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June 17, 2010

クロッシング

「クロッシング」
―――――――――――――――――――――――――――2010.6.16―◇◆◆

監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル、チョン・インギ

 この映画に出てくる北朝鮮の描き方ははたしてどこまでリアルなのだろうか?
もっとひどい状況ではないか、もっと普通に生きている人々もいるのではないか?
かなり色眼鏡で見ているのではないか? ハリウッドが描く日本描写、東京人が
描く関西描写の如く誤解があって当たりまえでその域を出ないように感じた。
そして描かれている内容はどこかのTVニュースでやっている内容のドラマの
のようで救いがなく、それ以上でもそれ以下でもない。ただの再現フィルムで
終わってしまっている。映画として訴えるものがなにも無い。いや訴える内容が
ありきたりで終わってしまっているのだ。
ひどい描写でてくる。そのシーンに子どもを使っているのは映画としては常套手段
であって過去に何度も使われてきた。それも嫌だった。娯楽作品としてみれば
それはアリかも知れないが、このような社会的告発の内容で子どもを使って泣かせる
映画というのはどうかと思う。しかしこういう中で常に犠牲となるのは子どもと
言うことを訴えようとしているのか?

今気が付いたのだが、映画が製作されたのが2008年ということ。企画、撮影が
2007年ごろから始まっていたと考えればその当時はこの内容でよかったのかも知れない。
しかし3年もたった今、北朝鮮に関する問題は日常化しており、この映画の内容では
物足りなくなったというのが真相か。
グーグルアースで国境が無くなり北朝鮮も丸見え状態となった今、この国の行く道は
もう決まっていると思うのだが。

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