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June 2010

June 26, 2010

パリより愛をこめて

「パリより愛をこめて」
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監督:ピエール・モレル
出演:ジョン・トラボルタ、ジョナサン・リース・マイヤーズ

 洋ものアクション映画が見たくなってみたのだが、失敗。
失敗は最初からわかっていたが、予想通り。面白くない映画でした。

大体最初からこの男何?って始まり方でスパイのようなことをしている。
派手なドンパチなくつかみが無いためツマラン30分。
男の名はリース。CIAの見習い捜査官だった。

ジョン・トラボルタが出てきて急に町を破壊し始め、リースも巻き込まれる。
トラボルタはアメリカ大使をテロから守るためにパリから来たのだった。

そして、なんとリースの恋人がテロリストだった! 
これは反則と言うかこちらが油断していたというかこのあたりだけ
面白かったのですが、これで終わり。

後半終始ドンパチばかりでラストは仲良くなった二人が次の事件に・・・・と
シリーズ化を視野に入れていたかと思うのですが、それにしてはお粗末な誕生編。
リース、主人公にまったく魅力が無い。だからこれで終わりだろうな。

トラボルタはどんな仕事もこなして知名度維持というところでしょうか。
私生活では子どもを亡くして落ち込み、また子どもが出来たと報道があり、
なんとか立ち直った様子。でももうちょっと仕事選んでもいいかも。

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June 21, 2010

FLOWERS-フラワーズ-

「FLOWERS-フラワーズ-」
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監督:小泉徳宏
出演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子

 この映画はひどい。
 ココまで出来の悪い映画を見たのは久しぶり。
 スター、ネームバリューにあやかって作ったのはいいけど
 脚本が全く出来ていない。昭和を感じさせる映像と各時代のヒロインを
並べて映画にしただけではやっぱ駄目です。
資生堂「TUBAKI」のCMにもなったんだがどうだか。

 最初のモノクロ映像時代は昭和11年という設定。見せる絵は当時を
感じさせる雰囲気が充分にあるが、中身がないのでまがい物にしか
見えない。小津安二郎、木下恵介の真似で終わっている。徹底して見せる
ならどうしてモノクロスタンダードサイズにしないのか。

 一気に現代(平成21年)に飛んでその孫時代、なんの工夫もない、
面白みもない話。夢に敗れたピアニストの妊娠とその幸せそうな妹家族のお話。
彼女たちの母親の話は昭和52年として語られる。その母親の兄弟の話が
昭和38年、44年で語られ、そのたびに映像の色がその当時の色に、
シーンの全てがその時代を映しているのだが全てのお話の内容がお粗末。
コレがあの血の繋がった家族の物語として全く感じられない演出になっている。

コレならオムニバスにしたほうがいいじゃん。

姉妹二人が実家に帰ってきても二人以外の家族は出てこない。
実家に帰ってきたのに親も親戚も出てこない演出って一体・・・・。
また、3人姉妹だか一回も同じフレームに納まらない。スケジュールの関係で
仕方がなかったかも知れないがおかしいでしょそれ。
この3人姉妹が竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵。

こういうところでこの映画は失敗している。実家の母親が出てこないが
蒼井優の約20年後ぐらい誰かできるでしょ。

だから各エピソードがてんでバラバラで見ていられない。
映画としてはオープニングのエピソードの逃げ出した花嫁が
父のことを思い家に戻る昭和11年の
エピソードへ戻るのだが、そこに何の思いも感じられない。

CGを使って絵や色を当時の再現を行っている。それは面白いがやるなら
もっと徹底してやって欲しかった。色というかフィルムの質感だけあわせも
それだけで終わってしまう。
昭和11年のからさらに自分の子ども時代を回想するとき、その映像が
コマ落としのような映像になっていた。コレは多分手回し式のカメラの時代の
再現でしょう。
戦後の映画のカラー化のいろんな色があったが、それなら「カルメン故郷に帰る」の
あの「総天然色映画」を再現してほしかった。
そしてなんいってもシネスコ。東宝スコープの再現もやってよかったのではないか。
ここまできたらもう遊びでしかないが、現代版はやはり3Dでしょう。

美しい髪を3Dでたっぷり見せて欲しかったです。

でもみんな見事にシュートカットだったような・・・・。資生堂「TUBAKI」の
CMではみんなとっても美しい髪を披露しているのに。

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June 18, 2010

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
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監督:錦織良成
出演:中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ

 いい映画でした。年をとっても夢をもっていいというのを示してくれる
そういう映画です。現実には難しいところはありますが、一歩踏み出すか
踏み出さないかの違いではないかと思います。

 エリート社員が田舎の母親が倒れたのをきっかけに昔の夢を思い出し、退職し
電車の運転士になるお話。田舎の単線電車は地域の足となっており、そこでの
彼の活躍は時には電車の運行を遅らせるようなことにもなる。ある事件が彼を
追い込むことになるのだが・・・・。

 お金があるからこそできるとか、奥さんも娘も理解がありすぎるとか
そういう都合のよすぎる設定だとは思いましたが、でもやはり夢に生きるのは
男のロマンを感じます。

 鉄男、鉄子と鉄道ブームにあやかって作られたところもあってか、かなり
いろんな電車が出てきます。東京から出雲へ移動するのに「サンライズ出雲」を
使うなんて。普通病気の親に駆けつけるには飛行機でしょ。
京王電鉄の教習シーンや、一畑電鉄の車庫内、電車の説明など盛りだくさんで
鉄道マニアにアピールしていました。なかでもデハニ50型は昨年引退した
車両でこの映画のために走らせたとか。

 少々中井貴一の演技に鼻の付くところはあるが、今回なんと言っても一番の
収穫は本仮屋ユイカちゃん。さらに可愛く、きれいなりました。「スイング・ガールズ」
以降目だって活動はしないのかと思っていました。朝ドラの「ファイト」ぐらいで
あまり意識していなかったのですが、今回の彼女いいです。進路に悩む女子大生で、
父親の生き方をみてどんどん変わっていくというもの。父親を静かに応援する姿が
いいです。可愛いです。素敵です。あんな娘が欲しいです。

 お話が変な方向へ行かず、ゆったりと時間が流れていく、まるでこの電車のような
そういう映画です。オトナも夢見ていいんです。そういう気持ちに気付かせてくれる
場合によっては後押ししてくれるそういう映画です。


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June 17, 2010

クロッシング

「クロッシング」
―――――――――――――――――――――――――――2010.6.16―◇◆◆

監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル、チョン・インギ

 この映画に出てくる北朝鮮の描き方ははたしてどこまでリアルなのだろうか?
もっとひどい状況ではないか、もっと普通に生きている人々もいるのではないか?
かなり色眼鏡で見ているのではないか? ハリウッドが描く日本描写、東京人が
描く関西描写の如く誤解があって当たりまえでその域を出ないように感じた。
そして描かれている内容はどこかのTVニュースでやっている内容のドラマの
のようで救いがなく、それ以上でもそれ以下でもない。ただの再現フィルムで
終わってしまっている。映画として訴えるものがなにも無い。いや訴える内容が
ありきたりで終わってしまっているのだ。
ひどい描写でてくる。そのシーンに子どもを使っているのは映画としては常套手段
であって過去に何度も使われてきた。それも嫌だった。娯楽作品としてみれば
それはアリかも知れないが、このような社会的告発の内容で子どもを使って泣かせる
映画というのはどうかと思う。しかしこういう中で常に犠牲となるのは子どもと
言うことを訴えようとしているのか?

今気が付いたのだが、映画が製作されたのが2008年ということ。企画、撮影が
2007年ごろから始まっていたと考えればその当時はこの内容でよかったのかも知れない。
しかし3年もたった今、北朝鮮に関する問題は日常化しており、この映画の内容では
物足りなくなったというのが真相か。
グーグルアースで国境が無くなり北朝鮮も丸見え状態となった今、この国の行く道は
もう決まっていると思うのだが。

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June 07, 2010

映画検定2010


「映画検定2010」
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 今年も受験してきました。「映画検定2級」
司法試験じゃないからいい加減合格したいところでですが、
なかなか難しいのが現実で・・・・・。十年かかるか20年かかるかまるで
敵討ちみたいなものになってしまっています。

 今年の2級試験は簡単になりました。
と思っていましたがそこにミスが連発して撃沈状態。コレは個人的なミス。
時代がそう古いものも無く、範囲は広範囲ですが素直な質問が多かったと
思います。過去には問題が妙にひねくれているものもありましたから。

 メモリアル問題は出ませんでした。黒澤明、田中絹代、ともに100年。
淀川長治も100年で、先ごろ亡くなった双葉十三郎も出ませんでした。

 高峰秀子の作品の写真3枚。作品名を答える問題は完敗。
想像はできても確信はないです。

「クラッシュ」ってタイトルの映画を並べてJ・G・バラード原作の映画化
の監督は? 見た作品ですが忘れてました。

韓国映画「チェイサー」の監督、覚えてませんでした。

「仁義なき戦い」シリーズで同じ役を演じたのは? 問題集に出ていたのですが
記憶してませんでした。だいたいこの作品好みじゃないので飲み込めない。

若大将シリーズで加山雄三が出ていない作品は? 覚えてませんでした。
草刈正雄が2代目の作品です。

イギリスのフリーシネマの問題は意識していたのですが、カレル・ライスと
トニー・リチャードソンだけしか頭にありませんでした。「年上の女」の
監督は誰でしょう。

ヨーロッパで活躍の撮影監督の問題は完敗です。
これはマニアックすぎませんか? といいたい。

ラストの1979年ごろのアメリカ映画界の話は私にとってはリアルタイム。
なので完璧といいたいところですがケアレスミスをしちゃいました。
「未知との遭遇」以降79年に公開されたリドリー・スコット監督作品は
何か? 「エイリアン」ですよね。
冷静に考えれば分かるのに・・・・・「ブレード・ランナー」を選択しちゃいました。

自己採点は50点。70点が合格ラインなのでまた駄目でしょうきっと。

まあ楽しみはとっておきましょうか。

結構この検定楽しんで受検しているので。


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