
あの姿、ハイジだと思うがいかが。でもラナちゃんもある。
パンコパの「雨降りサーカス」と同じような水没した町へ救助に出かけるシーン
なんて子ども心にわくわくした。コレが再現されている。
(パンコパの演出は高畑さん、原案・脚本・画面設定: 宮崎駿)
水没した町のシーンは他に「未来少年コナン」「カリオストロの城」でも登場。
好きなんでしょうね。

 ラナに似ているというのは最後のシーン。
なんとも歯切れのいい、明快な、コレしかない、子どもがちょっと恥ずかしく
思うかも、でも魔法が解かれるときの相場キスと決まっているものね。
その大胆で元気のいい女の子、ポニョらしい素敵な終わりかたであり、
宮崎作品に出てくる女の子らしい素敵な絵になっていた。
 「未来少年コナン」でラナが海底のコナンを助けるときに、空気をいっぱい
吸ってもぐり、くちずけでコナンに空気を与えるシーンがある。あれと一緒だ。

 魔法でおもちゃの船が大きくなるのはいい。でもあのろうそくで走る船って
私も遊んだことの無い古いものだと思うのですがいかがですか。
あのシーンは夢があるよね。

 ハウルの悪影響といったのはポニョの変態シーン。気がつけば半魚人になっている。
あれはなんか意味があるのか?ハウルでソフィーが18歳になったり、90歳になったり
したがそこに何らかの意味があったようでなく、シーンで急に変わってしまっている。
少々混乱する演出だ。意図はもうひとつよくわからないが、どちらも魔法の効きめに
関係している様子。 また、ハウルの出来損ないのようなキャラデザイン:フジモト
というのも影響を受けたと思われる(後で知ったが海底2万リーグのノーチラス号に
搭乗していた東洋人らしい)

 ラーメンを食べるシーンは災害時の非常食といえばこれよねって感じで登場。
いつもながら食事シーンは作るところからいいです。はっきり言っておいしそうですから。
ただ、ポニョはハムを下においてあったのから食べるというのはなんでなんだろう。
宮崎監督自身で描いたというが、熱いのからわざわざ食べるのが子ども?ということか。
こういうこだわりに少々戸惑うよね。

アクションシーンに期待していなかったのだが、大きな波から逃げながら走る車の
シーンは「カリオストロの城」のオープニング、花嫁を助けるシーンだね。
あれに負けないぐらいの迫力がある。ちなみにこのシーン、BGMはワルキューレっぽい
音楽だったと思うが、これはポニョの本当の名前がブリュンヒルデでこれがワルキューレ
に出てくる空を駆ける乙女の一人の名前とか、そこから来ているみたいですね。

と思いつくままに感想を書いてきましたが、
最初にいった「戻れない」と思った理由はこうです。

ポニョはある家庭にやってきてその家族の生活に変化が起きる。基本中の基本の
お話で例えば「E.T.」、「小鹿物語」「パンダコパンダ」「桃太郎」などお話はみな
そうなのだ。ポニョだって例外ではない。崖の上のお家にやってきて宗介を好きになる。
そしていろんな騒動があり、みなの生活が変わっていくお話だ。
つまりあまりにも予定通りというか、古今東西どこにでもあるお話なのだ。

それがトトロは違った。変化がないのだ。単に生活が描かれておりそこには誰もが
経験したであろう出来事が普通に描かれているのだ。

そしてはっきり言おうトトロは何もしない。

これでいいのだ!(赤塚不二夫様 ご冥福をお祈りします)

やってくるのはサツキとメイ。引越ししてきてとなりにトトロが棲んでいることが
判る。しかし二人の生活が変わることはない。留守番が出来ない妹、雨の日の傘。
妹との喧嘩。姉として泣けないが母親への甘え。そして行方不明になった妹を捜す。
彼女たちの日常が描かれ、隣人として住んでいるトトロは登場しても彼女たちの
生活には影響が無い。魔法を使うわけでもなく、いたずらをするわけでもない。
本当に何もしないのだ。
クライマックスの妹を捜すときもトトロはネコバスを呼んでくれるが、捜しては
くれない。木の上で手を振っているだけだ。

彼女たちは子どもとして当たり前の生活をしているそこに大人の事情はからまない。
そういう映画なのだ。

私は原点に戻って子どものために子どもたちの当たり前の風景が、生活が描かれていて
大人の事情がからまない純粋な子どもの事情だけでことがすすみ、終わる
そういう映画を期待した。それでこそ子どもたちに受け入れられると思ったし、
なによりも私が見たかった。

でもそういう本当の意味での等身大の子どもの映画ではなかった。
魔法のおきてやママ同士の会談、フジモトの事情などいろいろと子どもには
判らないまさに大人の事情がからんでくる。これが子どもにはわかりにくい。
そしてあまり理解したがらない。昔のマンガ映画ではそんなもんからまなかったように
思うのだ。

公開直後に子どもたちが受け入れてくれないとのコメントが監督からあったが
当たりまえだ。ズレているのだ。あれは大人が自分を写した、感情を入れた子どもだ。
だから本当の子どもは受け入れない。

あらためて誤解のないようにいうが、映画としては子どもの冒険譚としてよく
出来ているし親は子どもに見せたい、子どもは見て退屈することはない。
むしろ喜んで帰る。いつまでのあの歌を口づさんで帰ると思う。

ヒットはもちろんそれを裏付けており、200億届くのではないか。お正月まで
ロングランもありえると思う。

 気になる点としてはボイスキャスト。もう有名俳優、役者、タレントを使うのを
やめたらどうか。はっきり言ってうっとおしい。演技が出来る人は声を当ててもうまい
と証明したのは宮崎駿監督だが、今はどうも話題づくりだけで意味がないように思える。
本当にこの人の演技力を必要としたのか?いささか疑問だ。もっとうまい声優さんが
いるだろうと思った。
このあたりは鈴木プロデューサーの陰謀か?

快進撃を続けるポニョ、ベネチア国際映画祭で北野たけしや押井守に勝てるだろうか?

発表は9月5日とのこと。


| | Comments (0) | TrackBack (2)

« August 2008 | Main | October 2008 »