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August 17, 2009

劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ

「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ」
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○監督:湯山邦彦
○声の出演 : 松本梨香 、 大谷育江 、 うえだゆうじ

 子ども付き合いで見に行ってきました。
メディアミックスの展開でひとつの映画が大ヒットするのはいいのですが、
しかしこんなお話でいいのでしょうか。なんかねぇ。
ダイアモンド&パールと名のつく世界観ではこの映画が3本目となり
現在のテレビシリーズとは地続きのようですがまあ特に意味があるわけでは
なさそうで、今回はダイアモンド&パールの世界が終わる?にあたっての
完結編のような意味合いがあるようです。

神とばれるポケモン、といってもピカチュウのように小さいものではなく
怪獣といっていい大きさのポケモンがいて、今回アルセウスというのが
出てきます。簡単にいうと神様で太古の世界で人間を助けたといわれており
人間は弱さゆえにアルセウスを裏切ってしまい、怒りをかってしまったという。
サトシとピカチュウはアルセウスの怒りを静めるために昔の世界にタイムスリップ
する。

そこでまあいろいろあって、怒りが解けるのだが、過去の世界で怒りが解けて
しまえば今、現代においては歴史が変わってしまう。そこが都合よく描かれて
いないのだ。これはいかんだろう。

アルセウスの怒りがなければ、ギラティナの反転世界はこの世界と接触することは
なかったという(これ昨年の映画の話)。またディアルガとパルキアの争いも
なかったはずと説明していた(これは一作年前の映画の話)。

つじつま合わないじゃん。

ようは都合く映画を作りすぎているのだと思う。
子どもに見せる映画なのだから、愛と勇気と冒険、友情のお決まりでいいから
臭い話にすればいいのになまじゲームとかカードとかを売ろうとするから
そう制約により自由さがなくなっているのではないか。

映画館にDSをもって行けば自分のゲームにアルセウスがダウンロードされ、
入場プレゼントでアーケードゲームのバトリオのパックとカードゲームの
プレミアカードがもらえる。前売り券をおもちゃ屋にもって行けばここでも
ピカチュウカラーのピチュウがもらえたりして、びっしりタックを組んで
儲けようとしているのである。作品の内容を含め全てのベクトルが商売に向いている。

商売ではあるがしかし、子どもへの教育的側面もあることを忘れずに、製作側は
企画、製作を進めてほしいと思う。

 ほんとうに心に残るような名作を見せてくれてもいいと思うのだ。
 多くの子どもたちが集まり、期待して見に来る映画なのだからその責任は大きい。
 だからこそ商売だけでなく、子どもたちの心に残る物語をみせてほしいと思う。


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