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September 2010

September 30, 2010

TSUNAMI-津波- ~この映画たぶん笑っていいのだと思います。

「TSUNAMI」
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監督・脚本:ユン・ジェギュン
出演:ソル・ギョング、ハ・ジウォン

 東シナ海~日本海海洋パニック映画大行進中!
と勝手に名前をつけてしまいました。「海猿3」「TSUNAMI」「超強台風」
の3本のことです。

それでその第2弾の「TSUNAMI」ですが、期待通りの作品でした。
傑作というわけではありませんがパニック映画の王道を行く作品で、災害の前には
容赦なく主演者たちは被害にあい、死んでいく様が描かれます。
死体も流されてバンバン出てくるしその描写がいい。
でもラスト30分だけなんだな、これが。
本番まで70分待たないといけない。
そこが王道。

ラブストーリーかコメディか?
ココ笑っていいの?
というような雰囲気で約70分。

でもここにちゃんと複線も張られていてそこに気付けば楽しめるそういう映画です。

突っ込みどころも満載。とってつけたような大爆破シーンもありで
大いに笑っていいようです。

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September 28, 2010

カラフル ~「告白」とは対極にある中学生を描いた傑作です。ボクもカラフルに生きたい。

「カラフル」
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監督:原 恵一
声の出演:冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける

 原恵一監督は、今安心して期待に応えてくれる監督だと思っています。
今回の「カラフル」も満足の出来でした。どうも評価は低いようだけれど
もっと評価されていい作品だと思います。何気ない日常が丁寧に描かれて
見えてくるものがある。凝った演出がないところがこの作品の魅力です。
細かく丁寧に描いていて本当に素晴らしい映画です。

 死んだ僕が抽選に当たって天使(?)プラプラにつれられてある中学生の
肉体に宿ります。現世で自分の犯した罪を思い出すことを課題として与えられる
のですが、本人はこの中学生の生き様がいやで仕方がなく、反発をします。
しかし日々の生活の中からやがて自分は人に愛されていることを知り
生きていきたいと真に願うことになるという物語。

 ネタバレになりますが、小林真の肉体に入った僕の正体は真本人です。
これはなんとなく分かってくるのでココに話の焦点を当てるとおかしくなって
しまう。要は生きなおすことがどういうことか。自分を客観的に見るというのは
どういうことかを実践するというのがこの映画のポイント。

人間なかなか自分自身を客観的に見ることが出来ず、その殻に閉じこもるし
人からレッテルを貼られてもなかなかはがせない。
そんな生き方をしてしまうことがある。というか自分がそうだった。
だから無理に今までと違うことをやってみたりして、自分自身を変えようと
したこともある。周りからある色に決められていて、それがいやで、自分は別の色や
カラフルでありたいと本当に願っていた。それでそれを証明するためにいろんな
ことをしてきた。中学から高校の頃だ。もう30年前、そんなことを懐かしく
この映画は思い出させてくれた。

今でもカラフルでありたいと願っているが、家庭を持つ身ではそんな思いは
今はちょっと置いておくしかない。

 「カラフル」は中学生を描いているという点では「告白」と対極にあり、これもまた
リアルな世界だと思った。あの「告白」の中学生もリアルな一面があるのなら
「カラフル」の中学生もまたリアルだと思う。

 さて、この映画が丁寧だと思ったシーンだが、ひとつは真が家に帰ってきて
畳の部屋で家族皆で食事をするシーン。病院から帰ってきた真の祝いのシーン。
ココには仏壇があり、真の祖母の写真がある。家族が揃って食事をするという
のはそれなりに意味のあることをさりげなく示している。これ以後のシーンは
リビングでの食事シーンばかりで日常に戻ったことを示している。そのなかで
真は母親と二人きりになることもあり、この家族の危うさが表現されていた。
(実は実写版でもこの家族団らんのシーンがあるのだが、説明が不足していて
シーンが切り替わって出てくるので全く意味を持たなくなっている。)
 もうひとつ丁寧に描かれていると感じたシーンはコンビニでのから揚げと
肉まんを真が友人の早乙女と分けるシーン。この二人が食するシーン、とても
うまく描けている。少しのお小遣いでコンビに何か買って食べる中学生という
のはよく見る光景だが、そこに友情を深めるシーンが描きこまれ、あの暖かさ
食するものを分け合うということから感じる二人の友情をうらやましく
思った。ほんといいシーンだ。

反対に下手だと思ったシーンは彼女を連れて逃げるシーン。
実は原監督は、アクションは苦手なのではと思ってしまった。
クレヨンしんちゃんのオトナ帝国の階段を駆け上るシーンはデフォルメされた
しんのすけが見事だったが、クーのときのおっさんに乗ってクーが逃げるシーン
と今回の彼女の手を引いて町を走るシーンは良くない。あまりその疾走感が
伝わってこないのだ。
「血煙高田の馬場」までは無理にしても「愛の新世界」とか
「童貞物語4 ボクもスキーにつれてって」の疾走シーンぐらいの雰囲気は
欲しかった。映画の中の走る、走り続けるというシーンは何かこう伝わって
来るものがあるのものだ。それをアニメでも出して欲しかったのだ。

 クライマックスをどうするのか?と思ってみていたら、家族の夕食シーンで
やってきた。鍋を用意しながら家族で進路について話をする。真の絵の才能を
認める父、母、兄は美術が学べる学校を薦めるが、真はこれに反して自分の
思いを吐き出す。自分はこの家族に愛されている感じながらも、自分は何を
したいのか主張する。彼が精神的に独立する第一歩を見た気がした。この間
にも鍋は煮立ってきており、母は食事の準備にしている。このシーンの間の
とりかたも見事。普段の生活、家庭が描かれているが、そこにちゃんと
ドラマが成立している。見ていてどうなるのか?とドキドキした。

安っぽいドラマなら鍋をほったらかしにするとか、ひっくり返すようなことを
したのではないだどうか。

 気になるところはこの真の両親。父親は妻の浮気を知っていたのか?
妻の浮気の原因が弱いしその性格の描きこみも弱いと感じました。家庭を持つ
身としては気になるところでした。

 声優についてはわたしは基本OKでした。さまざまな批判が聞こえてきますが
少々違和感のある関西弁は天使だからアレは関西弁でも大阪弁でもないのでOK
だし、つかみきれない子どもような性格が良く出ていました。宮崎あおいは気付き
ませんでした。ちょっと変な女の子っていたよなって思ってみていてその台詞回し、
しゃべり方はうまかった。ベテランの彼女だから出来たのではと思います。


ながながと書きました。原監督の次回作にも期待しています。

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September 27, 2010

THE LAST MESSAGE 海猿 3D ~前作で終わっていればよかったのにね。

「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」
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監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、加藤雅也、吹石一恵 、

 大阪高槻にあった「ロコ9シネマ」が閉館。新しくオープンしたのが
「アレックスシネマ」。それでカードの切り替えとかもあって行ってきました。
ロコ時代には3D上映はなかったのですが、アレックスシネマでは3D上映は
やるとのことで試しに見たのが東宝初の本格3D映画「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」。

コレが最悪でした。 3Dメガネも映画の内容も。

まず3Dメガネ。重い、視野が狭い。最悪の代物。3D方式は3種類ぐらいあるそうだが
その中でも最悪ではないか?実際にメガネは今まで5種類ぐらい試しているが、その中
でも最悪でした。ココではもう絶対3Dは見ない! もうワーナー・マイカル以外で絶対
3D映画見ないことにする。

そうなるとTOHOシネマズだけで上映される「美女と野獣3D」なんかが見れなく
なるので困ったもんだ。

さらにココまで最悪の3D映画の料金が100円値上げに。

どういう商売をしているんだ全く。
普通は普及してきたら値下げするものではないか?
ワーナー・マイカルは「マイ3Dめがね」として持ち帰って次回上映に持ってくれば
メガネ代はいらないと良心的。

ますますワーナーでしか3D映画は見れなくなってしまう。
他社も見習えよな、まったく。

で、「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」ですが、海洋パニックアクション映画を
期待したのですが・・・・。それなりに3D映像が効果を出していると思われる
映像はあるのですが、パニック映画の王道から外れるつくりが全く面白くない。
これなら「252」のほうがまだ面白かった。
まあ、あれはあれで大いに問題ありの愚作なのですが、主演が同じで・・・・。

メカが壊れる、その事故に巻き込まれるというなら、まずそのメカ、今回はガレリア
という施設の通常の姿を見せないと。どうして事故が起きたのかとか、何か複線が
張られていてそれが残された人々を救う手段に繋がったとかいうのがほしい。

ひとつひとつのエピソードが細切れに解決され、次に続かないのは面白くない。

ラストの仙崎救出もどこに彼が残されているのか? ガレリアが沈む中救助に行ける
行けるはずがないのに通常装備行くし、時間の制約もない。台風も直撃したわりに
いつも間にかいなくなっているし、大体台風の目は利用できなかったのか?
「宇宙からの脱出」やれば良いじゃん。

などなど重いめがねを何度もはずしながら見て、最後には頭が痛くなりなりました。

前作の後半をテレビで見ると、今回と全く同じことをやっている。設定が少々違う
だけでやっていることは同じ。なのに前作のいい。なぜならTVシリーズをはさんで
集大成として作っていることが大きい。バディという仲間へ命を預け、決して仲間を
見捨てないと現場へ向かっていく姿は素敵なのだ。それを単に繰り返されても手抜き
にしか見えない映画に今回はなっているのだ。

ストーリーとしては前作で終わっているし、あれほど泣ける映画になっていた
のだから、もう作らなければよかったのにね。残念です。

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September 26, 2010

バイオハザードIV アフターライフ 3D ~アリスinゾンビランド 3Dでも健在!どこまで行くの?

「バイオハザードIV アフターライフ 3D」
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監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウェントワース・ミラー、アリ・ラーター

 前回が完結編だと思っていたのですがもうどうでもよくなったようで、
延々と続きそうです。
アリスがクローンとわかってそのクローン部隊がアンブレラ社の日本支部を
襲います。なんか意味がわからんままに渋谷の地下にある基地は壊滅。逃げた
親玉とアリスの死闘は富士山まで持ち越されます。
そして生き残ったアリスの旅はカナダへ続きます。

ココまでがエピローグ、今回のメインはハリウッドで生き残った人々と
アンデッドとの戦い、そして謎のタンカーアルカディア号へ。

まあアクション、アクションの連続でそれがCGばかりで見せられるから
飽きてくるはずなのですが、3Dを採用してちょっとは見ることが出来たかな。
でもなんか話も、アクションもつまらないし、ホラー的な要素は皆無で、
仮面ライダーのちょっとオトナ版?的な雰囲気で終始していました。

背中に「アンブレラ社」と社名が印字された制服を着た日本支社の社員が
なんか滑稽で、本来ならもっとカッコイイデザインのロゴの制服を着る
のではと思いました。

アルカディア号が出来ますが、船の先に骸骨マークはなく、ハーロックも
ヤッタラン副長も乗ってません。

さて3D版で見たのですが、メガネが重くて・・・・。
松竹系の映画館のメガネはあれなのかな、最悪。94分の映画でも耐えられない。
映像は3Dを意識したつくりで撮られているのがよくわかるシーンが多く
楽しめはするのですが、でもストーリーに関係が無いので
やっぱり2Dでもいいかなと思ってしまいます。
ストーリー上3Dでないと駄目といったシーン、場面がうまく活用される
ようになったら大きく3Dの意味が出てくると思います。

でもあのメガネの重さは・・・・。
3Dを見るならワーナー・マイカルだね。やっぱり。

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September 20, 2010

ぼくのエリ 200歳の少女 ~少年少女の恋物語とバンパイアの不思議な組み合わせが絶品です!

「ぼくのエリ 200歳の少女」
―――――――――――――――――――――――――――2010.9.20―◇◆◆
監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:カーレ・ヘーデプラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナル

 今年はスウェーデン映画の当たり年?
「ミレニアム」に続いて公開された「ぼくのエリ」は今年のマイベスト10に
入る素敵な作品でした。
グロテスクな描写、残酷な描写もありますが、基本は孤独な少年と少女の愛の
物語というところが気に入っています。

以降ネタバレありで行きますのでよろしく。

 いじめられっ子の12歳の少年オスカー。学校では孤立した存在で家では
母親が彼の気持ちをわかってくれない。父親は彼氏がいるらしく別居中。
孤独で無機質な毎日。冬の雪深い日に隣に少女とその父親(?)が引越してくる。
そこ頃から猟奇的な殺人事件が起こり始める。
隣に越してきた少女はエリ。雪の公園でオスカーとエリが出会う。孤独な少年の
心に入り込む彼女。しかし彼女は人の生血を吸うバンパイアだった。

 孤独な少年と少女が町の郊外の公園、しかも雪深い中で出会うというのがいい。
あの寂しい感じが素敵だ。さすがスウェーデンって感じ(勝手にそう思ってます)。

実はエリの父親と思っていたのは違うらしく、彼が殺人を犯して生血を確保
していたのだが、この計画、手法は少々ずさんに思えた。だってあれでは簡単に
バレるだろうというような方法。
エリも人目がつきやすいところで人を襲うから、自分で窮地に堕ちているのだ。
そこはこの映画では少々減点となるところ。

しかしやはりクライマックスからラストシーンがいい。
プールでいじめられているオスカーを助けるエリ。そして二人の逃避行。
12歳の少年の勇気ある選択に涙してしまう。たとえ惚れた相手がバンパイアでも
どこまでも愛を貫きとおすのだ。しかしそこには年をとることのないエリとの
生活がどのようなものになっていくか想像は付く。それがまた悲しい。

でもなんか小さな希望を見てしまうのだ、このラストシーン。

「小さな恋のメロディ」ではどうせあの二人は捕まってしまうというのが
ミエミエで悲しくなったし、「卒業」の二人も先は暗くバスの中の二人に笑顔はない。

しかしエリとオスカーは違う。ヨーロッパという大地でどこへ潜んでも生きていける
ような気がしてしまうのだ。

 この映画バンパイアのルールをきっちり守っている描写多く、特にその家の人間が
招き入れない限りは入れないというルールは印象的に使われていた。

残酷描写もあるが、ショック演出ではなくそこはハリウッド映画と違う。
あくまでバンパイアを描くための描写であり、いたずらに客を怖がらせるもの
ではなかったのもよかった。

でこのような素敵な作品でとっても残念なシーン、1カットがった。
エリがオスカーの家に来て服を着替えるシーン。彼女の股間が一瞬写し出されるのだが、
このボカシがフイルムに傷をつけたボカシで興ざめだった。彼女がバンパイアである
事をしめすシーンだがこの修正はないだろ。
後でネットで調べると映倫審査でいろいろあったようで、頭の固い奴がいたみたい。
作品の価値を考えてほしいよまったく。
(さてこの股間に何か写っていたか?コレがまた疑問で、女の子ではないと自ら
言ってるから割れ目ではないと思うし、つるつるならぼかさなくてもいい。
実は性器を切断した痕との説もあり。本国版DVDでも見ないと分からないみたい。
いろいろ調べたけど不明です)


ハリウッドリメイクも決まっており、この10月には公開予定。
その予告編をネットでみたが・・・・・思ったとおりの描写。
作品の本質をわかって作れよなと思うような予告編でした。
まあ本編が日本で公開されたら見ようかとは思いますが・・・・見なくても良いかも。
監督はあの「クローバー・フィールド」マット・リーブスとか。期待できないでしょ。
(「クローバー・フィールド」は傑作ですよ。でも違うと思うもの)

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September 11, 2010

キャタピラー ~食べて、寝て、SEXしてとキワモノが目だってしまっています。

「キャタピラー」
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監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ、大西信満

 この手の映画について書くのは難しい。
悪い映画ではないが、イマイチこちらに伝わってくるものがない。
あの戦争でどういうことが起きたのか、そのひとつを示しただけで、
だからどうなのか?単に反戦を訴えるだけの映画ならたくさんあったし
若松孝二が撮るのだから、それなりになにか描きたいものがあった
と思うのだが、キワモノ映画にしか見えないのが辛い。

戦争に行った夫が帰ってきた。四肢が無くひどいやけど状態。口も利けず
耳も悪い。だが軍神として村ではあがめられ、妻は介護をする。
SEXをして寝て食べるだけの生活が続く。やがて日本は戦争に負け
夫は池に飛び込んで自殺、妻は解放されるという物語。

前作の「連合赤軍」でその元をたどればあの戦争にあったと監督はいう。
であればラスト、彼は生き続けその後の歴史を見る必要があるのでは
ないだろうか。

四肢を失ったのは戦地で現地の娘を犯し逃げ損ねたというとんでもない奴。
その罪を償うためにも生かさなければならなかったと思うのだが。

そしてそれがよくも悪くも現代まで続いている日本の罪であると
描かれればよかったのだが・・・。

四肢の無い夫と妻のSEXというキワモノが目立ち本当に描きたかったことが
隠れてしまったような気がする。
むしろ現代にも通じる介護する側、される側の話にしたほうが面白かった
かもしれない。
夫を連れて外に出る妻の優越感に浸った顔は印象的だ。
最後は勲章だけでも満足している。
そこに人間の心の底にある黒いものを見たような気がした。
ベルリン映画祭での女優賞もそれでもらえたのかな。


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September 05, 2010

インセプション ~元ネタはうる星2だよね、あれ!

「インセプション」
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監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙 、

 他人の夢の中に入り込んでアイディアを盗む。
それがこの映画のコンセプトだったはずか後半その意味合いが薄くなって
しまってます。まあいいか面白かったし。

もともとはある男の意識を変えることが目的でチームを組んで
取り掛かったはずが話が変な方向へ。
特に主人公の死んだ奥さんの存在が計画を邪魔する。

夢を多重構造にして、夢の中でまた夢を見る構成は面白いが
その意味を理解するのに苦労する。何故こうなるのか?
その疑問が解けないままに話が進む。
観客を置いてきぼりしない、付いて行けない状態までにしないから
何とか見ていられるが、一歩間違えばつまらない状態になって
します。「????????」ばかりが残ってとんでもないことに
なりかねない。でも絵が、動きが面白いから何とか見ることが
できた。
けどもう一回見る気にはならんな。

ずばりこれは「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」を元ネタにして
夢を多重構造にしてお話を作ったと見たがいかがですか?
夢の世界、その世界の崩壊、ラムとあたるの関係、おかしな仲間たちが
廃墟のような夢の世界でサバイバルするとか共通項が多いでしょ。

実は元ネタはいろいろいわれています。でもだれも「うる星2」とは言って
いなかったのでここでいっておきました。

長いし、頭は疲れるし、大変だけど今年見ておくべき1本です。

さて、クリストファー・ノーランはどこへ行くのでしょうか?

渡辺謙がここまで活躍するとは思っていなかったので意外でした。日本人としては
ちょっとうれしいハリウッド超大作です。


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September 04, 2010

ソルト ~走る、走る、走る! 追う、追う、追う、逃げる、逃げる、逃げる!

「ソルト」
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監督;フィリップ・ノイス
脚本:カート・ウィマー
出演:アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー

お久しぶりです。 夏バテというか、サボってました。

さて早くに見ていたのですがアンジー姉さんの「ソルト」、
これおもろい!
中身が無いけど結構騙される。というかどっちなんだコレ!
と思いながら見ることが出来るのが良いです。

走る、走る、走る! 追う、追う、追う、逃げる、逃げる、逃げるの
連続で飽きさせない。

CG多分使っていると思うのだが、体張って作っているのがいいです。
アンジー姉さん最高です。

あまりアンジェリーナ・ジョリーって好きじゃない。ごつい感じが
女性の魅力を感じないのだ。
もともとこんな人ではなかったような気がするのだが・・・。
ちなみにカッコイイ女性は好きですが、あくまで女性としての魅力が
ある上にかっこいい人がいいのです。

さてこの映画の撮影前にアンジェリーナ・ジョリーは「チョコレートファイター」
を見ていてそのスタッフから訓練を受けたとの情報がありました。
ジージャーが日本に来たときのインタヴューでいっていました。

さてその影響はどこにあったのでしょうか?
やはりラストかなと思っています。全体のアクションシーンもですが
ラストの悪の親玉をやっつけるときのやり方、その雄たけび。
手錠使って相手の首を全身を使って締め付ける!
コレはブルース・リーのようで、ジージャーやトニー・ジャーに引き継がれています。
ジージャーの「レイジング・フェニックス(ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく )」
のラスト、全身の力を振りしぼり相手に一撃を食らわししとめる。
それが今回はアンジーにて再現されたような気がするのですが。

冷戦の置き土産がこのような形で発動するのは怖いですね。


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