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April 16, 2009

ウォッチメン

「ウォッチメン」
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○監督:ザック・スナイダー
○出演:ジャッキー・アール・へイリー、パトリック・ウィルソン

 ヒーローもの大好きにとっては非常に面白い映画だった。
暗くて陰湿で、全くヒーロー物としてスカッとしないので万人には向かないが
どこまでも究極的アンチヒーロー物を目指しラストのオチがヒーロー物として
完結するという素晴らしい作品だった。

 もうひとつのアメリカの歴史の影にアメリカを支えるヒーロー、ウォッチメンがいた。
彼らは政府に協力し、ベトナム戦争に勝利をし、アポロ計画を影で支えた。
そして1985年ソビエトとの冷戦のなか世界は核の全面戦争の危機を迎えていた。
「ザ・デイ・アフター」が公開されたのはこの頃で懐かしく思い出す。
そう考えると今の北朝鮮のミサイル(本当にロケットかも知れないが)は時代遅れだね。
そしてウォッチメンの一人が暗殺される。コメディアンという名のウォッチメン。
人間の善悪の両方が極端で、仲間のレイプ未遂まである男だ。
誰が何のために彼を殺したのか?仲間の一人 ロールシャッハが調査を始める。

といったお話でいろんなヒーローが出てくる。どこかで見たことがあるような
ヒーローたちは元ネタのパロディといえばパロディ。
そして同時にヒーローの禁じ手、タブーを惜しげもなく行っていくのだ。
ヒーローの一人が開き直ってレイプ未遂を認めたり、それぞれ悩みあり苦悩し
三角関係になったり、嫉妬して火星まで逃げるたり、SEXが出来ないバットマンもどきが
火事で人々を助けて興奮した勢いでSEXが出来るようになって、ヒーローの乗り物の
なかでヒロインとカーセックスするなんて・・・・・。そんなことしていいのって
いいんです。この世界では。

三角関係も修復され、謎の暗殺者の正体がわかったとき、その偉大な目的がわかる。

以下ネタバレですご注意ください。


ドクターマンハッタンの力が世界各地である爆弾を作動させたとしてウォッチメンへ反発、
そのために人類がひとつになって協力をしようとする。そして核戦争は回避されるのだ。
そう本当の意味でこのヒーローたちも地球を救ったのだ。 コレはすごいことだし、
やっぱりヒーローものの王道行くオチをつけたのに私は満足したのだ。

ここまで引っ張ってこのオチかよという声が聞こえてきそうですがたかがマンガ、劇画、
グラフィックノベルの世界。そこへ浸ってこんなあってはならない究極的に描かれた
ヒーローたちの姿を楽しむ映画なんだと思います。

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