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September 28, 2009

ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~

「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~」
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○監督:佐藤信介
○声の出演:綾瀬はるか、沢城みゆき

 悪くはないけど、まあ水準の出来だと思います。
最近のキャラクターにたよったアニメに比べると、どちらかといえばストーリー
重視でオールCGのアニメとしてその世界観がなんともいえない味わいがあって
動きもまあ、まあでよろしいんじゃないでしょうか。ただ一点気に入らんのが
テオの心が見えない、描きこみが甘いこと。

高校生の遥は父親と二人暮らし。母は他界している。母の形見の手鏡を探して
不思議な世界、ホッタラケの島にやってくる。人が忘れた、ほったらかしにした
もので作られた島。そこでテオと出会い冒険が始まる。

テオはブタとキツネを足して2で割ったような動物(?)。臆病者のいじめられっこ。
彼が最後には遥のピンチを救う。

あくまで主人公は遥だが、テオとの出会いお互いの中で変化が生まれるはずなのだが
その動きに乏しいのだ。だからテオが町のみんなと飛行機を作って空を飛び、
遥の救出に向かうシーンで泣けないのだ。もっと描きこんで欲しかった。

 悪口にではないがこの設定、展開は昔の宮崎アニメの焼き直しと見た。
「天空の城ラピュタ」だ。パズーが命をかけてシータを助ける冒険模している。
しかしテオの心が描かれていないのが辛い。
島を走る汽車のような乗り物も「~ラピュタ」の採掘現場に出てきた。
しかし飛ぶシーンは雑なのでやっぱ「~ラピュタ」のほうがよく出来ている。
ほかに悪者の男爵。どこかで見た感じがある。多分「王様と鳥」の王様のイメージ。
基本が「不思議の国のアリス」なのでスペードの女王ぽいところもある。
飛行船は「~ラピュタ」で、最後の追いかけっこは「カリオストの城」を思い出した。

人間がほったらかしにしたもので出来ている島、その世界の設定は「屋根裏のポムネンカ」
を思い出したが、「ホッタラケ~」の方がカラフルできれいだった。

妙に胸大きさが目立つ遥の声を「おっぱいバレー」の綾瀬はるかが声を担当しているのは
声を演じる役者に合わせていたのだろうか?

劇中エピソードで、遥の父親がお弁当を作るシーンがある。
母親の死からお互いに立ち直るきっかけとなったシーンだ。
私も子どもの弁当を作ったことがある。妻が入院したときに幼稚園へ
もっていくお弁当を作った。コレを毎週やるのはやっぱ大変です。
そういう点ではお母さんはやっぱ凄いです。感謝すべきもの
その偉大さみたいなものまで含めて描いているところは
この映画のいいところ。

なので脇とはいえメインとなるキャラの描きこみまで手を抜かないで
ほしかったな。

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