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April 2010

April 13, 2010

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost

「東のエデン 劇場版 II Paradise Lost」
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○監督 :神山健治
○声の出演:木村良平、早見沙織

 心配したとおりで、全くもって失敗作となってしまいました。
残念です。

広げた大きな風呂敷をたたむのに必死で、今までの面白さを半減以下に
して着地した感じです。TVシリーズで終わっていれば伝説の名作として
終われたような気がします。

ニューヨークから戻った滝沢が他のセレソンと決着をつけようとして
総理官邸に押しかけ全国民に向かってメッセージを投げかける。
それは新しい日本へ導くためのきっかけとなるのか?

壮大なお話になっていたが、映画としての見せ場がない。
滝沢の過去がわかるあたりもあまりにも安易。それがストーリーに
影響もしない。

終始今までの謎の解答に力を入れて面白みがないのだ。

TVシリーズはアメリカから始まって日本で終わるという図式で
最後は大いに盛り上げてくれた。なんせミサイルが降り注ぐなか
日本をニートたちがアイディアを出して救うのだ。このシーンは
素晴らしい。そして日本の王になることを選んだ滝沢。その世界は
想像の中だけでよかった。

映画になって再びアメリカからスタートして日本へ舞台が移る。
よくある構成で、シリーズものではこういう構成を繰り返すのだ。
しかし今回はネタバレしている部分が多いから、TV以上に大きな
仕掛けが必要なのだが、そこへは向かわなかった。それは失敗である。

なにか思いつかないがそれほどの危機が日本を襲い、
滝沢の王たる地位が確立するようなものにしてほしかった。

非常に残念です。


さて一時期アニメから離れていたのですが「東のエデン」のような作品を
きっかけに再びはまりつつあります。その一本が「涼宮ハルヒの憂鬱」。
映画の「涼宮ハルヒの消失」は今のところ未見ですがそのうち追いかけます。

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April 12, 2010

シャッターアイランド

「シャッターアイランド」
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○監督 :マーティン・スコセッシ
○出演:レオナルド・ディカプリオ

 どんな映画でもネタバレなしがマナーだと思っているので、注意して書き
ますが、楽しみされている方は以後読まないでください。

 映画の冒頭というか始まるまえにいくつかの注意書きが出てくる。
こんな余計なことをする映画は初めてだ。TVの映画放映番組の解説者より
たちが悪いのだ。

 平行な2本の線に斜めの短い斜線が入っている。どちらが長いか?
実は同じ長さというもの。
脳は自分に都合よく見てものを解釈するということがわざわざ語られる。
コレはつまり映画自身がそういう内容のものですよとネタバレをしている。
その姿、形をしていても実は違う。

ここまで言えばわかってしまうだろ普通。
つまり、彼が○○だったということがすぐにわかってしまった。

コレは日本の映画会社の余計な味付けだと思う。
難解な映画に違いないがそんなことしてどうする。
面白みが半減するどころかなくなってしまった。

案の定の展開で終わった。

気持ちよく騙してなんぼの映画は今までたくさん見てきた。
なかなか難しいことなのだが、まんまと騙されたときにどれだけ爽快か
それを感じることが出来るのがうれしいのだ。
いま思い出せる作品としては「フレイルティー 妄執」「テシス 次に私が殺される」の2本。
どちらも地味で大きな話題にはならなかったが気持ちよく騙された映画で記憶に
残っている。

今回このような余計な演出がなければもう少し楽しめたのではないかと思う。

なので、これ以上余計なことは言いません。


ちなみに、通常の字幕版がコレだったので、超日本語吹き替え版は一体どんなの
だったのか?さらに余計なことをしていたのでは?でも確かめにいくほどの余裕は
ありませんし、もう1回みたいとも思いません。基本この映画つまらんもの。

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April 08, 2010

プリンセスと魔法のキス 日本語版

「プリンセスと魔法のキス 日本語版」
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○ 監督 :ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
○ 声の出演:鈴木ほのか

面白くなかった。巷の評判はいいようだが、これ面白くないよやっぱり。
ディズニーのCGアニメでない手書きの古きよきセルアニメの復活のような
ことを言われてますが、それは出来ていてもストーリーの運びとリズムが
全くなってない。はっきりいって落ち着きの無い一本調子の展開は退屈。
コレは駄目でしょ。なんか最近の落ち着きのない、走り続けているだけの
映画を見ているようで、これでもかという具合に音楽が鳴り続け
ミュージカルを誤解しているような出来で見苦しく、聞き苦しい。
本当に古きよきディズニー映画を思い出して作って欲しい。

悪い魔法使いにカエルに変えられてしまった王子様と女の子のお話だけど
二人がどこで惹かれあったのか分かりづらく、彼らに協力するキャラクターも
騒がしいだけで本当に役に立っているのか? 不明なままラストを迎えて
しまった。

プリンセスストーリーの基本を守ろうとしているのは分かるが、その展開に
問題あり。貧しくとも一生懸命がんばって自分のレストランを持とうとしている
女の子の姿はOKなんだけど、彼女がカエルになったところから話が崩壊して
王子様が全くバカみたいで、お付の執事がまたバカで・・・・。

昔はよかったな。
私の好きなディズニーのアニメでよかったと思うのは
「レスキューズゴールデンイーグルを救え!」
「オリビアちゃんの大冒険」
「ニューヨーク子猫物語」
「ブラザーベア」
「美女と野獣」
「リトルマーメイド」
それぞれ一作ごことにかける熱意が伝わってくるし、ミュージカルとしても
素晴らしく、絵作りもストーリーの展開もうまい。そしてなにより子どもへ
見せたいという映画になっているのがいい。

キャラクタービジネスに毒された今のディズニーにはもう作れないのかも知れない。

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