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August 20, 2009

ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢

「ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢」
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○監督・原作:ニック・パーク

 久しぶりの新作は昔の方式、短編に戻ってきました。約30分で終わって
しまいますが、コレぐらいがこの作品にはちょうどいいみたいです。

「チキンラン」でハリウッドへ渡り、「野菜畑で大ピンチ」と作ったのですが
どうもしっくりこなかった。多分ニック・パークの風味は長編向きではない
のでしょう。実際多くのスタッフは平行して各パートを作っていくデレクション
が大変だったようです。

 今回BBCで昨年冬に放送されたものを日本で劇場公開。過去の3作品
とあわせてということでその変遷がたどれるのはうれしいのですが、
上映順がなんと「ベーカリー街の悪夢」から始まって「チーズホリデー」
「ペンギンに気をつけろ」「危機一髪」でした。これはちょっとよくない
のではないでしょうか。製作された順番に見たかったと思います。
というのも、やはり1作目が1986年の作品で今回の新作まで23年の
歴史があり、どうしても質の差が目立ってしまうからで、
実際「チーズホリデー」のグルミットには指紋がついていた。
粘土で手作りしている証拠だが、今の作品ではそれはない。

 今回も面白かったが最初に広島で「ロングトラウザーズ(原題)」つまり
「ペンギンに気をつけろ」を見たときの衝撃にはかなわない。多くの短編
アニメを見て最後にこの作品が登場したときのあの興奮は忘れられないのだ。
探偵ものやSF映画の旧作をリスペクトし、間の取りかたのうまさ、そして
最後に大列車強盗に発展するくだりは場内大爆笑と大喝采だった。
 多分これ以上の作品は作られないだろうと思う。

今回も展開としては同じで、どうもニック・パークは女性が嫌いみたいで
嫌な感じの女性がでてくる。案の定これが犯人なのだが、ラストに向けて
アクションが展開されるその流れは健在でまたまたサスペンスとSF映画の旧作
パロディも登場する。あのパワーローダーが出てくるシーンにはひっくり
かえったが・・・・。

 日本じゃ子ども向けのような売り方、イメージがあるが細部をよく見ていると
そのテーマ、表現において年齢の対象はもっと広くもっと高いようなきがする。

きっとイギリスの文化の中にちゃんとこういった作品への理解が年齢関係なく
あるのだろうな。日本のアニメが30年かけて到達した歴史似たところが
あるように思う。


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Tracked on August 23, 2009 at 10:39 PM

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