スター・トレック
「スター・トレック」
―――――――――――――――――――――――――――
監督 : JJ・エイブラムス
出演 : クリス・パイン、ゾーイ・サルダナ、ザッカリー・クイント
私はトレッキーではありません。
真面目なファンではありません。
ほんとうににわかファンで知らないことの方が多いです。
旧シリーズはTVはほとんど見てません。少しは見ましたが面白くないので真剣には見れません
でした。映画になって全てのシリーズをみて、TVの「新スター・トレック」の途中から最後まで
見ました。いわゆるジェネレーションズです。その後「ヴォイジャー」「DS9」「エンタープライズ」
とTVシリーズは全部見ました。ココまで書くとトレッキーのようですが本当のトレッキーは
こんなもんじゃないので。
で、今回の新生スタトレですが、新しくなったといいますが私に言わせて見ればぜんぜん
新くなっていません。むしろコレまでのTV&映画シリーズの延長線上にあります。
以後ネタバレで行きますが
その理由はレナード・ニモイのスポックが登場するからです。
スタッフ、キャストが一新されかも知れません。描き方、キャラクターの性格が変わったかもしれ
ませんがこの世界は以前シリーズと繋がっているのです。
それをあのスポックが結びつけたのです。
スポックの失敗によりロミュラン星が消滅、ロミュランのネロからその恨みを買ってスポックは
タイムトラベルすることになります(この話は詳しくはコミックになっているそうで映画では
描かれていません。「映画秘宝」の記事でわかりました)。
そして今回の映画の事件の発端となるのです。
だからロミュランがどうしてバルカン星を狙い、消滅させてしてしまうところで行ってしまうのか
の展開が映画だけでは飲み込めないことになっています。
このあたりはTVシリーズなんかで完全版にしてもらいたいところ。
さて、タイムトラベルや次元違う世界の話しはTVシリーズでは何度も出てきており、
実は歴史を変えないように苦労することが多いのですが、今回は次元まで違ういわゆる並行世界
の話になっているので展開に幅をもたせています。
ひとつのお約束として歴史を変えないというのがあるのですが、「エンタープライズ」でもかなり
苦労していたし、「ヴォイジャー」では次元の違う世界のクルーみんなが悪者だったような話もあり
ホログラムデッキと同様にタイムスリップはスタトレの世界の自由度を広げるのに役立っています。
だから今回これが新生スタトレといわれてもなぁって感じがするのですが・・・・・。
ちゃんと「アーチャー提督の犬を転送した」みたいな台詞もあったし。
(解説するとアーチャーはTV「エンタープライズ」のエンタープライズ号の艦長で、ちなみに一緒に
宇宙を旅するペットのビーグル犬の名前はポートスです)
やっぱつづいているんだって感じていました。
で、次なるネタはオリジナルカークの復活か? でも「ジェネレーションズ」で死んでいるから・・・・。
まあ、この路線で再出発したことには違いなく今後も楽しませてくれることに期待しています。
ところで新スポックの顔、どこかで見たけど思い出せない・・・・・・でわかりました。
「ヒーローズ」の悪モン超能力者サイラーでした。
Comments