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May 25, 2009

チェイサー

「チェイサー」
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○監督:ナ・ホンジン
○出演:キム・ユンソク、 ハ・ジョンウ

 面白いとは思ったが、万人へすすめることが出来ない映画。
血に弱い人は見ないほうがいい。なぜハンマーやノミを使ってあんなに残酷な
描写を見せるのか。犯人が手にしただけでその思考は伝わってくるのだから
それでいいじゃないか。

 元刑事のジュンホ、今は落ちぶれてデリヘルの元締め。
自分の事務所所属のデリヘル嬢が行方不明になり探し始める。
それが連続殺人事件の犯人を追い詰めることになっていくのだが・・・。

この犯人のヨンミンがしたたかで、気持ちが悪い。あっさり犯行を
自白するが証拠が出てこない。警察のマヌケなところが出てくるが
それ以上に脚本の面白さで見せてくれるので足を引っ張らない。

だがしかしだ、冷静に見ると観客も踊らされている。

ネタバレに入っていくのでコレから見る人は読まないように。

この手の映画で見世物となるところでもあるから100歩譲って
残酷描写は仕方がないとしても、元刑事としての警察が信用できないからと
自分で調べ始めるその方法に問題がある。

デリヘルに使った車が発見されているのだから、そこから近い家のはず。
部下にしらみつぶしに家を当たらせるときにそこへたどりつかないのは
おかしいのでは。

脱出した女が日中血だらけで住宅街を歩いて助けを求め、
犯行のあった家から100メートルも離れていない(多分)雑貨店で保護される。
ココで不幸にも犯人とであってしまうのだが、この犯行が警察に
通報されて調べるときに警察は周囲の聞きこみやローラー作戦を行わない
のはなぜか? 非常に不自然だ。

この2点は実はこの映画の傷だ。だが、その傷に気付かないように
インパクトのある展開があり客はそちらへ目を向けられるので
気付かない人が多いのだ。でも騙されてはいけない。

あと、コレも完全ネタバレになるが、なぜあの一度は助かったお母さんを
死なせるかな。韓国映画ってこのあたり血も涙もない展開にするよね。

助かってよかったと観客が思っているのを平気で裏切るのだ。
それはインパクトあることかも知れないし、そんなに甘い映画は作っていない
といわれればそこまでだが、なにかこの嫌な味わいが残るので
やめて欲しいな。ほんと後味悪いよ。

ハリウッドでリメイクが決定しているらしいが、きっとこのあたりの展開は
変えるだろうな。で、それがおなじみの甘い映画になってヒットはするかも
知れないが他の映画と代わり映えしない作品になりそう。

まあ、そんなこんなで、心臓の弱い方、血の嫌いな方は心して観てください。

「オールド・ボーイ」と一緒で面白かったとは思うけどもう二度と見たくないです。

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