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November 06, 2009

ラブホテル

「ラブホテル」
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○監督:相米慎二
○出演:速水典子、寺田農
 ロマンポルノはポルノ映画あり、女性の裸、SEXシーンを見せてナンボ
の映画で或ることには違いないが、そのお約束を守ることにより男と女の
ドラマを見せていく。

男と女の切なさが描かれる本作では過去の作品とは一線がひかれ
肌を重ねても何も解決しない生きることの辛さのようなものがひしひしと
感じられる。そうそう脳天気に生きていけないのだ。

妻しか女を知らない男が借金苦で自殺しようとする。その前に買った女と
ラブホテルで一夜を過ごすことになるがそれが彼の決意をとどまらせる。
3年後にタクシー運転手をして偶然彼女を見つける。彼女を天使だといって
近づき二人の新たな関係が始まるが長くは続かない。

とりあえず生きている男と女、その姿が見ていて辛い。

製作はデレクターズカンパニーで日活は配給という言うことが影響してか
名作となった。しかし、長回しが多い本作はカットを割って見せなければ
判りづらいところを割らずに展開するから意味が伝わりにくいシーンがあり
公開当時に劇場で見たときによく理解できなかった。相米監督の特徴とされて
いるところだが私はこの表現あまり好きではない。
しかし、この「ラブホテル」はまだ見ることが出来る。
というのもロマンポルノのお約束という制約が作家性を強く出しすぎなかった
からではないかと思う。

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November 05, 2009

桃尻娘(ピンク・ヒップ・ガール)

「桃尻娘(ピンク・ヒップ・ガール)」
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○監督:小原宏裕
○出演:竹田かほり、亜湖

日活ロマンポルノとして製作された「桃尻娘」は1978年の作品。
「女教師」の次の年だが、この頃から女性の描き方が変わってきたとされる。
この映画には女を見下すような視点はなく、自由奔放に生きる女子高生の
青春と性春を描いている。

明るくかわいい少女が脱ぐということが完全に売りになっており、
多分このコンセプトが今でもピンク映画の基本なのではないか。

家出をした女友達を追いかけて東京から福井、京都へと旅する。
その先でのいろいろな出会いと別れ、本当の意味での大人の世界を知る
少女がまぶしく、なよなよした男友達はゲイというのもなんか時代が
変わってしまったと感じ、その延長線上に自分たちが生きていると
感じるのだ。

こちらもWOWOWの放送で見た。その後「~ラブアタック」「~プロポーズ大作戦」と
シリーズが作られているので是非放送して欲しい。

方や、ロマンポルノとはいえ映画として本領を発揮する映画もあり
「ラブホテル」なんかはそのいい例だと思う。

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November 04, 2009

女教師

「女教師」
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○監督:田中登
○出演:永島暎子、古尾谷雅人

 日活ロマンポルノの1本で、WOWOWで放送された。1977年の作品。
ピンク映画とは違って伝統ある日活が再起をかけた映画ブランド(?)の
ロマンポルノ。企画段階ではポルノロマンだったとか。

1977年といえば「スター・ウォーズ」が日本で公開されないのをやきもき
していた頃。

映画の内容は中学生が担任の女教師をレイプしたところから波紋が広がって
いくというお話で、若者をかなりエネルギッシュに描いている。
かなり暴力的なシーンも多く、「青春の殺人者」のイメージに近い映画と
なっていた。

ここでも出てくる男の目は女を見下しており、かなり差別的。
レイプされたことよりその女教師が処女だったかどうかを心配する男教師が
出てきたりするのだ。

中学生役を古尾谷雅人が演じており、コレが違和感おおありでポルノ映画らしい
といばらしい。でもそれはそれで結構込み入った話で裏の策略があったりと
充分映画としてつくり込んでいるのに驚いた。薄っぺらいただの裸を売り物に
している映画ではないのだ。

60年代から70年代のピンク映画、ロマンポルノは一般的には厳しくレッテルを
張られてしまう映画だったかと思うが、しかし同時に正直にその時代を映して
いたともいえるような気がする。

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