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October 27, 2009

私の中のあなた

「私の中のあなた」
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○監督:ニック・カサヴェテス
○出演:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン

 最近映画を見るテンションが下がりっぱなしで、このメルマガも遅れぎみ。
ほんとうに見たい、いい映画がないという状況が続いています。
見れば結構いいのかも知れませんが、そこまでの気持ちにさせてくれないのです。

 アメリカでそこそこのヒットを飛ばした「私の中のあなた」ですが
この秋唯一の見たかった映画です。設定がかなりアメリカ的で主人公が少女と
いうのがいいです。でもこの邦題、いいなと思っていましたが原題のほうが
やはりよくこの映画を表しています。「My sister’s keeper」が原題。
「私の姉を維持する者」と訳せばいいのでしょうか。

維持する者は妹のことですが、この妹アナと姉ケイトだけのお話になっておらず、
家族全員、一人一人が病気のケイトへの思いを語る形式になっていました。

アナは自分が姉のために作られた、生まれてきたドナーであることで、
親を訴えることになるのですが、それには深い理由があったという物語です。

家族の絆を維持しながら必死にケイトの看護をする母サラをキャメロン・ディアスが
演じていますが、初めてこの人演技がうまいと思いました。もともとが
かるーい映画から出てきたのでそんなイメージがあったのですが、それは昔のこと
でしょう。

 もう少し泣ける映画になっているかと思いましたが、そういう方向はほどほどに
家族の崩壊と再生をえがいているいい映画でした。

 しかし、面白い国です。姉のために人工授精して生まれてきた子どもを
ドナーとして姉の命を長らえさせるために数々の処置、手術をうけさせて、そのことで
子が親を訴えるとは。それがこうして本や映画になる。単純なお涙頂戴映画になって
いないところがどこかの国の量産され、タイトルも覚えていない難病ものとは違う
ところです。

たまにこういうアメリカ映画に出会えると、まだアメリカは大丈夫かと思えます

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