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March 03, 2010

釣りバカ日誌20ファイナル

「釣りバカ日誌20ファイナル」
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○監督・脚本 : 朝原雄三  脚本 : 山田洋次
○出演 : 西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、松坂慶子、吹石一恵

 本来は正月に見ておくべきなんでしょうか、諸事情により3月1日の映画の日
に1000円で見てしまいました。見逃していたことと評判がいいというか惜しむ
声が多かったので締めは見届けようと観に出かけました。

まあ、よかったです。こんな話に贅沢な配役。日本映画最後の良心の映画
だったかも知れません。

 脚本の山田洋次がどこまでかかわっていたか知りませんが、「おとうと」より
ずっといい。肩に力が入っていなくてのびのびとやっている。その出演者の皆さんが
ほんといいです。話のつなぎも無理せず結論を導き出さずにシーンをつないでいく様は
ストーリーの展開を焦らさないでエピソードを積み重ねて観客を納得させていく。

ラストの大団円は締めとしてアレしかない。

三途の川のミュージカルはやりすぎだとは思うが、一方コレは「釣りバカ日誌」映画
のファンサービスで仕方がないことか。

浜ちゃんが幻の魚を求めて塚本高史と北海道の釣りを楽しむシーン、塚本はこの前は
「釣りキチ三平」で魚神さんを演じていたことを思えばなんだかほほえましく
こちらは浜ちゃんと幻の魚イトウを釣り上げる。

釣りのシーンが少ないのがあまり好きではなかったこのシリーズだが、今回は
結構見せ場としてあった。といっても全体の時間にしては少ないのだが。

「男はつらいよサラダ記念日」の添え物として始まった「釣りバカ日誌」。
最初はほんとうに添え物映画程度の印象で、それぞれの作品でキャラが
かぶるような遊びがあった。
 やがて一本立ちしてどこまでいけるのかと心配したが、安定したつくりが
松竹の伝統を守り、寅さんの跡を継いだ形になった。個人的には全作観ている
わけではない。寅さんに比べればおちるし、浜ちゃんの騒ぎすぎる演出が
好きではなかった。
 しかしそれなりに試行錯誤があったらしく、最後の作品となったこの作品は
よく出来ていたと感じた。そこには松竹大船調と呼ばれる伝統が受け継がれて
いたからだと思う。

 締めというのは大切で、ココまできちっとした締めが出来たシリーズは
本当に幸運だと思います。コレが「男はつらいよ」で出来なったのは本当に
不幸だったと思いますが、あれはあれでいいという思いもあって・・・・・。


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