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April 16, 2009

ヤッターマン

「ヤッターマン」
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○監督:三池崇史
○出演 : 櫻井翔 、福田沙紀 、深田恭子

 よくやってくれました。あなたしか出来ません。三池監督!
快挙です。こんなお馬鹿な日本映画をどこまでも真面目に、美術に至っては
芸術にまで高めたものがあり、今の時代にしか出来ない芸術作品へと昇華して
います。

あくまで毎週放送している番組の1本とした基本構造を持っているのですが、
それを一旦解体して映画の尺へ再構築、しかし毎週の番組と同じ構成になっている。

その芸の細かさはエンディングタイトルの後に次回予告までついており、
続編をにおわせるが実はこれも映画の一部なのだ。まだ続編は決まっていない。
(ヒットしているから約束されたようなものだけど)

 渋山駅前のハッチ公には笑ったが、このネタのように大人の笑いネタが多く、
子どもには刺激的なシーンもある。どこまで受けてるかわからないが、
全国の女子高生の皆さんのシーンは子どもに聞かれたらちょっと困るシーン
だったよね。あとバージンローダーとヤッターワンとのキスシーンとか。

「ありがとう 2号さん」って大人は笑えるけど子どもに聞かれたら
困るよね。 一緒に行ったうちの子から質問はなかったのでセーフでしたが。

ドロンジョ、よくやりました。天晴れです。フカキョンのヘタウマなところが
そのまま出てこれはコレでOKでしょう。でも小原さんのドロンジョはもっと大人
のイメージがありました。天野喜孝の原画を見たことがあるけどあれをよくも
こんな風に実写化したものだ改めて感心した。そしてその素朴な願いも
かわいらしくてお話としていいよね。年齢不詳だけどまだ青春できる年なんだ、
ドロンジョ様って。

ボヤッキーって生瀬意外誰が出来るって感じでコレもよかった。変なオッサン
タイプでどっかにいそうでいないオッサン。女子高生好きというあぶないキャラも
子ども、ファミリー向けにはギリギリの線。旧作のアニメはもう少し自由で
過激だったんだけどね。まあ時代の流れで難しくなったけどうまくやってましたね。

少々暗い、ダークなイメージがセットやメカのデザイン、色から感じていたが
作品全体のノー天気なところがあるので調和が取れていたのだろう。

出来ればメカのデザインとカラーリングアニメには忠実にして欲しかった。
ヤッターワンのデザインがかなり変わっていたのと、目玉がないのが感情を
表せていないのが残念。もっと擬人化してもよかったのではないか。

オモッチャマがあんまり活躍しないのだが、ドクロストーンの秘密を
調べるときのスタイル、ポーズが「携帯捜査官7」のセブンにそっくりなのは
わかるものにしか判らない遊びでしょうね。

見るものを選ぶ作品ではあるがしかし安っぽいバラエティにならずに
本気で遊んだ大人が本気で観客を楽しませようとしている映画として
映画史に残るだろう。いあや残しましょう。

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