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October 2010

October 28, 2010

エクスペンダブルズ ~筋肉バカ大集合の運動会みたい。でも好きなんだよなこのおバカなのり映画。年に1本は見たいよね。

「エクスペンダブルズ」
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監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー
   ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、スティーブ・オースティン
   アーノルド・シュワルツネガー、ブルース・ウィリス

80年代から90年代のアクション映画ファンにとっては夢のような組み合わせの
映画です。
筋肉バカが揃って老体に鞭打って喜んでいるだけの映画です。
決して面白いお話ではありません。
でも肉体アクションを思いっきり見せてくれる映画です。
本当に20年前なら信じられないオールスターキャストで、東宝東和配給で
無理に正月に大当たりさせる映画なんですが、21世紀は寂しい時代で
こんなお祭り映画になんか反応鈍いです。

スタローンが主役と監督やるから、いまのりのりのジェイソン・ステイサムが
なんか情けない、小さい役に見えちゃって少々かわいそう。
ジェット・リーもアクションから足を洗えないでアジアンボーイって感じだし、
ドルフ・ラングレンはいいとこなし。いやあるけど半分裏切り者って役は
スタローンの意地悪か?
シュワちゃんとブルース・ウィリスとスタローンがひとつのフレームに
収まったのは関心。ただ、本当のカメオ出演で絡んでこないのが残念。
やっぱシュワちゃん大統領のイスを狙っているのか?

ドンパチやり放題で誰も死なない能天気な映画。
でもこういった映画、年に1本はみたいよね。

続編は無いのかな。
もし作られるなら続編登場希望者として
スティーブン・セガール、ジャッキー・チェン、千葉真一倉田保昭、
ルトガー・ハウワー、ジャンクロード・バンダム、チャック・ノリス
なんてどうですか。

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October 27, 2010

十三人の刺客 ~換骨奪胎って言葉この映画のためにある。素直に面白いといっておきます。

「十三人の刺客」
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監督:三池崇史
出演:役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹 、古田新太 、高岡蒼甫
六角精児、波岡一喜、近藤公園 、石垣佑磨 、窪田正孝 、伊原剛志、
松方弘樹、松本幸四郎、稲垣吾郎 、市村正親

 面白い。
まずはこの映画、面白い。
それでいいと思います。

善と悪がはっきり分かれていて、悪に立ち向かう勇姿たちの姿が見事に描かれ
文句がつけようが無い。
勧善懲悪のお手本です。

リメイク版なのでどうしてもオリジナル版と比較されてしまうのですが、
オリジナルに沿った展開で、大きな変更はなし。台詞もそのままのような
ところありまた。
でも現代にリメイクするにはそれなりに味付け、肉付けが必要で、そこが
好みの分かれるところですが、私はよしとしました。
バイオレンズ、残酷度が高まっているのですが、それぐらいの刺激は今の
映画では普通のことだし、その表現が悪の殿様をより憎たらしいものにし
ています。「みなごろし」と書くキャタピラー女、その血染めの書状を見せて
宣戦布告するシーンは見事。

決して全ての役者が贅沢とはいえないのですが、皆はまっていたと思います。
奇跡の組み合わせではないでしょうか。

子どもが見たら絶対トラウマになるゴロちゃんの殿様はあっぱれ!
最後に厠に首がゴロンと転がるシーン。良いですね。

前作は見ていたのですが印象が薄く、リメイク版を見てから見直しました。
当時の東映の時代劇ではエポックメイキングな作品だったかも知れませんが、
その後の映画を見ているものとしては、どうしても物足りなさを感じてしまう。
そしてどこか「七人の侍」の影を見てしまう、そんな作品でした。
カメラをもって走り回る激しいシーンなどは見ごたえがあると思うのですが、
どこか時代劇としての伝統が守られている味わいもあって・・・・。
映画としてお行儀が良いんですよ。旧作は。

リメイクとして換骨奪胎の成功例といえると思います。

しかし、このリメイク版を酷評するかたがいます。
時代劇として許せないようでその理由がイマイチつかめません。
確かに灰汁が強い三池監督作品ですから、受け入れがたい人も
いるかとは思いますが・・・。

出来れば新生「必殺」を三池監督で映画化してもらえないかと
思っているのですが、なんと次回は「忍たま乱太郎」!
またしても時代劇!(といっていいかどうか)。 
でもどっちかというと「ヤッターマン」みたいなのりかな?

■十三人の刺客キャスト比較
<1963年度版>
刺客
島田新左衛門(直参旗本):片岡千恵蔵
島田新六郎:里見浩太朗
倉永左平次(与力):嵐寛寿郎
三橋軍太夫(倉永配下):阿部九州男
樋口源内(三橋配下):加賀邦男
堀井弥八(三橋配下):汐路章
日置八十吉(倉永配下):春日俊二
大竹茂助(倉永配下):片岡栄二郎
石塚利平(倉永配下):和崎俊哉
平山九十郎(島田家食客):西村晃
佐原平蔵(浪人):水島道太郎
小倉庄次郎(九十郎の弟子):沢村精四郎
木賀小弥太(木曽落合宿郷士):山城新伍

明石藩
松平左兵衛督斉韶(藩主):菅貫太郎
鬼頭半兵衛:内田良平
浅川十太夫:原田甲子郎
丹羽隼人:北龍二
小泉頼母:明石潮
出口源四郎:有川正治
仙田角馬:小田部通麿
間宮図書(江戸家老):高松錦之助
間宮織部:神木真寿雄
間宮小浪:高橋漣
大野多仲:堀正夫

幕府
土井大炊頭利位(筆頭老中):丹波哲郎
老中:香川良介

尾張藩
牧野靭負(木曽上松陣屋詰):月形龍之介
牧野妥女:河原崎長一郎
牧野千世:三島ゆり子

その他
芸者おえん:丘さとみ
加代:藤純子(富司純子)
三州屋徳兵衛(木曽落合宿総代):水野浩


<2010年版>
刺客
島田新左衛門(御目付七百五十石):役所広司
島田新六郎(新左衛門の甥):山田孝之
倉永左平太(御徒目付組頭):松方弘樹
三橋軍次郎(御小人目付組頭):沢村一樹
樋口源内(御小人目付):石垣佑磨
堀井弥八(御小人目付):近藤公園
日置八十吉(御徒目付):高岡蒼甫
大竹茂助(御徒目付):六角精児
石塚利平(足軽):波岡一喜
平山九十郎(浪人・剣豪):伊原剛志
佐原平蔵(浪人・槍の名手):古田新太
小倉庄次郎(平山九十郎の門弟):窪田正孝
木賀小弥太(山の民):伊勢谷友介

明石藩
松平左兵衛督斉韶:稲垣吾郎
鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石):市村正親
浅川十太夫(明石藩近習頭):光石研
出口源四郎(明石藩近習):阿部進之介

間宮図書(明石藩江戸家老):内野聖陽

幕府
土井大炊頭利位(江戸幕府・老中):平幹二朗

尾張藩
牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰):松本幸四郎
牧野妥女(靭負の息子):斎藤工
牧野千世(妥女の嫁):谷村美月

その他
芸妓お艶・山の女ウパシ(2役):吹石一恵
三州屋徳兵衛(落合宿庄屋):岸部一徳
両腕両足の無い女:茂手木桜子

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October 24, 2010

HUBBLE 3D ハッブル宇宙望遠鏡 ~宇宙を体験できる3Dの最高傑作ですが宇宙酔いします。

「HUBBLE 3D ハッブル宇宙望遠鏡」
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監督:トニ・マイヤーズ

 大阪港区のサントリーIMAXシアターで10月31日まで上映の3D映画。
3D映画としては最高傑作ではないか。
かなり3Dの映画が劇場公開されるようになったが問題が多く、これで
金取るなあと思っていたが、こちらは価値ある1本。40分1000円。
画面が暗くなるようなことも無く、ピントも遠近感も鮮明で、ハッブル
宇宙望遠鏡から送られてくる映像を立体的に見ることができ、星が顔に
頬に当たるのを体験することができる。

ストーリーがハッブル宇宙望遠鏡の歴史をダイジェスト的に紹介する
だけなのでその点では面白みがないが、映像を体験する、宇宙を体験する
という点では3Dが素晴らしい効果を出している。

ツイッターで水道橋博士が絶賛!
それでにわかに盛り上がりこれは行かねばと筆者は足を運んだ。

この作品日本ではココでしか見ることが出来ず、さらにIMAXシアターも
年内に閉館してしまう。なんとも残念な話で何とかならないか。

さよなら興行は「ブルーオアシスI」「ブルーオアシスII」。
何度も上映された「I」は開館記念作品で「II」はその続編。
どちらも3Dで上映。予告が素晴らしく「I」と「II」の間は10年あり
技術の差を確認することが出来ると思います。
そして驚きの価格500円! なんと高校生以下は無料!
11月1日~12月26日まで。
これでいよいよ終わり。なんとか存続できないものか・・・・。


サントリーIMAXシアター↓
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/theater/index.html

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October 16, 2010

悪人 ~ というタイトルだけど優等生の映画。そこに面白みが無いんだこれ。

「悪人」
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監督・脚本:李相日
出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり

 いい映画だとは思います。そこそこ面白いし、演技もうまい役者が揃っている。
優等生の映画です。そこがなんとも評価しようがない映画になっている。
ありきたりというか、単純というか。悪人とは誰か、その感情の行き場をどう
すればいいか、皆が全身で表現しているのがわかる。一番悪いのはあの殺された
女の子なんだけどね。あいつがバカだからこんなことになったんで・・・・と
言ってしまえば身も蓋もないか。

 地方に生きる青年の苦悩、そのぎらぎらした感情、悶々とした日々を送っている
といった映画をたくさん見てきた。
「祭りの準備」「サード」「遠雷」「帰らざる日々」など。
同じような立場に「悪人」の青年もいるがしかしその感情が表に出てこない。
時代といえば時代かも知れないが人の温もりだけを欲っしていただけとは
なんとの情けない。でもそんなものか。今の地方に住む若者は。

 深津が演じる地方都市から出たこと無い30歳をすぎた女性もあんなものか。
どうもうちへうちへとこもる姿が映し出される。ニート、ひきこもりと大差がない
と感ずるのだが。

 そんな二人の逃避行が成功するわけがなく、青年がとった行動は悪人を演じ
愛する人を突き放すことだった。それで決着が付くのだが、このラスト、
意外性がない。

優等生の映画だから面白みは感じる。だが突き抜けたものは何も感じなかった。
もっと強烈な、インパクトのある、個性的な作品を期待したのだが・・・・例えば
「告白」のような灰汁の強いものを。このタイトルから想像していたのだが違った。

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October 14, 2010

七瀬ふたたび ~ 原作ファンとしては納得する出来でした。少々難があってもこの映画好きです。

「七瀬ふたたび」
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監督:小中和哉 脚本:伊藤和典
出演:芦名星、佐藤江梨子、田中圭

 しょこたんこと中川翔子初監督作品「七瀬ふたたび-プロローグー」は
どこまでしょこたんが監督したのか分かりませんが、多岐川祐美が出てくる
という快挙を成し遂げた作品で中学生のときからの七瀬ファンとしてはなんとも
感慨深いものがありました。「映画秘宝」上ではなんでも屋となったしょこたん
なりに監督としてこだわったシーン、ある意味変態性が出ているシーンというのは
よくわかりました。まあ本編に対してどこまで必要だったか?という疑問も
ありますが、七瀬の子ども時代を描き、自分の能力を隠すきっかけになった
エピソードが描かれていました。エロスを感じる口紅が戦闘モードに入る
小道具としても描かれ短編映画としては納得の七瀬のエピソードのひとつでした。
カジノが舞台だったので本編の帰国シーンから始まるのと繋がった印象が
あるのですがどうも違ったようです。

さて本編ですが、全体をとおしてまずはOKです。
今までの七瀬作品で一番納得が行く作品になっています。
問題は多いとは思います。ですが許します。何度も読んだあの原作に忠実で
かつそのテイストを壊すこと無い展開、オリジナルの展開についてもその
延長線上にあることを感じることが出来てよかったです。

マカオから帰ってきた七瀬が空港で悪意に満ちた存在に狙われます。
回想で描かれる仲間との出会い。そして協力して生きていこうと身を
隠すのですが魔の手が七瀬たちにしのびよる。

今回のキャストで七瀬はOKですが他のキャストは?でした。
でもキャラ設定に大きな変更を加えていないのでまあよしとしましょう。
とにかく芦名星の雰囲気はよかった。
原作ではかなり若い。だけどかなり大人の雰囲気があるのが七瀬で
多岐川祐美はぴったりだった。芦名星はそれを引き継ぐ感じがよく出ていた。
時折残酷な指示を出す。冷酷さをもっているのが七瀬でそれが表現できていた。

そして今回一番わかりやすく納得できたのが悪の存在。
NHK少年ドラマシリーズの時、つまり最初からこの存在が理解できなかった。
しっくりこなかった。原作を読んでもどういう存在か感じ取れなかった。
それが少々肉付けと解釈をもって分かりやすく納得のいくものになって
いたのがうれしかった。原作の延長線にある解釈だと思っている。

世界中で同時多発的能力者が増え、ノーマルな人間はそれを恐れ能力者狩を
始めたということだった。ノーマルな人間にとって恐怖、恐れる存在である
能力者を排除している組織があるとしているのだ。

ただしこれは海外ドラマ「HEROES」の設定を参考にしているような
気がしましたが・・・。

そしてラストの決着のつけ方(ネタバレになります)。

死闘末、残ったタイムトラベラーの藤子がその情報を持って七瀬との
出会いの時間へ飛ぶ。
七瀬との出会い時間へ飛ぶことにより新しい世界が作られる。
藤子の飛んだ回数だけパラレルワールドが構築されるのだ。
そこでどのような展開になっていくのか?未来へ、自分たちの運命へ
立ち向かう姿で終わる。エンドレスな展開とも取れるが運命を変える
ことができるかも知れないという希望ある終わり方だ。

そしてこれは何度も映像化された「七瀬ふたたび」という物語と重なり
タイトルの「~ふたたび」とも重なる。

でも七瀬ファンとしてはこの延長線上で「エディプスの恋人」を芦名星で
映画化してほしいのですが。

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October 13, 2010

恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない ~しょこたんを満喫しました。

「恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない」
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監督:篠原哲雄
出演:中川翔子、鈴木裕樹 、

 携帯動画が劇場に進出した作品で、65分の中篇映画です。
 映画秘宝のコラムでしかしょこたんのことは知りませんでしたが、
そこコラムで映画初主演ということで見に来ました。1200円とまあお安め。

篠原監督作品は出来のよしあしはありますが、この手の軽く見ることができる
映画はそれなりに面白い作品にしてくれます。
それほど凝った演出も無いのですが、素直に二人の愛と別れ、ラストの濃厚な
キスシーンまで楽しめました。

 友達に誘われた合コンでいずみはネルと出会う。人を避けて生活している
いずみ。図書館で働く彼女のところへやってきたネルは、自分はいつか図書館を
立てるために建築の勉強をしているという。

 どーってことない話といえばそれまでですがなんか可愛いのよね。
作品そのものもだし、しょこたんも。

 しょこたんこと中川翔子は一体何者か?ただのタレントとはちょっと違って
歌手でアニメの主題歌が多いみたいで絵もうまい。というか個性的。ゲスト声優も
ときどきやっていてポケモン映画に出ていました。映画秘宝のコラムはインタビュー
形式で見た映画・ビデオのことを語っているがこの映画の選択がマニアック。
戦隊ものにも造詣が深く今回ゲキレンジャーのゲキレッドとの競演はなんとも
マニアックなおはなしで・・・・。次に挑戦したのが映画監督で「七瀬ふたたび」の
前についている短編を監督したとか。うーんよくわからん人だ。

だけどこういう人好きなんですよね。個人的に大変興味がある。容姿もかわいいし、
当分注目したい人ではあります。

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October 12, 2010

終着駅 トルストイ最後の旅 ~世界三大悪妻なんて誰が考えたんだろう。

「終着駅 トルストイ最後の旅」
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監督・脚本:マイケル・ホフマン
出演:ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー

ソクラテスの妻クサンティッペ、
モーツァルトの妻コンスタンツェ、
トルストイの妻ソフィア

以上が世界三大悪妻だそうです。知りませんでした。

まあ、巷に悪妻はたくさんいるから、見たことも無い人の奥さんのことは
どうでもいいのですが、さてこの映画、トルストイの奥さんのことを描いて
いますが悪妻とは思えません。純粋にトルストイのことを愛していたように
見えます。少々気の強いところがありますが変人の作家にはこれぐらいじゃないと
勤まりません。しかし作家としての偉大性が前面にたち、彼女の悪い面ばかりが
露出したのではないでしょうか。

ラスト家を飛び出した作家が駅の一室で終焉を迎えるときに妻が来ても会えないと
いうエピソードに尾ひれがついてしまったのではないでしょうか。

映像が残っている。常にトルストイの家の前にカメラマンが張り付いていて、
今の芸能レポーターとおんなじ。
映画が発明された時から記録されたもの、対象はゴシップだったんですね。

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October 11, 2010

ミレニアム 眠れる女と狂卓の騎士 ~ここまでおちると・・・1作目の栄光はどこへ行ってしまったのか!?

「ミレニアム 眠れる女と狂卓の騎士」
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監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、レナ・エンドレ

 もうここまで堕ちると・・・・・。ネタバレありでいきます。

 まずは大団円でよかった、よかった。
 だけどこの話、2時間30分かけて見せる内容か?
はっきり言って前作を30分延ばしてつなげたらいいだけじゃないと
思ってしまいました。
 前作で大怪我を追ったリスベットが運ばれるシーンから始まります。
彼女は有罪か無罪か? 問われるのが今回の大筋ですが、ココで有罪なんて
ありえないからイマイチ乗れない。
あの前作の悪玉のリスベットのパパはあっけなく殺されてその上の悪の組織が
現れるのですが、それがどうもそれほどの悪!って感じがしない。
回復をしたリスベットは法廷で戦うことになるのですが、彼女の無罪を示す
証拠が1作目のレイプシーン。これで決着って続けてみてきた者には何の感動も
ない。無罪で当たり前ジャン。

 1作目だけでよかった。あの謎解きのゾクゾク感、時代を超えて欧州に根付く
ナチスの亡霊、キャラが描きこまれていることがこの作品を支えているのがよく
分かった。
それからいくと2作目3作目はある程度の面白さは保ったとは思うが、見終えると
やっぱり出涸らしかなと思ってしまう。
シリーズがだんだん駄目になる典型的な例。

なのなに結構評価がいいのか気になります。理解できないのだけど。

 ミステリーチャネルで1作目の完全版を放送とのこと。30分長いとか。
 これを再びみて口直しをしましょう。

ところでハリウッド版はミカエル役にダニエル・クレイグ(007だよ)に決まったとか。
見たくないないなあ。期待できないなあ。違うよこれ。

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October 10, 2010

ミレニアム 火と戯れる女 ~1作目よりはおちますがまだまだ楽しめます。

「ミレニアム 火と戯れる女」
―――――――――――――――――――――――――――
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、レナ・エンドレ

 今年はスウェーデン映画の当たり年と勝手に言ってます。「ミレニアム」
シリーズの続編がようやく公開されました。なんと2作目3作目連続公開!
そこで嫌な予感が・・・・的中しましたが、でもそれでもあの前作から少々
落ちる程度なのでご安心を。3作目大いに期待しています。

 前作でオシリの痛い思いをしたリスベットの後見人が殺されます。残された
銃にはリスベットの指紋が残っています。
 少女売春を告発しようとしていた「ミレニアム」誌。その記事を書いていた
記者が殺され、「ミレニアム」の編集者ミカエルはその意思を引き継ぎます。
 二つの事件には接点がありやがて国家権力、裏の世界までかかわる事件へと
発展していきます。
 またリスベットの過去、出生の秘密へと次々に謎が明かされて・・・。

 見ているときは次々謎が明かされていくのが面白い。
TVの○○劇場のような人物解説まで入って紹介してくれるので、ストーリーも
分かりやすい。
しかし、今回「謎解き」が無い。これが残念。前作は消えた少女のなぞと暗号を解く
面白さ、そこから見えてくる真実というのにわくわくしたが、これがない。
あくまでキャラを活かした事件もの。でもその構造は複雑で結構ハードな味わいが
あり楽しませてくれる。そこらへんのサスペンスとは違う。

最後までリスベットとミカエルが会わないのもいいです。彼らはネットで繋がって
いるから会う必要はないのだ。でもやはり再会は感動モンです。

さて、多くの謎を残して3作目「眠れる女と狂卓の騎士」と続きます。どうも
法廷モノになる様子。字幕じゃしんどいかも知れませんが、アレだけたくさん
解説してくれるなら心配ないか。

写真を見るとますますリスベットの姿がファンキーになって・・・・
どこまで行くんだ。

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