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November 09, 2010

瞳の奥の秘密 ~その秘密に気付けばければ意味ないのだろうな

「瞳の奥の秘密」
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監督:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチェラ

 見慣れない役者が出てくるから予想が付かない。そこに新鮮味があるの
だけれど同時にその国文化や歴史も知らないから深くところまで理解できない。
であれば一般的な、表面的なところで楽しめばいいのだけれど、そこだけ見て
もちっとも面白くないと感じだ。むしろラストには不満だ。

 アルゼンチンの政治体制や男と女のありか方などを理解していると瞳の
奥に何があったかわかったらしい。映画鑑賞後にこの映画がどうしてココまで
指示されたのか興味を持って批評を読んでなんか分かったような気がした。

さて基本はこの映画ミステリーなのでネタバレで書きます。未見の人は読まないで
ください。

 元裁判所職員ベンハミンが25年前に自分がかかわった事件について小説を書き
始める。その事件とは銀行員の人妻のレイプ殺人事件でその犯人を逮捕したが、
司法取引(?)で釈放され、今度は自分が犯人から狙われることになる。そして
一緒に犯人を追い込んだ女上司イレーネも安全のため町を逃れる。
 この主人公ベンハミンと女上司イレーネの関係がプラトニックで泣かせると
いうのだが、その描き方が不十分で私には全く伝わってこなかった。
 また妻を殺された銀行員の夫も、妻への深い愛情を示すようなシーンがないから、
犯人への恨みのようなものが見えない。これがラストへ、実は犯人を25年間監禁して
いるという意外な事実に繋がっていくのだが、その恨みの深さが見えない。
まして死刑制度が無いからといって監禁し続けるとは。まあ自分も罪を犯しているの
だから十字架を背負い続けるということか。
で、その事実をほったらかしてベンハミンはイレーネへ愛を告白することになる。
この展開が理解できない?
確かにこの事件を再調査することが自分たちの関係を見つめなおすことになったと
言うのは分かるが、イレーネはベンハミンと分かれたあと結婚して子どもまでできて
いるのに・・・。「簡単じゃないわよ」ってそらそうだろ。
 犯人の自白を引き出すきっかけとなったのはイレーネがけしかけたこと。どうも
アルゼンチンでは男のイチモツのことをあそこまで女に馬鹿にされるのは許しがたい
ことらしい。
 また、「A」が打てないタイプライラーを使って事件のあらましを小説していくの
だが、主人公が夢でうなされたときにメモった単語、これに「A」を足すと「愛」に
変わる。これもかなりそのつづりの見え方で変わるというテクニックが使われている
らしい。これがハリウッドで版ではどうなるのか?

 主人公と女上司の駅での別れのシーンがいいというが、そこまでの二人の愛の深さを
感じることが私には出来なかった。どこかでなにか見落としたのかな?


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