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July 10, 2010

ザ・コーヴ~鮮血の入り江、でも本当に言いたかったことは・・・・。

「ザ・コーヴ」
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監督・出演:ルイ・シホヨス
出演:リック・オバリー

 「おばけ」って食べ物分かりますか?
鯨の尾ひれの皮?を酢味噌で食べる酒の肴です。
私はコレが好きでよく食べていましたが、捕鯨が禁止となってもなぜか
飲み屋で出てくることあり不思議に思っていたのです。
友人は以前からコレは鯨じゃなくてイルカだ、と言ってました。
さてその真相は・・・・?

映画の最後に出てくる水産庁の言葉を信じれば、調査捕鯨の鯨の肉ということに
なります。

鯨肉は小学校のときの給食に出ていました。
おでんにコロ(鯨の厚い皮の部分)は欠かせませんでした。
鯨の身体は捨てるところが無いといったように食する以外に加工品として
使っていたことを図示したポスターが学校にあったかと思います。

日本は鯨の肉を食って生きてきました。

古式捕鯨の伝統が残る町が和歌山県太地町です。
数年前に子どもと太地町の鯨の博物館へ行きました。
そこでイルカのショーも見たし、グラスボートで鯨にえさもやった。
帰りに鯨の竜田揚げ定食も食べました。
鯨がこの町の伝統として生きているのがよくわかりました。

そこで今も続いているイルカの漁が許せないというのがこの映画「ザ・コーヴ」
の趣旨です。

確かにイルカを殺すシーンはなんともいえないイヤーな雰囲気になります。
でもそれはあくまで生活のために漁としてやっていること。
それを批判しても仕方がない。地引網だって、マグロに解体だって、鳥を絞めるの
だって、牛やブタを食べるのだって、みんな生きるためにやっている。
それは食物連鎖の頂点に人間が立っているからだ。
いい悪いは別にしてそういうことだと思う。
だからその代償に水銀中毒になるかもしれないリスクがあるのだ。
しっぺ返しという意味、あたえられた罰だろう。
(水俣病と同次元で語るのはナンセンス。あれは公害であり人為的な事件。
確かに縮図としては事例かも知れないがあまりにも飛躍しすぎている)

「わんぱくフリッパー」懐かしいです。
あのフリッパーのおもちゃ知っていますか?背中から水を噴水のように出すおもちゃ。
持っていましたね。
古き良きアメリが映画、憧れのアメリカの生活が映しだされていたと思います。
(詳細は全く覚えていませんが雰囲気で)

そのフリッパーの調教師リック・オリバーを中心において映像はイルカ漁の
実態を暴いていく。
その映像はプロジエクトチームを組んでの隠し撮り。
なんとILMの技術まで使っているのにはびっくり。

いろんな証言を集めてこの映画は語られるがはっきりいって自分たちに
都合のよい映像を集めて組み合わせたようにしか見えない。
なぜ今もイルカ漁を行っているのか?その漁師、漁業関係者の生活などへ
迫るものがないため一方的なものになっている。

リック・オリバーとしてもイルカ漁を許せないと訴える気持ちは分かるが
それ以上に彼が伝えたいのは彼自身のイルカへの愛情ではないか。

そんなブレが大きくこの映画に出ている。

だれがこの映画を反日といったか知らないが、そんな映画じゃない。

いうなればイルカへの愛情をもった一人の男の物語、その活動を描く中で
イルカ漁という面白いネタが出てきてそちらへシフトし話題になった、
そういう映画だ。

ラストのイルカ漁のイルカの殺し方が短くなっていることを会議で訴える
日本人が情けない。殺すことには違いないのにそんなことを強調して何に
なる。しかしコレは牛やブタでもどれだけ短時間で殺すかで苦しみはない
ことを強調している事実がありそれに基づいているものらしい。
なんか馬鹿げている。

さて今後イルカ漁はどうなるのか?
漁師は生活があるから続けると思うが、いつかやめる日がくるのではないか。
それほど今の日本でイルカの肉は必要とされていないので、需要が無くなる
と思うのだが・・・・。
鯨の肉として売っていたら別ですが。


私が鑑賞したのは「第七芸術劇場」十三のど真ん中の劇場。妨害とか、騒ぎとか
のような、なんの問題も無く見ることが出来ました。

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