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October 10, 2009

火天の城

「火天の城」
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○監督:田中光敏
○出演:西田敏行、福田沙紀、大竹しのぶ、椎名桔平
悪い映画ではなくてよかったと見始めには思っていたが、どうも後半がいけません。
そしてあんな終わり方とは・・・・・。

最初に「幻の城」とネタをふっておいて、戦国時代のプロジェクトXが始まるあたりは
なんとなく期待をさせます。椎名桔平の信長が少々気になるところですが、そつなく
なんでもこなす西田敏行が岡部又右衛門を演じまあ見ていられるなと思っていました。
プレゼンのコンペがあって岡部又右衛門に決定するあたりは、今風のビジネスと変わら
ないというか、そういうストーリー展開にわざとしている
のでしょう。材料を求めて敵地の木曽へ。ココで、木曾義昌役で笹野高史が出てくる。
これはミスキャスト。NHK大河ドラマ「天地人」でこの前まで豊臣秀吉を演じており、
コレが結構印象が強かった。逆にこちらの秀吉は印象が薄い! さてなんとか材料の調達
も出来る見込みがたって建築が大詰めを迎える。
まあ他にも敵の妨害やアクション、CGスペクタクルシーンなど、なんやかんやあって
城は完成。このお城はライトアップされたという。コレ本当かな?

 ここで終わってしまうとは思いませんでした。
だってネタをふった「幻の城」の謎解きがまったくないのだ。3年で焼失したそれはなぜか?
そこを描く必要があるのでは。
 それにせっかく信長が出ているのだから「本能寺の変」まで描くべき。
安土城完成が1579年。3年後、1582年の「本能寺の変」の後に主を亡くした城が
焼失したとされているのだから、そこまで描かないと。

敵方の築城妨害とか、政治的な陰謀、策略がめぐらされるなかで、それらといかに戦い
城を完成させ、そしてその夢は崩壊していったのか、そんな映画を期待していたのに・・・・。

ラストに炎上する城が見れるから「火天の城」と名がついていたのかと思っていました。

あと、化けもののような城という台詞をもっと絵で表現して欲しかった、
天主のあの奇抜なデザインの元となったのはなんだったのか? 
人の数や材料の量、手間、時間、その規模が全く映像から伝わってこなかった。
ただ、安易なCGは使っていなかったと思う。かなり部分本当に作業をやっているのが
映しだされていたし、群集シーンでは出来るだけ多くの人を集め、さすが東映時代劇と
いう絵作りのこだわりは感じられた。しかしこれがこの作品全体のスケール感に
繋がっていないのが残念だった。

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