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December 13, 2008

ブラインドネス

「ブラインドネス」
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○監督 : フェルナンド・メイレレス
○出演 : ジュリアン・ムーア 、 伊勢谷友介 、 木村佳乃

見ている間は面白い。ちょっと怖い思いもする近未来SFサスペンス?という
ような感じの映画です。でも見終わったあとこのテーマは実はゾンビものでは
描いてきた世界でそれが日のもとにさらされた感じはします。
また先ごろ公開された「ミスト」や「ハプニング」に似たところもあり、その点
ではこういう書き方をすれば評価を下げてしまいそうなのですが、二番煎じに
見えてしまっても仕方がないか。

でも、ほんと見ている間はおもしろいんです。

なせか失目した日本人男性。どこか外国の町、道路の真ん中で車運転中。
それ以後突然失目する人々が増え続ける。最初は感染すると隔離されるが
やがて政府も機能しなくなり電気もガスも水道もまともでなくなる。
隔離病棟へ押し込まれた人々の中でひとりだけ目が見える女性に導かれる
ようになるが、それも続かず、食料をめぐって争いが起きる。

無人島に漂着して、意見が分かれるグループで争うとか、ゾンビが蔓延した
世界でショッピングセンターに篭城するなど限定空間に人々を閉じ込め
社会の縮図を作ってみせる映画は多く、「ブラインドネス」もそのひとつ。

で、それ以上のものがなかったのが惜しいのだ。

「ハプニング」のそれは自然界からの復讐のように思えたが、「ブラインドネス」
のこの出来事は神の仕業のように思えた。
増えすぎた人口を淘汰するために起こしたのではないだろうか。そうこれはノアの
箱舟と大洪水の物語なのだ。

糞尿垂れ流しの世界で、男の欲望に命をかけて挑む女たちと見せ場は多い。
街のデザインも見慣れないところなのがいい雰囲気でそういう点では普通の
ホラー映画とはまた違った味わいがある。

2組の夫婦の愛を描いているがその一方が伊勢谷、木村の日本人カップル。
自然な日本語に違和感ない。出番としては多く、映画の重要なパートを
担当しているとは思うが、もう少し描きこんで欲しかったとは思う。

この秋の盲目3部作「IHCI」「まぼろしの邪馬台国」「ブラインドネス」
これにて終了です。

ところで突然サバイバル3部作「ミスト」「ハプニング」「ブラインドネス」とう
組み合わせもあります。

ちなみに今年の傑作怪獣3部作「クローバー・フィールド」「ミスト」「D-WARS」
というわけでこちらもオススメです。

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