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June 21, 2010

FLOWERS-フラワーズ-

「FLOWERS-フラワーズ-」
―――――――――――――――――――――――――――
監督:小泉徳宏
出演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子

 この映画はひどい。
 ココまで出来の悪い映画を見たのは久しぶり。
 スター、ネームバリューにあやかって作ったのはいいけど
 脚本が全く出来ていない。昭和を感じさせる映像と各時代のヒロインを
並べて映画にしただけではやっぱ駄目です。
資生堂「TUBAKI」のCMにもなったんだがどうだか。

 最初のモノクロ映像時代は昭和11年という設定。見せる絵は当時を
感じさせる雰囲気が充分にあるが、中身がないのでまがい物にしか
見えない。小津安二郎、木下恵介の真似で終わっている。徹底して見せる
ならどうしてモノクロスタンダードサイズにしないのか。

 一気に現代(平成21年)に飛んでその孫時代、なんの工夫もない、
面白みもない話。夢に敗れたピアニストの妊娠とその幸せそうな妹家族のお話。
彼女たちの母親の話は昭和52年として語られる。その母親の兄弟の話が
昭和38年、44年で語られ、そのたびに映像の色がその当時の色に、
シーンの全てがその時代を映しているのだが全てのお話の内容がお粗末。
コレがあの血の繋がった家族の物語として全く感じられない演出になっている。

コレならオムニバスにしたほうがいいじゃん。

姉妹二人が実家に帰ってきても二人以外の家族は出てこない。
実家に帰ってきたのに親も親戚も出てこない演出って一体・・・・。
また、3人姉妹だか一回も同じフレームに納まらない。スケジュールの関係で
仕方がなかったかも知れないがおかしいでしょそれ。
この3人姉妹が竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵。

こういうところでこの映画は失敗している。実家の母親が出てこないが
蒼井優の約20年後ぐらい誰かできるでしょ。

だから各エピソードがてんでバラバラで見ていられない。
映画としてはオープニングのエピソードの逃げ出した花嫁が
父のことを思い家に戻る昭和11年の
エピソードへ戻るのだが、そこに何の思いも感じられない。

CGを使って絵や色を当時の再現を行っている。それは面白いがやるなら
もっと徹底してやって欲しかった。色というかフィルムの質感だけあわせも
それだけで終わってしまう。
昭和11年のからさらに自分の子ども時代を回想するとき、その映像が
コマ落としのような映像になっていた。コレは多分手回し式のカメラの時代の
再現でしょう。
戦後の映画のカラー化のいろんな色があったが、それなら「カルメン故郷に帰る」の
あの「総天然色映画」を再現してほしかった。
そしてなんいってもシネスコ。東宝スコープの再現もやってよかったのではないか。
ここまできたらもう遊びでしかないが、現代版はやはり3Dでしょう。

美しい髪を3Dでたっぷり見せて欲しかったです。

でもみんな見事にシュートカットだったような・・・・。資生堂「TUBAKI」の
CMではみんなとっても美しい髪を披露しているのに。

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