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March 14, 2010

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
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○監督 : ジョニー・トー
○出演 :ジョニー・アリディ、シルヴィー・テステュー、アンソニー・ウォン

 大阪アジアン映画祭2010のオープニング作品。
 ジョニー・トー監督が挨拶にこられていましたが、インタビューワーが下手
なのでいいお話が聞けませんでした。それに通訳が広東語が出来ない、という
なんともお粗末なことで・・・・。

 さて映画のほうはGOODです。少々ネタバレになりますから、楽しみにしている方
はこの先読まないほうがいいかも。

 マカオ、平和な家庭に殺し屋3人が押し入り、子ども二人を含む一家惨殺事件が
起きる。この最初にシーンの凄まじいこと。しかし何が起きたかは中盤までお預け。

一命を取り留めた母親。その父親がフランスからやってくる。
言葉が話せない彼女は新聞の文字を指差して復讐を父親に依頼する。

フランスから来た父親には見知らぬ町。しかし類は友を呼ぶというのか
滞在しているホテルへ仕事に来た殺し屋3人と出会う。
そして復讐の手助けを依頼することになる。
 フランスのノワール映画と香港ノワールの融合。
コレが素晴らしくいい調和が取れており、単純な話の中に男の友情と
多くを語らない映像で見せる世界が広がる。
そして少ない言葉がまた渋いのだ。

ボスに殺し屋たちのアルバイトがバレ、仲間から追われることに
なるのだが、それが分かったときでも
「心配するな、約束は守る」
という台詞がひびく。

依頼人のフランス人記憶が薄れ始め、この復讐に意味があるのかと
問われても約束をはたす男。

最初の銃で自転車を撃つシーン。
月夜キャンプ場の戦い。
ごみ捨て場のラストバトル。

どれもいいおっさんがカッコイイのだ。

それだけでこの映画は見る価値が充分ある。
追求したいこと、描きたいことが充分に観客に伝わってくる。

だからラストは・・・・。彼の中に残るものは? 果たして・・・と思うと
非常に切ないのだ。

劇場公開されたら是非ご覧ください。

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