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January 26, 2010

かいじゅうたちのいるところ

「かいじゅうたちのいるところ」
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○監督:スパイク・ジョーンズ
○ 出演:マックス・レコーズ

 絵本の映像化という点では成功していると思いますが、もともと何もないストーリー
なのでそれを1時間40分かけて見せるのには無理があります。もう一ひねりぐらい
映画オリジナルのストーリーを展開しないとしんどいです。中盤で飽きてしまうのです。

 いたずらさかりのマックス。実は少々寂しいところがあって、お姉ちゃんにもママにも
相手にされていない。それゆえ暴れて反抗してしまう。家族にとっては小さなかいじゅう
となってしまっている。ママが恋人を連れてきた夜、マックスの怒りが爆発、
夜の街に駆け出し、船を見つけて冒険のたびへ。そして着いたのがかいじゅうたちの
いるところだった。

 この島でかいじゅうたちと出会うのはいいけど、それ以上の話がない。
マックス自身を映し出したかのようなキャロル。わがままで周りのことを考えない
彼の姿をみてマックスが自分していたことに気付くまでのお話なのだが、
そんなことは1分で語れるので、映画ならではの冒険を見せて欲しかった。

悪者かいじゅうでもだして、やっつけに行くぐらいしてもよかったのではないかと
思うのだが。

 かいじゅうたちはよく出来ていて、そのぬいぐるみの質感、動きが本当によい。
「ダーク・クリスタル」の時代から考えると本当に進化したものだ。
特に動きについてはアクション、俊敏に動くことが求められるかいじゅうおどりや
ドロなげ合戦など面白くみせてもらった。
実は、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」でも見ていて思うのだが
最近の着ぐるみは本当によく動く。ここまでできるのかと思うぐらい
飛んだり跳ねたりしているのだ。

 さてこの映画、最初の試写で子どもたちに見せると、子どもが怖がって
泣き出したらしい。かなりダークな面が強調された映画だったのではないかと
思う。実際、元になったセンダックの絵本の絵は非常に不気味で、前からなぜこの絵本が
そんなに読まれているのかと思っていた。それをそのまま映画にしたからではないか。
1年ほどお蔵入りになり編集しなおして出来たのが今回の作品で、めでたく全米大ヒット
となり日本でも公開された。
ではそのお蔵になった編集はいったいどういうものだったのか?
是非とも大人のために見せて欲しいと思うのだが。

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