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November 21, 2010

SP 野望編 ~ファンにとっては面白い。でもはじめての人は置いてけぼり。それでいいのか?

「SP 野望編」
―――――――――――――――――――――――――――2010.11.21―◇◆◆
監督:波多野貴文
出演:岡田准一、真木よう子、香川照之、堤真一

 面白かった。だけどあまりにも不親切なつくりで評判がよくない。
TVシリーズの映画化となると映画ならではの展開、そして映画で初めて
このシリーズに触れる観客への説明が必要となるのだが、それをばっさり
斬ってしまったのはお見事!大英断だとは思う。多分マーケティングから
大丈夫との判断があったと思う。TVの人気、視聴率、事前告知、露出など。
以前「Xファイル」が映画されたとき、ハリウッドではシリーズが続いて
いる中での映画化となりそのストーリーの位置づけが問題になった。
また、「Xファイル」のTVシリーズが放送されていない国では話が分らない
と映画を売ることが出来ないのでストーリー上その点を考慮したらしい。
それはファンにとって、また映画としてどっちつかずのどうもつまらない
展開となったように思う。

その昔、「パテオ」って映画があった。これもTVの特番連続ドラマの結末を
映画で完結となっていたが、映画はTVの総集編のようになり、映画用に結末を
付け足したようになっていた。

映画館へお金を出して、足を運ぶ観客のためのことを思ってTVシリーズを
映画化、製作するというのは始めてこの世界に触れる客をターゲットに入れるのは
当然のように思うが、作品によっては必要ないのかも知れない。むしろ余計な
ことをせずに制作して、観客に予習を強制し、ついてこれないやつはほっといていい。
そのぐらいのつもりで作ったほうが面白いものが出来るのではないか。
今の世の中事前に調べることは出来るし、リピート放送あり、ビデオもDVDも
あるのだから。
暴論とは思うがアニメの映画化作品にはそういうものが多い。
また、多数決で行けばファンが多い、ファンのみを相手に制作してヒットが見込める
と踏んだなら、少数派は斬られる。一元さんお断りの考えだ。まあそれが本当に
映画にとっていいかどうかは分からないが。

「SP」の場合、映画版では人間関係が分かりづらい。これは一本の映画として
みたときには欠点。アクションシーンが物語の前半と後半にあり中間部分の
だれる展開はTVシリーズとなんら変わらない。映画的なところも一切感じられない
中で作品として「SP」らしく終始しているのだ。
「のだめカンタービレ」がそうだった。いまや映画とTVは地続きなのだ。
そこにお金を出すことは果たしてどうなのか・・・・。TVでみれるからいいや、
とならないか。多分来年3月の革命編の前に野望編は特別バージョンが放送される
のではないか?少なくともDVDは出るだろう。
これは映画も含めた一種のブームを作って、その時点で金儲けをしているだけ
ではないか。荒稼ぎを短期決戦で行いそして来年の今頃には忘れられている。
TV、DVD、映画と連携して儲ける仕掛け。そこには映画1本で勝負する気構えがない。
短期集中で金儲けをする。このスピード感、これでいいのか?
なんか作品を長く味わう心の余裕のようなものが全く感じられない。

「午前十時の映画祭」のラインナップに長く愛される映画の数々を見て
最近の映画まずここにはピックアップされないだろうなと思う。


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