ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく
「ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく 」
―――――――――――――――――――――――――――
○監督 :ラシェーン・リムトラクーン
○出演 :ジージャー・ヤニン、カズ・パトリック・タン
大阪アジアン映画祭に感謝します。
ありがとう! ジージャーの映画を上映してくれて。
昨年夏にタイで公開されたときには日本にはいつ?と心待ちに。
待ちきれずにDVDをアメリカから取り寄せて鑑賞。
最近このDVDが非正規版と分かったが、今回スクリーンで見ることが出来て
本当によかった。感謝します。
まずこの作品、シネスコです。横に長いスクリーンいっぱいにジージャーが
動き回るのが見れてそれだけで感動!
演技はお世辞にもうまいとはいえませんが、それでも彼女に心に火がつけば
もう何もいりませんただただファイトシーンを堪能すればいいだけです。
今回のお話はこんな感じです。
母親と二人暮らしの。でも母親は仕事で家には帰ってこない。
父親は?よくわからないが別に暮らしている寂しい女の子デュー。
恋人に浮気され、バンドの仲間から見捨てられた彼女はますます
孤独に。そこへ誘拐事件が。危機を救ってくれたサニムは酔拳の使い手。
実は女性を誘拐して涙を集め香水を作っている組織があり、
サニムは婚約者を誘拐されたという過去があった。
その復讐をするためにデューを利用しようとしていたのだが・・・。
デューはブレイクダンス&ムエタイ&酔拳の使い手となる。
この過程も面白いがやはり後半、アジトでの戦い。つり橋に戦いは見事。
ラスボスとの戦いにはハードなファイトシーン以外の何物でもなく、
ブルース・リーを越えた彼女の姿があったといっても過言ではない。
海外での上映はコレが初めてと聞く。内容的にそれほど出来たものではないから
躊躇されたのかも知れないが、見ればその面白さは分かってもらえると思う。
ヒットしなかった要因はいろいろあるかと思うが、クズのようなCG映画が
たくさん公開されるのなら、こちらも公開せよ! 身体を張って満身創痍となって
エンタテイメントを追求し、我々を楽しまそうとしてくれるジージャーの
姿に感動し拍手を贈りたい。
The comments to this entry are closed.



Comments
海外初とありますが、タイ国外では、シンガポール、マレーシアに続いての公開になります。
興行成績(box office)は、「チョコレート」に及ばなかったものの、1週目、2週目はベストテン内でした。
「チョコレート」ほどの爆発的なヒットではありませんでしたが、タイでも、初登場2位でしたので、それほど悪い評価だったわけではないと思います。
今回、スクリーンで観ることが出来たことがとても嬉しかったし、良かったと思っています。
Posted by: NAO | March 17, 2010 08:29 AM