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July 2010

July 29, 2010

アデル/ファラオと復活の秘薬 ~ひどい映画でした。見ないように忠告します。

「アデル/ファラオと復活の秘薬」
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監督・脚本:リュック・ベッソン
出演:ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック

 この映画、妙に気になっていました。
フランスのお天気お姉さんが映画の主役に抜擢。
リュック・ベッソン監督の久々の大人のファンタジードラマが見れる。
アデルの乳首が見られる。さすがフランスの女優さん。
と、コレだけの期待で見に行って撃沈されました。

バカじゃないのこの映画。

よく日本公開したもんだ。劇場でお金とって見せることが出来ると判断した
ヤツ出て来い!!

怒りがこみ上げてくる映画でした。

面白くない。金返せ!

そういう映画です。

もうリュック・ベッソンの映画は見ません。一生絶対に見ません。さようなら。

最初は女インディのような展開でしたがコレが笑いを取ろうとしているのが
ミエミエで嫌な感じ。
エジプトの遺跡からミイラを盗み出し秘薬の秘密を探ろうと
する。同じ頃ルーブル美術館で翼竜の卵が孵る。パリは大混乱?
でもイマイチ緊迫感がない。出てくるキャラが中途半端なコメディで笑えない。
極めつけがアデルの妹の事故。笑えません。それにミイラが復活してパリを
徘徊する。アデルのコスプレもたくさん見れますがどれもすべりまくって
笑えない。怒るデ!

一体何を見せたいの!
なにで観客を楽しませたいの?

不明なままに終了。アデルはタイタニックに乗って冒険はまだまだ続く。

誰が続き見るか。こんなツマラン映画。作らなくていいから、続き。

もうリュック・ベッソンの映画日本で公開しなくて良いから。

「グランブルー」「ニキータ」「レオン」って一体誰が作ったの?
同姓同名の別人がいるんじゃないの。
そう思わせるほどひどい映画でしたこれは。

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July 22, 2010

ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い ~おもろい映画とはこういう映画をいう

「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」
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監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス
ヘザー・グラハム 、ジャスティン・バーサ 、マイク・タイソン

 劇場公開が見送られて当たりまえの映画ってたくさんあります。
なぜか? 商売としてなりたたない作品と判断されたからです。
理由はさまざまですがあくまで商売ですから。

 「ハングオーバー」もそうなる運命の映画でした。でも救われたのだ。

 テレビ大阪(テレビ東京)系の「ショウビズカウントダウン」で、アメリカで
連続何週かベストテン1位になっていた作品と記憶していた。
しかしそのときの紹介でも不明な点は多く、この映画、説明が難しくまた
日本では受け入れられないだろうなと感じていた。それが見事公開にこぎつけた。

結婚前日、花婿となる男は仲間と一緒に独身最後の夜をすごす。
バチェラパーティというやつ。
それが終わった朝。メンバーはひどい二日酔いで昨夜のことを覚えていない。
ホテルのスイートには猛獣のトラと赤ちゃんがいて自分たちの乗ってきた車は
パトカーに変身。歯科医の歯は抜けて指輪が無くなり、花婿が行方不明に!
果たして一体何が起こったのか?

たくさんの謎、事件が絡まっているが脚本がうまく楽しませてくれる。
笑えるエピソードも多くラストに用意してある謎解きは最大の見せ場に
なっている。役者のキャラクターに頼らず、映画のそれれぞれのキャラが
活かされているのが成功の要因か。

コメデイ映画で、劇場でアレだけ笑いが起きる映画を久々に見た。

役者に全くなじみが無く誰がどんな役回りか不明なところがいい。
意外性を感じるのだ。どうもキャラが固定化したコメディ役者は面白みに
欠ける。それもこの映画を面白くしている。
ハリウッドリメイクの話があるとどこかかで読んだがきっと失敗するだろうな。

まあ、「ハングオーバー」といい、「ファンボーイズ」といい
このようなおもろい映画を見ることが出来て映画ファンでよかったと思う。


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July 20, 2010

ファンボーイズ ~ファンに愛をこめて 傑作誕生! スタトレファンも見てね。

「ファンボーイズ」
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監督:カイル・ニューマン
出演:サム・ハティントン、クリス・マークエット、ダン・フォグラー、
クリスティン・ベル、キャリー・フィッシャー、ウィリアム・シャトナー、
レイ・パーク、ビリー・ディー・ウィリアムス

 素晴らしい映画でした。
感動しました。
「スター・ウォーズ」のファンでよかった。ちなみにトレッキーでもトレッカーでも
ありませんが「スター・トレック」のファンでよかった。
こんなに楽しめる映画を見ることが出来るなんて。
劇場で見たかった。

「ファンボーイズ」劇場公開の署名をネットで集めていて初めてこの映画の
存在を知り署名。劇場公開が決まったのがなんと東京渋谷のツタヤの映画館
のみ。しかもレイトショー。大阪からのこのこ行けない。昔ならともかく
今はいけないのだ。全国から署名を集めてこれはひどい!
DVDで見ろということだろうがしかしやっぱ劇場で見たい。
なんとかその機会が無いかと探っていたが大阪ではやはり無理そう。
そして今回NHKの「スター・ウォーズ」の特集放送の1本に加えられ見ることに
なりました。

最初から笑わしてくれるオープニング。
音楽の版権は高かったのかな全く使われずにスターウォーズファンを喜ばして
くれるネタがポンポン。笑いました。ひたすら笑いました。

そしてスタートレックネタ。スターウォーズファンとは犬猿の仲と聞いていましたが
本当だったんですね。そこまでネタにしているとは。コレも版権の関係かな
細部の表現は曖昧にしてあったように感じたのだけど。

そのた細かいネタがいっぱい。

ハリソン・フォード出演作に駄作は無いといいながらその横の看板が
「6デイズ7ナイト」。ハリソン主演の駄作。他にもあったと思うが。

キャリー・フィッシャーが医者役で登場。
キスをした相手が「愛してる」といえば「分かっていたわ」と。
コレが、ハンソロがカーボンフリージングの前にレイアとキスしたときの
台詞。

スカイウォーカーランチの警備のコスチュームが「THX1138」の
主人公を追うアンドロイド?と同じ。
その中にダース・モールことレイ・パークが混じってる。
でもまだ「ファントムメナス」は公開されていないから・・・・。

ジェームス・T・カークことウィリアム・シャトナーも登場。
彼には出来ないことは無いそうです。

「ファントムメナス」公開まで半年。でも友人が癌であと三ヶ月の命。
友人のためにスカイウォーカーランチへ侵入。「ファントムメナス」を
見せようということになる。
この映画この核になる友人の癌エピソードを一旦取り除く編集を行い
お蔵になったらしい。制作側はただのドタバタコメディを求めていた
のでお涙要素が気に入らなかったらしい。それを再びもどして公開になった。

しかしこういうコメディは一般受けしないので日本では見送られていた。

なかなかオトナの事情があって難しいとは思うが、やはり劇場で見たい。
「ハングオーバー」もだがその劇場の雰囲気で映画が何倍にも面白く
なっていくのだから。

さて「ファントムメナス」公開。上映が始まって「駄作だったら」これ
誰もが心の中で思っていたんだと妙に共感してしまった。

自分のもかなり苦労して並んで先行オールナイトの1回目を見たのを
思い出した。当時全席指定ではなく立ち見もありで非常出口通路に並んで
公開をまったもの。

テンションはかなり上がっていたのであの曲が始まっただけで舞い上がり
感無量でした。

そんな映画への「スター・ウォーズ」への熱い思いも思い出しました。

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July 19, 2010

イエローハンカチーフ ~元がいいからそれなりに泣けます。

「イエローハンカチーフ」
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監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ウィリアム・ハート、マリア・ベロ、クリステン・スチュワート、
エディ・レッドメイン

 山田洋次監督作品「幸せの黄色いハンカチ」のアメリカリメイク作品です。
かなり以前からこの企画はありました。ゆうばり映画祭に通っていた頃に
聞いた話です。ようやく公開となったのですがこの規模の公開ではなんとも
寂しいものです。出来が悪いのか?と思ったのですがそうでもなく、昔の松竹
ブッキング2本立ての1本のような作品でした。釣りバカと2本立てでやったら
よかったのに・・・・。

 刑務所を出た男と男女の若者が出会います。アメリカの南部の町、男の目的は
妻に会うこと。しかしその勇気がいまひとつ出なかった。過去を若者たちの語る
うちに見えてくる男の思い。果たして妻は待っているのか?

 寅さんと同じくらい有名なお話で、高倉健、倍賞千恵子と見比べてしまう。
いや、武田鉄也、桃井かおりとも見比べてしまい、なんとゲスト出演だった
寅さんこと渥美清の役も出てくるので見比べてしまいました。
それが不利といえば不利なのですが、それなりにこの映画はこの映画で泣かせて
くれました。

元がいいから良い映画に仕上がるんです。

サプライズは桃井かおり。出演しているのを知りませんでした。ワニと格闘する?
日本人女性という役です。見てのお楽しみということで皆さん見てくださいね。

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July 17, 2010

宇宙ショーへようこそ ~ポチがドラえもんだったら大ヒットだったかも

「宇宙ショーへようこそ」
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監督:舛成孝二
声の出演:黒沢ともよ、生月歩花

 ドラえもんを宇宙犬に置き換えたような子どもたちの冒険譚。
ドラえもんというキャラに頼って展開するのではないところに大いなる挑戦を
感じるのですがキャラクターを活かすのに失敗しています。そこは気合で乗り
きったって感じなのがつらい。

 ある田舎の村の分校。夏の合宿で小学校集まった子どもたちが裏山で犬を
助ける。コレがなんとしゃべる宇宙犬。お礼に月までお連れしましょうと
招待される。宇宙犬は実は科学者で地球について調査をしており、彼の報告より
地球は閉鎖、子どもたちは帰れなくなってしまう。果たして彼らは無事に
地球に帰ることが出来るのか?

 このお話、宇宙犬をドラえもんに置き換えればのび太以下のキャラ設定が
簡単に出来て展開がしやすくなる。いわゆるお約束事が毎週のテレビの中で
語られているからだ。しかし、オリジナルで作るとなると最初から映画の中
表現する必要がある。それを助けるのは記号。そうキャラクターの記号化だ。
コレがこの映画の中ではなんとも雑でこまごまとしており、
ある意味アニメキャラの表現の仕方と取れるがしかし細かくいろんな生物を
宇宙人、ものを描きすぎてその情報の多さから取捨選択、判断が難しくなって
しまっている。つまり変な宇宙人、エイリアンが多すぎていいもんか悪もんか
分からない。意味するところをつかみ損ねてしまう。
その点宇宙を冒険することになる小学生たちはまともな絵なので差別化は
出来ているのだがキャラが際立ってこないのが難点。
だったら宇宙犬のポチだけでもと思うが、案内人(犬)としては中途半端
に思えた。
だから最後にパワードスーツを着て戦うシーンがかっこよくない。
「宇宙ショー」の存在そのものも曖昧で人々がなぜ熱狂するのか?伝わって
こず、そのままクライマックスに。

デザインのなにもかもがユニーク、奇妙奇天烈でそこが面白く見所になるはずが
相殺されてしまっている。
やはり際立たせるものってあるだろう。

記号で見せることは果たして良いのか?悪いのか?
そもそも誰に見せるためにこの映画は作られたのか?
そのあたりの出発点に問題があったのかも知れない。

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July 10, 2010

ザ・コーヴ~鮮血の入り江、でも本当に言いたかったことは・・・・。

「ザ・コーヴ」
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監督・出演:ルイ・シホヨス
出演:リック・オバリー

 「おばけ」って食べ物分かりますか?
鯨の尾ひれの皮?を酢味噌で食べる酒の肴です。
私はコレが好きでよく食べていましたが、捕鯨が禁止となってもなぜか
飲み屋で出てくることあり不思議に思っていたのです。
友人は以前からコレは鯨じゃなくてイルカだ、と言ってました。
さてその真相は・・・・?

映画の最後に出てくる水産庁の言葉を信じれば、調査捕鯨の鯨の肉ということに
なります。

鯨肉は小学校のときの給食に出ていました。
おでんにコロ(鯨の厚い皮の部分)は欠かせませんでした。
鯨の身体は捨てるところが無いといったように食する以外に加工品として
使っていたことを図示したポスターが学校にあったかと思います。

日本は鯨の肉を食って生きてきました。

古式捕鯨の伝統が残る町が和歌山県太地町です。
数年前に子どもと太地町の鯨の博物館へ行きました。
そこでイルカのショーも見たし、グラスボートで鯨にえさもやった。
帰りに鯨の竜田揚げ定食も食べました。
鯨がこの町の伝統として生きているのがよくわかりました。

そこで今も続いているイルカの漁が許せないというのがこの映画「ザ・コーヴ」
の趣旨です。

確かにイルカを殺すシーンはなんともいえないイヤーな雰囲気になります。
でもそれはあくまで生活のために漁としてやっていること。
それを批判しても仕方がない。地引網だって、マグロに解体だって、鳥を絞めるの
だって、牛やブタを食べるのだって、みんな生きるためにやっている。
それは食物連鎖の頂点に人間が立っているからだ。
いい悪いは別にしてそういうことだと思う。
だからその代償に水銀中毒になるかもしれないリスクがあるのだ。
しっぺ返しという意味、あたえられた罰だろう。
(水俣病と同次元で語るのはナンセンス。あれは公害であり人為的な事件。
確かに縮図としては事例かも知れないがあまりにも飛躍しすぎている)

「わんぱくフリッパー」懐かしいです。
あのフリッパーのおもちゃ知っていますか?背中から水を噴水のように出すおもちゃ。
持っていましたね。
古き良きアメリが映画、憧れのアメリカの生活が映しだされていたと思います。
(詳細は全く覚えていませんが雰囲気で)

そのフリッパーの調教師リック・オリバーを中心において映像はイルカ漁の
実態を暴いていく。
その映像はプロジエクトチームを組んでの隠し撮り。
なんとILMの技術まで使っているのにはびっくり。

いろんな証言を集めてこの映画は語られるがはっきりいって自分たちに
都合のよい映像を集めて組み合わせたようにしか見えない。
なぜ今もイルカ漁を行っているのか?その漁師、漁業関係者の生活などへ
迫るものがないため一方的なものになっている。

リック・オリバーとしてもイルカ漁を許せないと訴える気持ちは分かるが
それ以上に彼が伝えたいのは彼自身のイルカへの愛情ではないか。

そんなブレが大きくこの映画に出ている。

だれがこの映画を反日といったか知らないが、そんな映画じゃない。

いうなればイルカへの愛情をもった一人の男の物語、その活動を描く中で
イルカ漁という面白いネタが出てきてそちらへシフトし話題になった、
そういう映画だ。

ラストのイルカ漁のイルカの殺し方が短くなっていることを会議で訴える
日本人が情けない。殺すことには違いないのにそんなことを強調して何に
なる。しかしコレは牛やブタでもどれだけ短時間で殺すかで苦しみはない
ことを強調している事実がありそれに基づいているものらしい。
なんか馬鹿げている。

さて今後イルカ漁はどうなるのか?
漁師は生活があるから続けると思うが、いつかやめる日がくるのではないか。
それほど今の日本でイルカの肉は必要とされていないので、需要が無くなる
と思うのだが・・・・。
鯨の肉として売っていたら別ですが。


私が鑑賞したのは「第七芸術劇場」十三のど真ん中の劇場。妨害とか、騒ぎとか
のような、なんの問題も無く見ることが出来ました。

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July 08, 2010

キートンの蒸気船~映画の古典、CG、3D、色、音無しでも面白い!

「キートンの蒸気船」
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監督:チャールズ・F・ライズナー
出演:バスター・キートン

 機会があって「アイアンマン2」の前に見ました。
こちらの作品も素晴らしいです。
無声映画で字幕と音楽だけでどこまで客を楽しませることができるのか
身体を張って見せてくれる役者たちが素晴らしい。
今の安全なCGアクションとは違います。
役者の魂がこもっているというかそういう熱いものを感じる70分の
作品でした。
おんぼろ蒸気船と最新式の蒸気船。川運行で競っています。
おんぼろ蒸気船の船長の息子がキートン。恋のお相手は最新式蒸気船の
オーナーの娘。二人は結ばれない仲なのですが、その町を襲ったハリケーンが
二人の運命を変えてしまいます。
細かなギャグをちりばめて全編コミカルに見せる演出は見事なもので
言葉が無くても映画はモンタージュ、絵のつなぎ、役者の演出でココまで
面白いものが作れるのだと再認識しました。
そしてハリケーンのシーン。
CGの無い時代、命をかけてあのシーン、このシーンを作ったかと思うと
ほんと凄い。建物を壊してそこに役者が怪我が無いように立っているなんて
最近のジャッキー・チェンでもやらない。ジャッキーがキートンを参考に
していたというのをあらためて認識しました。
そしてラストのオチがいい。
ハリケーンのなか恋人となった二人はその両方の親を川から救う。
二人の結婚を認めることになる親二人。そこへキートンまたまた川へ飛び込んで
救ったのが牧師さん。そのカットでおわり、粋でおしゃれで可愛らしい、
素敵なラストだと思いました。
本来の純粋な娯楽映画の見本となる映画です。

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July 07, 2010

アイアンマン2~ニッポンを感じるヒーロー作りに感激!

「アイアンマン2」
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監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr. グウィネス・パルトロウ、
スカーレット・ヨハンソン、ミッキー・ローク

 めちゃめちゃカッコイイ映画に仕上がっていました。
前作もハードボイルな見せ場多く、カット割りなども最高でヒーロー映画の
王道の絵作りをしていましたが、今回もやってくれました。

話は面白くないです。
パート2によくある展開部分、冒険編にあたるのでストーリーはどうでも
いい感じでした。

最初の見せ場、モナコのレース中に襲われるトニー。アタッシュケースに
アイアンマンに変身するスーツが入っているのですが、その着用シーン、
セットアップというか、蒸着というか、とにかく変身シーンを丁寧に
見せてくれるのですが、それが鳥肌のたつような素晴らしい出来。
「トランスフォーマー」でコレをきっちりやって欲しいのだ。
何がなんだか分からん内に変身するのでは、そのキャラのかっこよさが伝わらない。

このキャラのかっこいいところを見せるというのは、歌舞伎の見得を切るだと
思っている。これが日本のロボットアニメには必ずある。もっと元をたどれば
それは神仏の像がもとではないかと思う。こういった偶像崇拝思想が日本人には
DNAに埋め込まれているからそれが歌舞伎や時代劇の方に取り込まれて絵となって
表現される。東映動画でマジンガーZの演出をやっていた人は実はマキノ正博監督の
助監督だったという話からアニメにもちゃんと時代劇のDNAが生きている。
それが世界へ出てジャパニメーションとして認知されアイアンマンにまで
生きているのだ。コレは凄いことだと思う。

日本のアニメに敬意を表してラストは日本チックな展開に。

ラストはロボット軍団とアイアンマンの戦いで、その舞台が万博の日本館みたいなところ。
サクラが舞って神社の鳥居がある。そこに現れた悪もんのミッキー・ロークの姿が
戦国武将、大魔神、ガンダムのジオング(あの電子鞭?が有線サイコミュシステム
を連想させる)に見える。サクラ吹雪の中での戦いは日本男児としては涙なくしては
見られない名シーンだ。

と、見事に戦いのシーン以外はどうでもいい映画になっていました。
さてシリーズとしては続くようで他のキャラ「マイティ・ソー」の武器?が
発見されたところで終わり。そこまでちゃんと観ている客いる?
映画としては来年「キャプテン・アメリカ」も登場してメインキャラが集結して
「アベンジャーズ」となるようです。
どこまでも楽しみな映画に息切れしないように作ってほしいものです。

 ちなみに今回は109シネマズ川崎のアイマックススクリーンで見ました。
このスクリーン大きさで特別料金は疑問ですが発色はよかったです。
絵が素晴らしく美しかったです。

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July 05, 2010

告白 ~復讐は終わらない。そこが素敵な映画

「告白」
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監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃

なかなか刺激的な作品でした。
最初はあまり見るつもりは無かった。
というのもの「嫌われ松子の一生」があまりにひどい作品で
その次の「パコと魔法の絵本」が素晴らしくそのギャップに
この監督の作品出来にはかなり差があると認識していたからです。
「下妻物語」でファンになって「嫌われ~」であんなに落とされたら
普通警戒するでしょ。

それで今回の「告白」はまあ、○です。
 子ども殺しの犯人探しがメインかと思っていたら、それは
冒頭の30分で終了。後は復讐譚。キャラを見せるための告白で物語が
つづられるが最終は母親の犯人少年に対する復讐がこの映画の見せ場。
これでもか、これでもかと少年を追い詰めていく。それがかなり爽快で
面白いのだ。
悪いことをしたら罰せられる。それは年齢関係なし。
復讐が終わり「ここから更正が始まる、なんてね」という台詞が効いている。
そう、まだまだ彼女の復讐は続くのだ。

子ども、少年、14歳、といったキーワードが何をしても許される、
妙に賢くなった子どもがそういったものを逆手に大人をなぶりものにする、
甘えているとしか思えない行為にものを申す。それがこの映画の素晴らしい
ところ。相手が子どもだからかといって手加減しないのだ。
人の命を奪ったのだからそれなりに罪は償わねばならない。当たり前のことが
出来ずに今のこの社会が回っている。

この映画が大ヒットしたのはそういった甘えた社会、それが反映された
甘えた内容のいい加減な映画氾濫した中で目を覚まさせるような一石を
投じたからではないか。

だからといってこの監督の次の作品がまたまたセンセーショナルな
モノになるかはいささか疑問です。

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July 04, 2010

海洋天堂 #oceanheaven

ジェット・リーがアクションを封印した映画の公開を
求めるサイトを見つけました。

自閉症の子どもをもつ父親役をジェット・リーが演じています。

Haiyangtiantang_01450x337_2


なかなかよさそうな映画なので是非とも日本で公開されて欲しいです。

賛同いただける方は下記へアクセスして
励ましの書き込みを!

http://oceanheaven.amaterasuan.com/about

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