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July 16, 2011

小川の辺 ~違和感おおありの展開。菊池凛子はミスキャスト。出てくるのも遅い!

「小川の辺」
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監督:篠原哲雄
出演:東山紀之、菊地凛子、勝地涼

 松竹映画かと思えば三角マークの東映映画で始まり違和感があった。
これが作品全体にありあまりいい印象が残らなかった。

 お上の命令で脱藩者を見つけて切りに行くことになる朔之助。その脱藩者
妻は自分の妹田鶴。母親は妹をどうするのかと朔之助に迫るが、家督を継ぐ
長男より妹の方が大事なのか?その理由が示されない。だいたい脱藩者と
いっしょなら親子の縁は切って当然ではないか。
 兄としては妹を切るつもりはない。お上の命令を全うし自分の家の名を
おとしめるようなことが無いようにしたい。またこの脱藩者は自分の友人で
はあるが、勝負が中断していることもあり決着を付けたいことがわかってくる。
 二人を追う旅に朔之助は新蔵を連れて行く。彼は幼なじみで兄弟同然に
育った仲。田鶴と3人は仲がいい兄弟のように育だった。この新蔵が朔之助に
ついてきたのには実はわけがあった。田鶴へ思いを寄せていたのだ。
 やがて対決のときがやってきて・・・。

 登場人物のいろんな思いが見えるのはいいのだが、焦点が定まらないのが
全体の印象を薄いものにしている。
 一番よくわからないのが兄と妹の関係。なぜあそこまで対立するのか?
妹は兄をどのように思っていたのか?それが描かれていない。川の辺で
雨により増水してきたときに兄が助けに行ったのにそれを拒んだ理由は?
単に新蔵が好きだっただけではないだろう。
仲のよかった兄妹に溝が出来た過程が描かれていない。そのため
二人が顔を合わせたときに対立することに違和感がある。夫の復讐のため
だけに兄に切りかかるという理由だけでは弱い気がした。
それに新蔵と田鶴の関係も本当はお互い惹かれていたのに身分の違いから
別の道を行くことになる。このあたりの切なさをもっと出せなかったかと
思う。それを知っていた兄が一計を講じたというならこのお話、ラストが
面白く見えるのだが、兄は初めてこのとき知るのだからどうも行き当たり
ばったりの思い付きにしか見えない。二人の好きにしろと残して去る朔之助
の姿がかっこよく見えなかった。

 田鶴の菊池凛子はミスキャストだろ。あの日本髪似合っていない。こちらも
違和感がおおあり。
 東山紀之はこういうのがうまくなりました。TVの必殺シリーズを藤田まこと
から引き継いでおりこれがはまっている。時代劇役者の貴重な若手の一人に
なっている。これからも期待したい。
久々に映画版の「必殺」を東山紀之でどうかな。

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