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April 06, 2009

釣りキチ三平

「釣りキチ三平」
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○監督:滝田洋二郎
○出演:須賀健太 、 塚本高史 、 香椎由宇 、

「おくりびと」の大ヒットで注目の作品となり、東映は棚からボタモチとなるかと思ったら
やっぱりソウ甘くは無かった。
でもね、こちらのほうがなんかいいわ。
「おくりびと」は決して悪い映画ではない。むしろいい映画であると認めるが、あざとい
ところがある。いかにも映画として、脚本として仕組んだところがある。
そこで泣かそうとしているのがあざとい。それは別に悪いことではない。
「釣りキチ三平」のほうがそのながれが予期できない自然さ(といっていいのか)が
あるのだ。

最初に父親と姉と三平で巨大岩魚の釣りについて話しているときに
秘策があると語る父。

コレがラストへ結びついてくるのだが、普通ならこの秘策について三平も姉の愛子も
父親の言葉を思い出し、方法を考えるという展開になる。しかしそうはならないのだ。
どこまでも釣りを否定し、憎んでいる愛子の心を動かし、三平の本能というべき行動で
岩魚を捕まえ釣り上げる。その二人の連係プレイとあわせてクライマックスの展開が
見事だ。

秘策はなんだったのか判らない。三平のとった行動がそれだったかどうかは確かめる
ことは出来ないまま終わるが、二人の関係が修復され、父親が二人をつないでいると
感じることが出来る。

実は子どもの頃釣りにはまっていた時期があり、そのときに「釣りキチ三平」は読んでいた。
鮎のエピソードはよく覚えており、マンガの三平の動きをうまく実写としていて見せていると
感心した。演技の下手なところもうまい内になっているように感じた。

「釣りバカ~」といいながら釣りの醍醐味が全く無い作品よりもたかが釣りを
とても丁寧に見せてくれたこの作品はとても素晴らしいと思う。

でもたかが釣りなんで、釣りの好きな人しかみないと思うし、本当に好きな人は映画館じゃなくて
どっかの海や川で糸をたれているほうがいいんだろうな。

私も釣りを再開しようかとここ数年思っており、何回か海へ出かけている。子どもと遊ぶのに
ちょうどいいのだがココ数回は坊主で・・・・。その時間、映画を見ているほうがよかった?かとも
思うのだが無駄に時間を使うの釣りの醍醐味。ゆっくり旅をするのと同じで贅沢に時間を使う
ことが出来ればと思うのだが、まあそれはもう少し先のことかな。

ところで三平に姉なんていたのかな?と思ってみていた。全ての作品を読んだわけではないので
どっかで出来たかのかもと思っていたのだがどうやら映画オリジナルのキャラらしい。
では原作ではどうやって「夜鳴き谷の怪物」を釣りあげたのか・・・・・? 
読まねば。

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