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November 2009

November 28, 2009

なくもんか

「なくもんか」
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○監督:水田伸生
○出演:阿部サダヲ、 瑛太、竹内結子、塚本高史

 言われなくても泣きません。笑うことも出来ませんが。
「舞妓haaaan!」で気をよくしてもう1本作られたのがこの作品。
主演:阿部サダオと脚本:宮藤官九郎と監督:水田伸生のトリオ作品。
前回も笑える作品になっているようでなっていない、尺の長い作品になっており
まあこんなものかと思っていたが、今回はもっとひどく、純粋に下町人情物に
しておけばいいのにいらぬ要素を組み合わせて中途半端な展開になっている。
歯切れがよい、スピードがあるといえばいいように聞こえるかも知れないが
下町人情物の人の心を描いていない。居候がみんなに気にいられるように
努力してきたところへ弟が現れ騒動が起きる、風なところは寅さん風
なのだが、一人ひとりのキャラの丁寧さがかえって雑然と並べただけで、
いしだあゆみのみが光っていた。
竹内祐子の帰還と弟が現れるのは重複しているのだ。どっちかでいい。

人情には恋がつきもんで、そこは純情が笑いを誘う風にして欲しかった。

沖縄へ舞台を移して大失敗。あれこそ笑えないよ。

あの舞台は最後に商店街のイベントしてやって、そのみんなの力で
成功させるようにしなければ。

脚本:宮藤官九郎は「我輩は主婦である」が傑作なだけに非常に残念。
きっとあの作品だけが特殊なのでしょう。

まあクドカンにはそれほど期待していないのですが・・・・。

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November 27, 2009

ロボゲイシャ

「ロボゲイシャ」
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○監督:井口昇
○出演:木口亜矢

 全くさえない少女が姉とともに謎の組織に改造され、芸者の殺人マシーン
となってしまうお話。

 荒唐無稽のOKで見に行ったのだが、それがはじけていない。
特撮もアクションも面白みが全く無く、泣くになけない映画になっている。

独特のバカな映画の味わいでもあればいいが、滑ってしまったギャグも
アクションもどうしようもない。

誕生編、冒険編、完結編としてこういうものは構成され、善悪をきっちり描き
最後に強敵を倒すだけで面白くなるのにいらない話をくっけすぎて焦点がボケて
しまっている。

エロがないのも減点。スプラッタ度も低くこの点も中途半端。
バンバン撃っているのにちっとも当たらない攻撃ってあまりにもおかしい。
子どもの番組でももっとリアルよ。

瞑想?迷走するまま「ロボゲイシャ」というタイトルに頼って作ったことが
失敗だったと思う。


 

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突然巨大昆虫と遭遇!


ブログネタ: 突然巨大昆虫と遭遇!あなたはどうする?参加数


思ったより評判がいいこの映画。早くみたいです。

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November 24, 2009

最近ブログがかけていません。

最近ブログがかけていません。

なぜか? 映画がつまらんものになってしまったからです。

いや、自分が変わってしまったのか? とも思いましたがやはりおもろない。

ココを通じて伝える映画べき映画がない。

というかそういう情報もないのです。

自分のもっている情報を伝えて低迷する映画産業の支えになればとか
上映される機会の少ない映画、埋もれてしまった映画、
本当は面白いのに誤解を受けている映画、
もっと指示されてもいい映画とか、ヒットしているけどコレは問題よ
というような映画を自分の目でみて紹介していきたいと思っていました。

しかし、シネコンが各地に出来て、不況というのに新作映画はどんどん公開される。
わけのわからん作家性のない、マーケティング結果主流の映画ばかりが幅を利かせ
アメリカ映画はCG映画ばかりで、ありえない映像のオンパレードを
見せればOKと勘違いし、どれも印象に残らない、つまらない作品が多く
眠気すらする。お金を払う価値あるか?

インターネットやDVDの販売で情報が過多となり、それを知っているのが
当たり前となっている映画のつくりそのものも問題。

映画本編だけで勝負しろといいたい。

どうして他の情報がなければその作品が楽しめないのだ。

ゲームと一緒に製作される映画とか小説、テレビドラマ、携帯小説、そんなものと
連動してトータルでひとつの作品=コンテンツを楽しむように出来ている。
映画だけで楽しむものでなくなっている。なぜこんなことになった。

アニメでこの傾向が強かった。エヴァ→踊る大捜査線へその流れが広がり
やがて多かれ少なかれコンテンツを楽しむという中で映画本編は唯一の
ものから外れて構成する一要素に成り下がってしまっている。

もう映画だけでは楽しめないのか。

そこにはそれぞれに利益を求める動きがあり、それが儲かると踏んでいるからだ。
宝を作り出せるようになった。その利益で映画が製作されるわけではない。
どこまでそのコンテンツを生かせるかで利益が決まってくる。

「踊る大捜査線」がスピンオフなどで仕掛けたのはそのコンテンツを
生かす方法を考えた結果。
「電車男」が出来なったことで、一過性のもので終わっている。
今が旬とかなりいろんなことをしたが今あの映画、ドラマを見直す人はいない。
名作として記憶に残している人もいないだろう。
燃えつきてしまったのだ。

古い映画を見ると、その作品だけで完結する努力が見られる。
あくまで作り手は本編の意識で映画を作っている。
他の情報はない。全てをこの作品の中に注ぎ込んでいるのだ。

それが面白く芸術作品として評価される。
だから名作として残るに値する作品になる。

しかし今の作品は・・・。「沈まぬ太陽」ですら、評価されているが
サイドの情報がないため非常に薄い内容になっている。
飛行機墜落事件などはその時代に生きている人がいるからこそ
あの気持ち、当時の空気を感じることができるが、50年後にこの
作品をみてあの事件を感じ取ることができるか?あの作品で。
客に、その他の情報に頼りすぎているのだ。
映画の中で全てを描ききっていない。出し切っていないと感じる。
よほど「クライマーズ・ハイ」のほうがその空気を感じ取れる作品に
なっている。

とにかく映画本編で勝負してほしい。そこで完結して欲しいのだ。

映画公開前の宣伝特番を見なくても、ネットで情報を見なくても、
テレビドラマを見ていなくても、原作を見ていなくても、
その映画本編だけをみておもろかったといえる映画が見たい。

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November 14, 2009

スペル

「スペル」
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○監督:サム・ライミ
○出演:アリソン・ローマン

 東京ファンタ、ゆうばりファンタで鍛えられたので少々のホラー映画は
大丈夫な体質になっていたのですが、最近、少々遠ざかっていたので、すっかり
免疫がなくなっており、それでもサム・ライミのお帰りなさい映画とみなが
いうので見に行きました。 怖かったです。ほんと怖かった。たった99分。
笑い飛ばしてみてやろうと思っていたのですが最後までしてやられました。

 借金の返済を延ばして欲しいと来た老婆の申し出を断った銀行の窓口係の
女性が老婆に呪いをかけられて、悪夢の3日間を過ごす。原題は「私を地獄へ
つれてって」と訳せばいいのでしょうか?

 こういうホラー映画は普通笑えます。「怖い」という一方その緊張
の裏返しに「笑い」が出てくるのが普通。あり得ない恐怖的なシーンを冷静にみて
笑ってみるのがこの手の映画の正しい見方と思っていたのだが、しかし今回は
違った。免疫がなくなったこともあり、その空気やリズムがつかめないのだ。
そして、見せない恐怖が繰り返しやってくるので笑えない。
本来、アメリカ映画で恐怖というと見せる恐怖で、その気味悪い姿を、
状態を見せて怖がらせる。ジェイソン、フレディなどのシリアルキラーの
映画を見ていればわかる。その衝撃的な映像で気分が悪くなる。まあ、出てくる
登場するまでが怖いとい奴だ。

しかしながら、今回は3日間恐怖の洗礼を受ける主人公にどのような恐怖の
体験をするか見当がつかず、はっきりした姿が見えないことが余計に恐怖心を
あおるのだ。

だから、呪いをかけた老人との戦いなどは本来は笑うところなのだが、
姿が見えない悪魔の仕業かどうか判別が付かない曖昧な悪夢の連続で
ほんと疲れました。

呪いをかけられたボタンをなんとかしなくてはいけないことになり
墓を暴く主人公。お決まりのように雨の中、乳首の透けるTシャツで
がんばるシーン、そしてラストのオチ。

もうはまり込んでしまって笑えず、おのオチ、落語のオチのようなラスト、
見抜けなかった! 

コレがとっても悔しくしい。してやられました。

コレを読んでしまうとかまえて見てしまうかもしれませんが、
この秋一番のオススメであることに違いないので、是非御覧なさい。

ホラーが苦手な人にもオススメします。心底怖がって、恐怖味わってください。
体調が悪くなったり、心臓が止まっても私は知りませんが。でもそれを
越えたところに笑いがありますから。


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マイケル・ジャクソン THIS IS IT

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」
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○監督:ケニー・オルテガ
○出演:マイケル・ジャクソン

 この手の映画はあまり見ない。音楽映画といっていいかと思うのですが、
あまり音楽、特にPOPSに興味がないので、まず見る対象からはずしてしまう。
優先順位でも低く、またコンサートなどにも一度も行ったことがないので
あまり語る資格はないと思う。ファンがその雰囲気を楽しめばそれでいい
のであって、ファンでないものにとってはただの苦痛だろうからと思って
いた。

しかし、あのマイケル・ジャクソンの映画だし、妻が見たいといったので
付いていった。しかも、なんと今回から例の夫婦割引で見れるのでお得と
言うこともあり出かけた。

素直に面白かった。別に感動するようなことはなかったが、彼のエンターテナー
として、ファンを楽しませよう、喜ばせようという心が伝わってきた。
それはスタッフの熱意でもあり、神様的に従うといった関係だけでなく
一緒にコンサートをつくり上げていきたいという気持ちが伝わってきた。

最初は2週間限定の公開だったが、さらに2週伸びた。どのシネコンへ行っても
上映している状況は前代未聞で冷えていた秋の興行のカンフル剤になったと思う。

しかいアレだけのスタッフ、設備などの準備をしてコンサートは開催されなかった
のだからかなりの損害ではなかったかと思う。保険などでまかなえるものでもなく
かかった資金回収のためにこのような映画が必要だったのではないかと思ったが
真相はどうでしょう。

 劇中3D撮影された新版「スリラー」が出てくる。
前作が日本で初放映されたときにリアルタイムで見たのを思い出した。今回は
コンサート用?に3Dで撮影したのだが、このシーンだけでも3Dで上映できなかった
のだろうか? かなり3Dを意識した撮影をしていると感じる映像で、2Dで上映された
のは残念だった。

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November 11, 2009

沈まぬ太陽

「沈まぬ太陽」
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○監督:若松節朗
○出演:渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香

 旧作が続きました。久しぶりの新作映画を紹介しますが、しかし・・・、
こんな映画が多いから新作の紹介をしたくないのだ。

泣けるか泣けないかで言えば泣けるシーンはあるが、しかしそれが最後の感動に
繋がってこないのが残念な映画になっていました。

ジャンボジェット墜落事故とカットバックで各シーンが入ってきてこれからの
壮大な物語、スケール感を見せようとする冒頭、悪くはないがやはり安モンの
ドラマっぽいスタートとも取れる。そして壮絶な飛行機事故の現場から、主人公
恩地の経歴と会社の歴史が語られるのだ。

労働組合のリーダーをやっていたことが社内での印象を悪くし、海外へ飛ばされ
以後日本へ帰れない運命となる。

この後にジャンボ墜落事故のお客様担当になるがこの経緯が語られていない。
同時に彼の仕事の内容、赴任先での仕事の内容が見えてこない。どんなクロウを
彼がしたのかわからないのだ。

そして対立する同じく組合で戦った、御天もまたどのような仕事をしたのか、
していたのかわからず、その対立が善悪を強調して描かないから印象が弱い。

ストーリーを追うだけで興味深いとは思うが、新しくやってきた社長もまた
整備の改善を行ったことを言葉で表しただけでなんとも味気ない。

やはりどんな仕事をして、どんな苦労があったのか、そのエピソードを深く
描いて欲しかった。まさにプロジェクトXとして見せて欲しかった。
そしてその裏でこんなエピソードがあった、その積み重ねを見せて初めて
ドラマが面白くなるのではないか。

 昨年同じく飛行機をテーマに「ハッピーフライト」という映画で楽しませて
くれたのだが、その同じ映画会社で今度はこんな飛行機映画を見せてくれるとは。
モデルになった飛行機会社違うのですが、面白いモンです。ちなみに世間から
無視されてましたが「フライングラビッツ」という国民航空のモデルになった
会社の映画あったのですが・・・・。
 会社ネタで面白いと思ったのがこの映画「角川映画」でした。あの角川書店が
大映を吸収して角川大映映画→角川映画になったのですが、「沈まぬ太陽」は
新潮社の原作。コレを機会に山崎豊子の原作を買ったのかと思ったのですが
そうではなかったようで、もういち本屋の立場で映画を作っているのでは
ないということでしょうか。

 この映画インターミッション(休憩)が入ります。この入り方がなんとも
ぶっきらぼうで「えっ!」って感じ。やはり前編、後編と区切った演出が欲しかった。
単なるCMタイムではないのだから。まあ、テレビじゃないから、チャンネルを
変えられる心配がないからかあんな感じになったのかも知れないがしかし・・・。

まあ、とにかくいまどきのテレビドラマの長編版程度で出来という印象でした。
これなら「クライマーズ・ハイ」の方が面白いかな。ちょっと比較する視点が
違うような気がしますが・・・。

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追悼 森繁久弥氏

またまた偉大な俳優が亡くなりました。

森繁久弥さんです。

この人にはかなり思い入れがあって、映画に目覚める
はるか昔、テレビドラマの「三男三女婿一匹」の病院の
院長役で森繁さんを知りました。

院長だけど診察はしない、下のものに任せている。
院長である威厳と少しとぼけた婿養子である一面が
面白く、だけれども実は心に傷を負っている(実は患者を
死なせてしまった、それが足で心臓マッサージをしたことが
原因といわれて・・・)という役柄を軽妙にこなしており
子どもながらに毎週楽しみにしていました。
多分シーズンかキャストを変えて結構長くやっていたと
思う。レギュラーで病院の職員タモリとの掛け合いが
また面白かった。

その後高校生になった私は、はるばる帝国劇場へ
「屋根の上のバイオリン弾き」を見にいった。
森繁さん名演技が伝えられる作品で、本格的な
お芝居を見たことがなかった私には初体験となった。

ラストのカーテンコールだったと思う。
最前列で見ていた私の前に大きな手が伸び
思わず手を出して握手をしてもらった。

本来は駄目なのでは?
と今も思っている。

その後いろんな映画でいろんな役柄を見せていただいた。
新作も過去の作品も。
これほど軽妙に、軽快に、面白く、楽しくこなしていく人はいないと思う。

アナウンサーから映画の世界、そしてテレビと舞台を選ばずに
観客を楽しませてくれた最後の役者ではないか。

「夫婦善哉」「次郎長三国志海道一の暴れん坊」「小説吉田学校」
等が思い出されるのですが、有名な社長シリーズとかは未見で
是非機会を作って見たいと思います。


ご冥福をお祈りします。


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November 06, 2009

ラブホテル

「ラブホテル」
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○監督:相米慎二
○出演:速水典子、寺田農
 ロマンポルノはポルノ映画あり、女性の裸、SEXシーンを見せてナンボ
の映画で或ることには違いないが、そのお約束を守ることにより男と女の
ドラマを見せていく。

男と女の切なさが描かれる本作では過去の作品とは一線がひかれ
肌を重ねても何も解決しない生きることの辛さのようなものがひしひしと
感じられる。そうそう脳天気に生きていけないのだ。

妻しか女を知らない男が借金苦で自殺しようとする。その前に買った女と
ラブホテルで一夜を過ごすことになるがそれが彼の決意をとどまらせる。
3年後にタクシー運転手をして偶然彼女を見つける。彼女を天使だといって
近づき二人の新たな関係が始まるが長くは続かない。

とりあえず生きている男と女、その姿が見ていて辛い。

製作はデレクターズカンパニーで日活は配給という言うことが影響してか
名作となった。しかし、長回しが多い本作はカットを割って見せなければ
判りづらいところを割らずに展開するから意味が伝わりにくいシーンがあり
公開当時に劇場で見たときによく理解できなかった。相米監督の特徴とされて
いるところだが私はこの表現あまり好きではない。
しかし、この「ラブホテル」はまだ見ることが出来る。
というのもロマンポルノのお約束という制約が作家性を強く出しすぎなかった
からではないかと思う。

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November 05, 2009

桃尻娘(ピンク・ヒップ・ガール)

「桃尻娘(ピンク・ヒップ・ガール)」
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○監督:小原宏裕
○出演:竹田かほり、亜湖

日活ロマンポルノとして製作された「桃尻娘」は1978年の作品。
「女教師」の次の年だが、この頃から女性の描き方が変わってきたとされる。
この映画には女を見下すような視点はなく、自由奔放に生きる女子高生の
青春と性春を描いている。

明るくかわいい少女が脱ぐということが完全に売りになっており、
多分このコンセプトが今でもピンク映画の基本なのではないか。

家出をした女友達を追いかけて東京から福井、京都へと旅する。
その先でのいろいろな出会いと別れ、本当の意味での大人の世界を知る
少女がまぶしく、なよなよした男友達はゲイというのもなんか時代が
変わってしまったと感じ、その延長線上に自分たちが生きていると
感じるのだ。

こちらもWOWOWの放送で見た。その後「~ラブアタック」「~プロポーズ大作戦」と
シリーズが作られているので是非放送して欲しい。

方や、ロマンポルノとはいえ映画として本領を発揮する映画もあり
「ラブホテル」なんかはそのいい例だと思う。

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November 04, 2009

女教師

「女教師」
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○監督:田中登
○出演:永島暎子、古尾谷雅人

 日活ロマンポルノの1本で、WOWOWで放送された。1977年の作品。
ピンク映画とは違って伝統ある日活が再起をかけた映画ブランド(?)の
ロマンポルノ。企画段階ではポルノロマンだったとか。

1977年といえば「スター・ウォーズ」が日本で公開されないのをやきもき
していた頃。

映画の内容は中学生が担任の女教師をレイプしたところから波紋が広がって
いくというお話で、若者をかなりエネルギッシュに描いている。
かなり暴力的なシーンも多く、「青春の殺人者」のイメージに近い映画と
なっていた。

ここでも出てくる男の目は女を見下しており、かなり差別的。
レイプされたことよりその女教師が処女だったかどうかを心配する男教師が
出てきたりするのだ。

中学生役を古尾谷雅人が演じており、コレが違和感おおありでポルノ映画らしい
といばらしい。でもそれはそれで結構込み入った話で裏の策略があったりと
充分映画としてつくり込んでいるのに驚いた。薄っぺらいただの裸を売り物に
している映画ではないのだ。

60年代から70年代のピンク映画、ロマンポルノは一般的には厳しくレッテルを
張られてしまう映画だったかと思うが、しかし同時に正直にその時代を映して
いたともいえるような気がする。

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