« 恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない ~しょこたんを満喫しました。 | Main | 悪人 ~ というタイトルだけど優等生の映画。そこに面白みが無いんだこれ。 »

October 14, 2010

七瀬ふたたび ~ 原作ファンとしては納得する出来でした。少々難があってもこの映画好きです。

「七瀬ふたたび」
―――――――――――――――――――――――――――
監督:小中和哉 脚本:伊藤和典
出演:芦名星、佐藤江梨子、田中圭

 しょこたんこと中川翔子初監督作品「七瀬ふたたび-プロローグー」は
どこまでしょこたんが監督したのか分かりませんが、多岐川祐美が出てくる
という快挙を成し遂げた作品で中学生のときからの七瀬ファンとしてはなんとも
感慨深いものがありました。「映画秘宝」上ではなんでも屋となったしょこたん
なりに監督としてこだわったシーン、ある意味変態性が出ているシーンというのは
よくわかりました。まあ本編に対してどこまで必要だったか?という疑問も
ありますが、七瀬の子ども時代を描き、自分の能力を隠すきっかけになった
エピソードが描かれていました。エロスを感じる口紅が戦闘モードに入る
小道具としても描かれ短編映画としては納得の七瀬のエピソードのひとつでした。
カジノが舞台だったので本編の帰国シーンから始まるのと繋がった印象が
あるのですがどうも違ったようです。

さて本編ですが、全体をとおしてまずはOKです。
今までの七瀬作品で一番納得が行く作品になっています。
問題は多いとは思います。ですが許します。何度も読んだあの原作に忠実で
かつそのテイストを壊すこと無い展開、オリジナルの展開についてもその
延長線上にあることを感じることが出来てよかったです。

マカオから帰ってきた七瀬が空港で悪意に満ちた存在に狙われます。
回想で描かれる仲間との出会い。そして協力して生きていこうと身を
隠すのですが魔の手が七瀬たちにしのびよる。

今回のキャストで七瀬はOKですが他のキャストは?でした。
でもキャラ設定に大きな変更を加えていないのでまあよしとしましょう。
とにかく芦名星の雰囲気はよかった。
原作ではかなり若い。だけどかなり大人の雰囲気があるのが七瀬で
多岐川祐美はぴったりだった。芦名星はそれを引き継ぐ感じがよく出ていた。
時折残酷な指示を出す。冷酷さをもっているのが七瀬でそれが表現できていた。

そして今回一番わかりやすく納得できたのが悪の存在。
NHK少年ドラマシリーズの時、つまり最初からこの存在が理解できなかった。
しっくりこなかった。原作を読んでもどういう存在か感じ取れなかった。
それが少々肉付けと解釈をもって分かりやすく納得のいくものになって
いたのがうれしかった。原作の延長線にある解釈だと思っている。

世界中で同時多発的能力者が増え、ノーマルな人間はそれを恐れ能力者狩を
始めたということだった。ノーマルな人間にとって恐怖、恐れる存在である
能力者を排除している組織があるとしているのだ。

ただしこれは海外ドラマ「HEROES」の設定を参考にしているような
気がしましたが・・・。

そしてラストの決着のつけ方(ネタバレになります)。

死闘末、残ったタイムトラベラーの藤子がその情報を持って七瀬との
出会いの時間へ飛ぶ。
七瀬との出会い時間へ飛ぶことにより新しい世界が作られる。
藤子の飛んだ回数だけパラレルワールドが構築されるのだ。
そこでどのような展開になっていくのか?未来へ、自分たちの運命へ
立ち向かう姿で終わる。エンドレスな展開とも取れるが運命を変える
ことができるかも知れないという希望ある終わり方だ。

そしてこれは何度も映像化された「七瀬ふたたび」という物語と重なり
タイトルの「~ふたたび」とも重なる。

でも七瀬ファンとしてはこの延長線上で「エディプスの恋人」を芦名星で
映画化してほしいのですが。

|

« 恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない ~しょこたんを満喫しました。 | Main | 悪人 ~ というタイトルだけど優等生の映画。そこに面白みが無いんだこれ。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50812/49736752

Listed below are links to weblogs that reference 七瀬ふたたび ~ 原作ファンとしては納得する出来でした。少々難があってもこの映画好きです。:

« 恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない ~しょこたんを満喫しました。 | Main | 悪人 ~ というタイトルだけど優等生の映画。そこに面白みが無いんだこれ。 »